2014年7月31日木曜日

2014.07.31 アマゾンでモレスキンが安く買える件

● モレスキンユーザーには周知のことなんだろうけど,アマゾンを利用するとモレスキンが安く手に入るんですね。
 宇都宮のヨドバシでは1,700円台で売られている。それがアマゾンでは800円台。300円台で売られたこともあったらしい。
 世界中で売れている製品をグローバル企業が手がければ,こういうこともあるのは当然。

● となれば,アマゾンで買う人が多くなる道理。アマゾンで何冊かまとめて買うって人が多いんでしょうね。流通で稼ぐのも難しくなってますかね。
 ユーザーにはありがたいんだけど,既存業者には驚異。これだけ価格差があるとねぇ。

● ぼくはダイスキン派だから,そもそも無関係なんだけど。
 でも,実際にモレスキンを使ってみると,ダイスキンにはないモレスキンの良さって,あるといえばあるんですよ。すでに書いていることなