2026年7月29日水曜日

2026.07.29 東京の文具店巡り 3

● 東京駅の京葉線改札を出て,銀座まで歩く。銀座
LoFt を覗いてみる。
 銀座 LoFt の特徴はモレスキンが充実していることですかね。ぼくはモレスキンは人類の恥部だと思っているので,充実していようがいまいが,まぁどうでもいいんだけどね。

● 4月始まりや9月始まりの手帳が出るようになって,文具店では手帳売場が撤去されずに1年中あるようになった。
 この分野でもデジタルツールは昔からあった。PDA と呼ばれていた。有名なのはシャープの Zaurus だったろうか。結局,ぼくは手を出さなかったけれども,使いものになったのかならなかったのか。

● 今では Google Calendar のような間違いなく使いものになるデジタルツールが存在する。にもかかわらず,紙の手帳は隆盛らしい。
 販売店の手帳依存度も高まっているに違いない。4月始まりはともかく,9月始まりの手帳は,それにあやかってメーカーが捻り出したものではないかと邪推している。

● あと10日もすれば,来年の手帳が店頭に並び始めるだろう。さすがに端境期とあって手帳売場にも枯れた感が漂うのだが,ほぼ日手帳の売場にカズンの avec があった。
 ほぼ日といえば,年間計画表,マンスリー,デイリーの三段構えだと思ったいたのだが,カズンにはそれ以外に週間バーチカルも付いているんだな。ログは週間バーチカルに残すことにして,メインのデイリーは “貼る” のに使えそうだ。マンスリーは使い道が浮かんでこないが,このやり方でカズンを使うのはありかなと思った。
 カバーなんぞは不要だろう。裸で使えばいい。ただし,価格は4,200円(+税)。トラベラーズノートもそうだけれども,けっこうな貴族趣味にはなるんだな。

● 銀座無印良品。文具に関しては,銀座だからといって他店にないものがあるわけではない。
 文具なんてものは無印で揃うなら無印を使えばいいものだと思っている。思ってるとおりにはしていないのだが,リーズナブルで確かな品質なのが無印。装飾をできる限り削ぎ落として云々というのは,二義的な話だ。

ル・コルビュジエ
● 銀座蔦屋書店。いつもながら多くの展示(個展)を開催している。
 「画家ル・コルビュジエ 建築の巨匠が紡いだ絵画の世界」も開催中。コルビュジエってどういう脳ミソを持っていた人なのか,凡人には測りがたい。と言えるほど,コルビュジエの絵が染みてきたわけではないのだけれど。猫に小判ということ。
天野タケル
 他に,天野タケルの個展など。天野タケルの絵はずっと何らかの形で蔦屋書店に置かれている。

● もちろん,文具売場も覗いたわけだが,ここで買えるものはすでに買っている。山本紙業の RO-BIKI NOTE や渡邉製本の Seven Seas など。
 他にぼくが買えるものはないから,買うとすれば同じものを買い増すしかないのだが,前に買ったのがまだ手つかずで残っているのでね。

鈴木勁「Urban Memory」
● 以前は,BLACKWING も扱っていた。BLACKWING が実店舗から撤退したのを機に蔦屋書店からも消えたのだが,今は復帰したはずた。
 が,蔦屋書店では扱いを再開していない。ANGERS でも同様だが,たぶん,これからもしないのだろう。

● 新橋にある奈良県のアンテナショップに入ってみた。御当地野帳がないかなぁ,と。
 はい,ありませんでした。

2026年7月28日火曜日

2026.07.28 東京の文具店巡り 2

● 今日はJRの都区内パスを買った。まず,東京で下車して,トラベラーズファクトリーを覗いてみる。
 ブラス鉛筆やボールペン,消しゴムのスリーブ,ステッカー,絵ハガキなんぞを買ったことはあるが,本体に手を出すつもりはない。ぼくには高額すぎる。

● 茶道具を連想してしまう。贅を排してシンプルを極めたのが茶道と言われることがあるが,贅を排すためのコストがバカ高くて,茶道に入るにはそれ相応のお金がかかる。貴族趣味の範疇になってしまう。
 それが茶を趣味とする人たちの矜持になっているようにも思われる。バカバカしい話だ。

● トラベラーズノートも一枚皮に紙を挟むという単純な構造を表看板にしていると思われるのだが,ユーザーがトラベラーズノートを選んだのは,たぶん,単純な構造に賛意を表した結果ではなくて,別の理由によるのではないかと邪推している。
 ともあれ,単純な構造を製品化すると,高額なものになるのだ。

● オアゾに入ってすぐのところにある CanDo。Seria と共同購入しているのかと思うほどに,Seria と共通する商品が多い。
 ディズニー柄のA6ノートを買ったことがあるが,そのくらいかな。今回も覗いただけ。

● 上野。Ecute上野の ANGERS。昨日は丸の内店を覗いた。
 各店舗に何を仕入れるかの裁量の余地をある程度は認めているのだと思うが,基本は本部が決めているから,ANGERS らしさはキッチリ保たれている。狭いながら心地いい空間だと来るたびに思う。

● その ANGERS でもそうそう買うものはない。文具は長保ちするのだ。1本の鉛筆を使い切るには1ヶ月はかかる。万年筆なら毎日使っても10年は保つだろう。
 消費が早いのは紙類だが,そういうものは手元に在庫を溜めている。頻繁に買うものではないんだな。

● 池袋。東武百貨店に入っている伊東屋池袋店。先日も覗いたばかりなのだが,ゆっくり目の保養をするなら,本店よりも池袋店が吉。
 文具に実用性しか求めないぼくのような人間には,そうしばしば訪れるところではないと思うが。店側も来られても迷惑かもしれない。

● 新宿は魑魅魍魎が住む阿鼻叫喚の巷というイメージ。わけがわからない。自慢じゃないが,巨大建造物である新宿駅構内で迷子になったこともある。
 が,世界堂にはスッと行くことができる。もう少し努力すれば,点が線になり,線が面になるだろう。が,新宿に対してそこまでする情熱は持てない。

● ともあれ。世界堂を覗いてみた。これが3度目(いたって少ない)。伊東屋は高級路線に転じているから(それが悪いとは1㎜も思わないが),文具に実用性を求める人には世界堂の方がはるかに面白いだろうと推測する。
 伊東屋より空いているのもいい。ゆっくり商品を見て歩ける。が,世界堂も外国人客が過半。日本文具は世界に冠たるものなのだな。

● ぼくは1階と2階にしか行ったことがない。3階以上はぼくなどが行ってはいけないところ。今回も同じ。
 1階でA6のジャポニカ学習帳を買った。8㎜横罫のがあったので。憧れのジャポニカ学習帳を使うことができる。
 この2日間の文具店巡りで初めて現物を購入したことになる。やれやれだ。

● 2階では FABER-CASTELL の鉛筆補助軸と Caran d'Ache の鉛筆。FABER-CASTELL の補助軸は MADE IN JAPAN。素材は真鍮。伊東屋補助軸と同じで,尻から締める方式。製造しているところも同じではないか。それで1,200円とは少々高すぎないか。だったら買うなよ,という話ではあるが。
 FABER-CASTELL 9000番よりやや細いアメリカンなミシガン工科大学のノベルティ鉛筆を装着してみたが,細すぎてきちんとホールドできない。まさか9000番もホールドできないなんてことはないんだろうな。

● Caran d'Ache の鉛筆 は775の4B。今年の1月に福島の「ペントノート」でBを買ったのだが,硬くて一般筆記には向かなかった。
 と言ってしまうと,言い過ぎなんだな。ぼくの嗜好には合わなかった。ので,あらためて4Bを。

● 世界堂価格でも484円もしやがる。国内最高峰の Hi-uni でも165円だというのに,何を血迷ってるのだ。ま,スイスで作ってるのだから製造原価が違う。一般筆記用ではなく描画用だろうが,それが原価に影響するのかどうかはわからない。
 ともあれ。これなら普通に使える。もう買わないけどね。


(追記 2026.08.01)

● 新宿の世界堂で買った FABER-CASTELL の補助軸。さすがに,自社の9000番は問題なくホールドするのだが,MADE IN JAPAN ゆえか日本製鉛筆との相性がいいように思われる。
 伊東屋の補助軸と並べてみる。長さも尻で締める構造も同じ。真鍮にラバーを被せているから,この構造にならざるを得ない。製造しているところは同じと見て間違いないと思う。

● ただし,鉛筆のホールド力は FABER-CASTELL の方が優れていると感じる。鉛筆との一体感を確保できるのは FABER-CASTELL の方だ。
 価格は倍近く違うのだが,その価格差を考慮しても,FABER-CASTELL を選ぶのはありかもしれない。本文で高すぎる、目的と言っているが,ごめんなさい,それは訂正します。
 が,どちらも選ばないで,ポイント補助軸を使うのがもっと吉かもしれない。ポイント補助軸も同じところが製造している。

● と,ここまで言ってしまってから,この補助軸のパッケージにポリクロモス色鉛筆用と記載されていることに気がついた。
 9000番用じゃなかったのか。ぼくはポリクロモス色鉛筆がどういうものか知らないのだが。

2026年7月27日月曜日

2026.07.27 東京の文具店巡り

● 昨夜は潮見のホテルに泊まった。朝食後,潮見から洲崎にやってきた。しおかぜ橋を渡るコースが最短距離だ。ただし,このコースだと洲崎には裏口から入ることになる。
 かつて遊郭だったことを偲ばせる遺構はない。見ようによってはなくもないんだけれども,まぁ,ないと言い切ってしまっていいだろう。洲崎橋跡のベンチで休憩。このあたりに大門があったわけだろう。

● 洲崎神社祭禮があるらしくてね。これも洲崎に来てみた理由のひとつ。玉の輿云々は洲崎神社の由来に関係あるようなんだけど,玉の輿になんか乗ったら後が地獄だろうよ。やめときなと言いたい。
 その洲崎神社。祭禮は来月の3日。
● メトロ東西線の木場駅でメトロ24時間券を購入。日本橋へ。
 駅を出たところに「ここ滋賀」があった。滋賀県のアンテナショップ。

● 滋賀というと,オリジナル測量野帳を次々に出しているところというイメージがある。“ひこにゃん” とかね。ひょっとして,その野帳があるんじゃないかと思って覗いてみたんだけどね。
 ありませんでした。その代わりというか,とび太くんのA6ノートは2種ともあった。286円だったかな。ちょっと迷ったんだけども,これはすでに持っているのでね。買わずに出ましたよ。

● 次に,高島屋5階の文具売場。高級路線だけれども,厳密に高級路線だけではお客さんが来ない。売れ筋も置いとかないとね。文具に関しては外商扱いはほとんどないんだろうから。
 とは言っても,100円ボールペンが欲しい人はヨソに行ってね,ということではある。測量野帳はあった。Campus も(ただし,A6はなかった)。

● バイヤーがどんな要素に重きを置いてセレクトするのかはわかりようもないけれども,高島屋で買うようなお金持ちでも,ノートは Campus と決めている人は割といそうな気がする。ならば Campus は押さえておこう,となりそうだ。
 ジェットストリームもそうだろう。売れ筋の多くは貧にも富にも売れる。

● 日本橋丸善。現在の本店は丸の内にあるが,丸善と言えば日本橋。北関東の田んぼの村からだと,東京駅に近い本店の方が行きやすいのではあるけれど。
 大衆文具や学用品も品揃え豊富ではあるけれども,ぼくからすると高級文具がメインストリームに見える。Campus ノートと鉛筆しか使わないんだから,ほとんどの文具は高級文具になってしまうわけだが。

● システム手帳のバインダーで惹かれるものがあった。イタリアのハンドメイドと謳っている革製のもの。値段も22,000円程度で高くはない(いや,高いか)。イタリアのハンドメイドでは製品寿命はさほどに長くはないだろうが,ルックスが素敵。
 いやね,今は樹脂製の600円か700円のものを使ってるんですよ。機能的に問題がないからこれていいや,と思ってますよ。
 でも,次に買うとすれば PLOTTER 一択かなと思うことはあってね。でも,丸善のイタリアンの方がいいかなと思えてきた。買うことはないと思いますけどね。ぼくには分不相応ですからね。

● 日本橋から銀座線でひと駅乗って,三越前。駅の改札を出たところに「タロー書房」があるわけね。
 文具や雑貨は置いてない。本のみの書店ですよ。日本橋の良心ですな。本を買うときにはこういう書店で買いたいものですよ。

● しかし,文具はないので,次に移る。誠品生活日本橋に行ってみる。台湾の誠品書店が出店。運営は有隣堂が受託。
 台湾の書籍,雑誌,文具,雑貨,食品が揃っているが,日本の書籍もかなり充実。好きな人なら半日は過ごせるんじゃないかと思う。

● もしかして台湾の鉛筆があるんじゃないかと思って,確認がてら寄ってみた。はい,鉛筆なんかはありませんでした。
 台湾でも鉛筆派は少数だろう。日本も同じ。台湾の鉛筆を使ってみようかなどと思う日本人は,充分に好事家の範疇に入るだろう。好事家を相手にしていては商売は成り立たない。単価が高ければまだしも,鉛筆は世界のどこでも安いんだろあから。
 台湾の鉛筆が欲しければ,台湾まで買いに行ってください。特にメーカー指定,製品指定となると,日本にいては Amazon をいくらまさぐっても難しい。

渋谷駅の銀座線ホーム
● この後は銀座線で渋谷に。渋谷に来ると,JR線と京王井の頭線の通路にある,岡本太郎「明日の神話」を見るのが習わし。
 何はともあれ,デカい。これだけのものを1人で作ったわけじゃないんだろうな。岡本組の作品かい。それとも1人でこれをやったのだろうか。

● 渋谷はとにかく人が多い。銀座線では降りる人が全員降りてから,乗る人が動きだすというルールが確立されていたが,ここではその精神は通用しそうにない。
 全国の地方(田舎)から人が蝟集している。というか,世界中の田舎民が蝟集している。人が溢れているときはどうするべきかというルールは,田舎には存在しない。無法地帯になる他はない。

● 渋谷 LoFt。伊東屋ほどではないかもしれないが,ここも外国人客が多い。ごった返してるというほどではないのだが,いや,日本文具は外国人にも人気なんですねぇ。優秀さが世界に知られているというか。
 LoFt の旗艦店は渋谷なんでしょ。文具売場も銀座よりずっと広い。世の中には文具好きがこんなにいたのかと思うことになるのだが,日本には1億の日本人がいるのだ。こんなのは九十九里浜でひと匙すくった砂のようなものだろうか。

● 半蔵門線で神保町。神保町の古書店街を歩くのは10年ぶりか20年ぶりか。いや,30年ぶりか。
 読書離れ,本離れがもうずっと前から言われている。神保町も昔とは変わったに違いないのだが,それでもこの景観は日本でもここにしかないものだろう。が,自分のような者が入っていいものだろうか。冷やかしで入っては申しわけない気にさせる。
 ので,外側から見やるだけだ。平日の午後とて,お客さんは年配者が多いようだ。売上の8割は土日祝日で叩き出すといったところなんだろうか。

● 改装なった三省堂書店本店。1階はガラッと変わったんですね。これが三省堂の解答か。やっぱり当事者は深く考えているんだなと思った。ぼくらは具体的な形にされたのを見てなるほどと思うけれども,これを形にした人がいるわけだ。
 本離れだからといって諦めていないし,諦めるわけには行かない。蔦屋書店とは違う解答を出した。しかし,この解答でも行く末はなお厳しいのだろう。

● スタッフに,NHKが出している茶道の本はないか,と訊いたジジイがいた。スタッフがなにか言ったら,今全部説明したじゃないかと怒り出した。
 迷惑な客だ。テレビ講座のテキストか,そのテキストを単行本化したものだろう。そんなものは自分で探せ。人の手を煩わせるな。
 バカで態度が大柄なのは社会に不機嫌を拡散する。このいう下品な手合いは教師あがりに多いという偏見を,ぼくは持ってしまっているのだが。

● 神保町の「文房堂」を初訪問。全品2割引き実施中。が,Campusノートと鉛筆しか使わないぼくには,この燦然とした歴史を有する老舗文具店は敷居が高いものだった。
 いや,敷居は高くないのだが,ぼくが買えるものはなかった。文具の使い方の最先端を行く人(多くは女性)じゃないと,なんだこれはとしか思えないものが多い。

● 入口に「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と書いてある。
 意味は明白で誤解の余地はないのだけれども,わざとこの文章にしているのだろうか。

● 御茶ノ水から丸の内線に乗って,東京。KITTE の ANGERS。
 ANGERS に来るとホームに戻ったようで,何がなしホッとする。見慣れた商品棚を見ることになるのだが,しかし,ここでも何か買うには至らなかった。

● これだけ回って,結局,何も買わないで終わった。申しわけのないことです。

2026.07.27 アメリカンな鉛筆,好きになったかも

● アメリカンな黄色いゴム付き鉛筆,充分によろしい。Musgrave 909 CERES,Simply Done,ミシガン工科大学鉛筆の3本を持ってきたのだが,ミシガン工科大学のノベルティ鉛筆がなかなかよろしいぞ。
 作っているメーカーはどこなのか。Musgrave か,ひょっとして FABER-CASTELL なのか。あるいは中華製なのか。

● 日本の鉛筆と何が違うかといえば何も違わない。書き味や軸の太さ,造りの甘さなど,強いて言えば言える程度の差異はあるが,どちらも鉛筆として屹立していて,鉛筆として欠けるところはない。
 本文に書いたことの繰り返しになるのだが,それゆえ,アメリカの風を感じることはできない。

● せっかくアメリカ鉛筆を使っているのだから,アメリカの風を感じたいのだが,そのためには尋常ならざる想像力(妄想力)が必要だ。
 その前に,実際のアメリカを多少は見聞きしておく必要があるかもな。“実際” が難しいのであれば,何らかの方法で(アメリカの文芸作品を読んだり,映画を観たり)空想上のアメリカ像を詳細に脳内に描いておく必要がある。

● ところで。さっきまでここに30歳前後の白人男性がいてね。ノートパソコンに中型ディスプレイをつないでいてさ。
 驚きましたよ。日本までそのモニターを持ってきたのかよ。そのムダなパワーはどこから来るのかね。どれだけデカいエンジンを積んでるんだ?

2026年7月26日日曜日

2026.07.26 アメリカンな鉛筆を持ち出した

● アメリカンな黄色いゴム付き鉛筆を持ち出すことにした。Musgrave 909 CERES,Simply Done,ミシガン工科大学。軸の太い順に並べてある。
 ぼくが持ってるアメリカンは#2(HB)ばかり。アメリカのHBは,ドイツより日本に近い。日本がアメリカに寄せたのかもしれないが。
 日本もそうだが,同じHBでもメーカーや製品によって,濃度や硬度はそれぞれだ。比較的似たようなのを揃えたつもり。3本を取っ替え引っ替え使っていくのだから,その度に硬度や濃度が変わってしまうのはあまり歓迎できない事態だ。

● 鉛筆は完成の域に達してから相当な期間が経過している筆記具だからか,日米の差などないに等しい。日独も然り。
 軸が細いとか太いとか,ドイツのHBは日本の2Hとか,そういう差異はある。しかし,それを知ったうえで選ぶ硬度を変えればいいだけのことだ。

● どこの国の鉛筆も全き鉛筆であって,その差異を云々するのは屁理屈を並べ立てるようなものだ。
 ゆえに,アメリカンな鉛筆を使って,擬似アメリカ旅行気分に浸るのは,相当以上の妄想力がないと難しい。
 空間的のみならず時間的にもそうだろう。戦前の鉛筆を使って戦前の時代空気に浸った気になるのは,かなり幼稚なことであろうし,危険なことでもあろうと思う。この意味で,鉛筆は時空を超えない

● というわけで,アメリカンな鉛筆3本を持ってやって来た。ここは潮見のホテルで,お客の8〜9割が外国人。TDR目当てに,世界中から貧乏なバカが集まってくる(ただし,彼らの多くはフレンドリーである)。
 席を2つも占領したまま,長時間どこかに消える恥知らずもいる。こんなことは日本だからできるんだろうけどね。自国でやったらパソコンごと消えているんじゃないか。さすがに,ホテルならそんなことはないのか。
 日本に来れるんだから貧乏ってことはないだろうって? いや,貧乏だから日本に来るんだと思う。安い日本になら来れるんだよ。

● アメリカンな鉛筆を持ってきた理由のひとつは,宿泊客のほとんどが外国人のこのホテルのロビーで鉛筆を使っていれば,それを見かけたアメリカンが話しかけてこないかと思ったこと。
 当然,そんなことは起こりそうにない。どんな鉛筆を使っているかなんて気にする人はいない。みんな,素通りする。

● ぼくがいるこの場所は “ビジネスエリア” と称されているが,ノートパソコンを広げて作業することを前提に作られたテーブルだ。充電もできるようになっている。そうじゃなくても,ノートに鉛筆で書いてる人なんていませんよ。
 少ないから逆に目立つんじゃないかと思ったんだけども,なかなか同士が声をかけえくることはないなぁ。

●ちなみに,左の写真は “恥知らず” が忘れていったシャープペンだ。パソコン作業の補助としてアナログ筆記具も必要だ。
 BiC の0.7㎜。#2とあるからHBなんだろう。安価であることはひと目でわかる。が,使いやすそうだ。筆記具はこれでいいのだ。というより,これでなければならないのだ。
 このシャープペンを見て,“恥知らず” に親近感が湧いてきた。短パンをはいた30代くらいの紅毛人だったんだけどね。

2026年7月20日月曜日

2026.07.20 伊東屋池袋店にて

● 伊東屋池袋店を覗いてみた。銀座の本店より回游しやすい。
 ひとつにはワンフロアであること。もうひとつは,銀座本店ほど外国人でごった返していないこと。

● つっても,すっかり高級文具店と化した今の伊東屋は,ぼくが手を出せるようなものは置いてない。
 高級文具は眺めて愉しむもの。買って使うのは然るべき方々に。

● しかし,いつも眺めるだけでは申しわけないので,何とか買えそうなのを物色した。
 まずは北星「大人の鉛筆」の替芯。これは使うでしょ。

● 携帯用のハサミ。ハサミは百均で買ったのを筆箱に入れている。正直,百均で充分なのだ,ぼくのような人間には。
 それがダメになったらこいつを使おう。イートンペンシルとデザインを揃えているっぽい。このテイストでいろんなものが揃うのだろう。補助軸もそうだし,オリジナルボールペン「ITOYA」もそうだ。

● 伊東屋ごときに取り込まれてたまるかと思うのだが,取り込まれたいとも思うんだな。
 ロメオNo.3にも取り込まれてみたいものだ。先立つものがないんだから,取り込まれようがないわけだが。

● 伊東屋のアイコンになっている赤いクリップ。これは使うシーンを思いつかない。記念購入だな。
 時々眺めて,伊東屋を偲ぶことにしよう。

● 伊東屋の隣は書店。旭屋だったのが,紀伊國屋に変わっていた。

2026年7月17日金曜日

2026.07.17 ポイントコーポレーションの補助軸

● 当初は鉛筆のホールド力に不安と不満を覚えながらも,現在では最も多用することになったポイント補助軸
 リアル店舗でこれを扱っているところというと,ぼくは ANGERS しか知らない。が,Amazon をはじめネット通販で買える。

● 補助軸はこれとクツワでいいんじゃないか。なぜそうなのかということは,すでに何度か書いているので,できるだけ繰り返さないようにしたのだが,肝心の要はポイント補助軸が工業製品であることだ。
 工業製品だと,過剰な装飾にまみれることがない。これが基本かなお思っている。

● 手作りの方が間違いなく稀少価値はある。量産が利かないからだ。価格も高くなる。ある種の人にとっては,それが “所有する歓び” を刺激してくれるのだろう。
 が,機械生産より手作りに値打ちがあるとは,ぼくは思わない。文房具に関しては特にそうで,機械化の歴史は品質向上・安定の歴史でもあったはずだ。

● 文房具は実用品であって,眺めて愛でる工芸品である必要は寸毫もない。工芸品もあってもいいと思うけれども,それが主流になっては困る。なるわけがないのだけれどもね。
 文房具は素っ気ないくらいがちょうどいいのだ。ずいぶん前から “デコる” が文具界隈のキーワードであり続けている。ユーザーがデコって遊ぶのはいいとして,そのために使う道具までもがデコラティブであってはならない。

● 俗に言う工房系の補助軸は,醜悪と言いたいほどに存在感がありすぎる。主役は鉛筆だぞ。ポイント補助軸のように,形態が機能を直裁に表していて,かつ機能以外を表していない,というのがいい。
 形態に自己主張は要らない。要らないものは,あってはならないものだ。

2026.07.17 百均の文具売場は面白い

● 見ていて面白い文具店は百均の文具売場じゃないかと思う。こんなのがあったのかという発見。痒いところに手が届きそうだなと思わせる商品。
 そういうのは意外に使いものにならないことが多いのだが,それは別の話。

● ベイシア烏山店の Seria で買ったもの。つなぐと補助軸にもなる鉛筆キャップ。同じものがダイソーにもある。
 たしかに補助軸になるのだが,少々滑りやすい感じ。が,工夫ではありますよ。

● A6のカードを挟める透明のカードスタンド。トラベラーズファクトリーの絵ハガキを挟んでみた。これも立派なアートだと思いますんでね。
 はい,アートに親しむためのツールですわ。それ以外の使い方も当然できるだろう。頭が柔軟な人なら,10個くらいの使い途を思いつくんじゃないか。ぼくには無理だけどね。

● フィルム付箋は読書の友。これくらい短い方が扱いやすいかもしれない。
 が,ちょっと使ってみた感じでは,これだと短すぎて扱いづらかった。慣れが解決してくれるのかもしれないが。

● 買ったのはこれだけだけれども,他にもオッと思うものがある。アレをコピったなとわかるものもたくさんある。
 コピられた側はザケんなよと思うに決まっているが,機能的にはほぼほぼ同じものが数分の1で買えるとなると,百均でいいかと思う人が当然いる。

● ぼくもそっちの口だけれども,コピー商品に走る人って以前よりは減ってるような気がする。オリジナルを買おうとする人が多くなってるんじゃないかという印象がある。エビデンスはない。そんな気がするというだけだけど。
 なんだかんだ言って成熟してきてるのかな,日本人。と,偉そうに思ってみた。

2026年7月15日水曜日

2026.07.15 ペーパーナイフ

● ダイソーにはペーパーナイフもあるんですねぇ。もちろん中華製ですが,急場の用には役に立つ。
 いやいや,ぼくには行住坐臥,これでいいかもしれん。

● で,とりあえず急場を凌ごうとしたところで,家庭内で行方不明になっていたのが見つかった。めでたし,めでたし。
 見つかったペーパーナイフは40年以上使っている。某先輩が海外に出張したときに,お土産にくれたものだ。

● ペーパーナイフを何に使うことが一番多いかというと,保存しておきたい小冊子をバラすときだ。リムーバーでホチキスを外し,ペーパーナイフで折り目から切ってバラバラにする。
 そのうえで文書スキャナにかけて,PDFで保存する。現物は棄てる。現物を保存しようとするとエラいことになる。

● 小冊子を具体的に言うと,パソコンやスマホ,文具のカタログが多い。それともうひとつ,コンサートのプログラムだ。
 こういうものはスキャンして保存。PDFにしとかなかったら,どれだけの量になっていたか。

● ただし,問題点がひとつ。そうやって手間ひまかけてスキャンしたカタログを読み返したことが一度もない。今までなかったのだから,これからもないと思うんだな。
 壮大なムダを続けてきたのかもしれない。とわかりながらも,この作業をやめることができないのはどういう訳だ? 昔の Macintosh のカタログなんか,見返したら楽しいだろうと思うんだけどもね。

● ともあれ。それだけの小冊子を折り目で切り離して来たのだから,ぼくのペーパーナイフは相当に働いてきた。じつは先端がポキっと欠けてしまっている。
 が,まだまだ使える感じ。10枚くらいならサッと切り裂ける。

● ペーパーナイフって,こうした不粋な使い方ではなくて,もう少し上品な,たとえばレターオープナーにするとか,ゆったりソファに座って使うものというイメージですかねぇ。
 ぼくの生活にそういうシーンはないなぁ。手紙なんて来ないしね。わが家に届く郵便物のほとんどは開封もせずにゴミ箱に放り込むものばかりだ。どちらのご家庭でも同じだと思うけど。

2026.07.14 ソビエト連邦の鉛筆 2

● 「ЧЕРТЕЖНИК」に続いて,ふたつめの旧ソ連製鉛筆。「KOCMOC」。英語ではCOSMOS。
 長さは113㎜と短い。硬度はM-2M(B〜2B)。「ЧЕРТЕЖНИК」よりやや太い丸軸(国産鉛筆よりは細い)。軸木はシベリア松であるらしい。

● Google Lens に見せると「旧ソ連のドネツク州スラヴャンスクにある工場で製造された」もので,「製品コードは1033,価格は1本あたり2コペイカ」と教えてくれる。
 後段は教えてもらわなくてもわかるかもしれない。

● 「ЧЕРТЕЖНИК」には右端に “92” とあって,これは1992年製であることを表すとAI先生に教わったのだが,「KOCMOC」には95とある。まさか1995年製ではないだろうから,「ЧЕРТЕЖНИК」の92も別の意味を持つ記号なのかもしれない。
 ここをAI先生に突っ込んでお訊きしたのだが,1995年にウクライナで製造されたものですと言い出しちゃった。結局,2桁数字の意味は不明。

● 書いてみると「ЧЕРТЕЖНИК」より数段いい。滑らかに書けるぞ。滑らかというか,今の国産鉛筆に慣れている人でも,「ЧЕРТЕЖНИК」よりも違和感を感じなくてすむと思う。
 ただし,エンゼル5ロイヤルで芯をキンキンに尖らせてはいけない。折れる。芯は丸めた状態で書くべきものだ,この鉛筆は。

2026年7月14日火曜日

2026.07.14 フランスの鉛筆

● Conté INDIANA 2B。メルカリで購入。
 AI先生によれば,「フランスの老舗文具ブランド,コンテ(Conté)が製造し,のちにBiC社によって展開された鉛筆シリーズ」であって,「滑らかな書き心地と濃く鮮やかな描線が特徴の,世界中の鉛筆ファンやアーティストに愛されているヴィンテージ鉛筆」だとのこと。AI先生は悪口は言わないからね。

● 出品者様によれば,BiCが Conté のブランドを吸収してすぐの頃の鉛筆らしい。とすると,1979年頃のものか。
 書き味や使い勝手の確認は後ほど。まぁ,だいたい想像は付くんだが。鉛筆はどの国のものもそんなには違わない。ので,鉛筆を使った仮想旅行はなかなか難しい芸当になる。

● はい,ちょこっと使ってみたので,その感想をば。
 国産鉛筆だと3Bに近いかもしれない。国産の2Bより濃い。
 頭のデザインは STAEDTLER の Mars Lumograph をコピってると言えば言えるのだろうが,軸の朱色ががなり特徴的というか,この朱色は他で見た記憶がない。
 書き味は普通にいい鉛筆の範疇。Hi-uni に取って代わるとか,そういう話にはならない。
 軸の太さは,こちらもドイツ製鉛筆と同じ。

● アメリカの鉛筆をいくつか買って,HBを#2と表記するのを知ったのだが,この表記はアメリカだけではなくて,欧州(の一部)でも使われているらしいのだな。
 たぶん,HB方式が浸透して来ているんだろうかな。

● この表記も FABER-CASTELL 由来かと思いきや,AI先生によると「19世紀初め,イギリスのBrookman社が,用途に合わせて「H」と「B」の2系統で単位を使い始めたのが最初とされています」とのこと。
 物知りだねぇ,AI先生。

2026.07.14 ミシガン工科大学の鉛筆

● ミシガン工科大学のノベルティ鉛筆。メルカリでポチったもの(300円)。国産鉛筆より細めの丸軸。ドイツ製鉛筆と同じくらいか,それよりやや細いか。
 それ以外のことはわからず。メーカーがどこなのか。硬度表記もなし。

● こちらは(やはりメルカリで)以前に買ったハーバード大学鉛筆。こちらはたぶん中華製だと思う。
 出品者様はハーバードの売店で購入したと仰っていたが,鉛筆としてはけっこう粗悪なものだった。試し書きした後は使う気にならず,そのまま眠りについている。

● 使ってみた。芯の硬度はHBと思われる。MADE IN USA なのか VIETNAM なのかは知らないけれども,ハーバード大学鉛筆よりずっといい。
 アメリカのごくごく普通のゴム付き鉛筆という感じ。いや,そんなに語れるほどアメリカの鉛筆を知ってるわけじゃなかった。

● ミシガン工科大学の学生さんはこの鉛筆を使っているんだろうか。日本の大学でも校名や校章の入ったノートやボールペン,鉛筆などを生協売店で販売しているところがけっこうあると思うのだが,そういうものはその大学を志望している受験生がお守り代わりに買うものだと思っている。その大学の学生は買わないんじゃないのかね。
 だから,東大とか慶応,早稲田ではけっこうな売上げになっているのかもしれないが,第一志望にならない大学ではほぼほぼ売れないものだろう。

● ぼくの年齢になると,若い人たちが使っているものを自分も使うことによって若さを分けてもらえるんじゃないかと,あらぬ妄想をするようになる。
 その線に乗って,ミシガン工科大学の学生さんが使っているかもしれないこの鉛筆を自分も使って,人知れずニンマリすることにしようか。

2026.07.14 南米の鉛筆

● Faber-Castell 1210 HB。AI先生によれば「Faber-Castell がブラジル工場で製造していた普及価格帯の鉛筆」とのこと。実際,ダース箱に Made in Brazil の記載あり。
 Brazil って,現地語ではブラズィウと発音するらしいね。

● 「主に中南米市場向けに販売され」,硬度はHBのみらしい。軸は青色で塗装されているのが多いようなのだが,これはアメリカンな黄色。
 また,消しゴム付きが普通らしいのだが,これはゴムなし。

● Johann Faber との関係を説くAI先生もいる。Faber 家は多士済々だね。いやいや,多士済々と言うのは不正確か。
 A.W.Faber の兄弟に Johann と Eberhard がいたわけで,この2人が勝手なことをしてくれたおかげで,現在の Faber-Castell にダイバーシティをもたらしたということか。この時期が Faber-Castell の画期になったわけですよね。

● MADE IN GERMANY と違って,日本鉛筆のHBよりも濃いらしい。
 使ってみた。軸の太さは Faber-Castell の9000番と同じ。つまり,国産鉛筆より細身。
 たしかに9000番のHBよりは濃いのだが,日本鉛筆のHBよりも濃いということはなかった。硬さははっきりとある。「Paper Mate CLASSIC」に近い感じも受けた。

● 普及価格帯の鉛筆には違いない。つまり,それほどいい鉛筆ではない。
 インドの「apsara pop」を使ったときには,品質の高さと,自分が勝手に抱いていたインド鉛筆との違いの大きさに驚けて楽しかったのだが,今回はそういうこともない。

● AI先生のお世話になりっぱなしなのだが,南米で最も普及しているブランドは Faber-Castell らしい。「ブラジルに大規模な生産拠点を持ち,南米各国へ供給しているため,学校用鉛筆として非常に高いシェアがあ」るのだとか。「ブラジル,アルゼンチン,チリ,コロンビア,ペルーなどでは,文房具店や学校用品売り場で Faber-Castell のHBが定番」なのでもあるらしい。
 今回,ぼくが買ったこの Faber-Castell 1210 も南米の子供たちを中心に広く使われているのだろう。ぼくも彼らの一員になったつもりで,この鉛筆を使っていければいい。

2026年7月13日月曜日

2026.07.13  いくつかの鉛筆

● 鉛筆保管庫(?)を引っかき回していると,自分はこんな鉛筆も持っていたのかという発見がある。だいたいはメルカリのまとめ売りを買っているので,掘出し物があるわけではないが,棚卸しも兼ねて記録を残しておくか。
 金額的には全然大したことはないのだが,たぶん保管庫にある鉛筆の1割も使えないうちに,ぼくの寿命が尽きるに違いない。尽きる前にね。

● わざわざ残すほどのものか。断じて否。つーか,自分がいなくなれば,記録自体に意味がない。
 ま,意味のないことをするのが人生だってことで。断続的にやっていきますか。すでにこのブログにあげているものを再度取りあげることもあるかもしれないが。

● 旺文社鉛筆。ノベルティです。製造が地球鉛筆であることは明らかなのだが,元の鉛筆は8800ですかね。
 なんにしろ,旺文社だの代々木ゼミナールだの駿台予備校だのが,わが世の春を謳歌していた時代がありました。旺文社のラジオ講座なんてのがあったのをご記憶の方もいるでしょう。受験産業もマンモスでした。

● コーリンの 6600 OFFICEED。抗菌仕上げ。こんなのはコロナのときに誕生したのかと思いきや,日本に限ってそんなことはなかったんでした。昔からありました。
 現実的な効果がどれほどなのかはまた別の話ですが。

● コーリンの401,411,705。705は「会議用」とある。3分の1は赤鉛筆になっている。
 鉛筆も日本経済も育ち盛りの頃ですかね。今から見れば恐ろしいほど生産性は低かったのだろうが,世界全体の時間の流れがゆっくりだったから,“モーレツ” でカバーし,抜きん出ることができた時代(たぶん)。

● ヨット503,552,5953,5957。

● コロナ7002,7005,7006。
 7006は愛国学園のノベルティ。親切 正直 愛国学園。江戸川にある愛国学園のことか。他にはないからそうなんでしょう。
 学校法人愛国学園は,女子教育を担っている。中学から大学まで展開する。右の画像は愛国学園のサイトから拝借した。主役はゴム付き鉛筆ですよ。



● 三菱5001の2B。MASAKI YAMATO の印字あり。
 硬度によって太字用や中字用と分けていた時代が,短期間ながらもあったようなのだが,ここでの太字や中字というのは製図用語だったんですかね。今と同じ一般用語だったのか。

● これは印字に失敗したやつですか。じゃなくて,最初から試し印刷をしたんですかね。
● キリン9600,2H。2Hを使うはずがないのになぜ買ったのか。欲しいものが他にあって,それと抱合せだったのか。

● 三菱鉛筆の2000番,COPYRITE。昭和50年代でしたか。コピー機の感応力が弱かった数年間があった。しかし,技術の進歩は凄いもので,今はカラーコピーがあたりまえッス。
 カラーコピー機ができると偽札が社会問題になるんじゃないか,と言ってた奴がいた。そう言ってカラーコピー機を認知させようと,業界のコンセンサスができていたのかね。当時の日本人は今の日本人よりはるかに愚かだったと思うけれども,さすがにこれはねぇ。

● オリエンタル産業のカーボンペンシル。ダース箱にはオリエンタル産業とあるんだけれども,中身は太陽鉛筆の ELITEⅡ。
 中身と箱が食い違っているだけだと思うのだが,よくわからない。芯はオリエンタル産業が製造しているに違いないのだが,カーボンペンシルというからには,芯に木炭が使われていなければならないはずなのだが,ELITEⅡはたぶん普通の黒鉛のみの鉛筆だと思う。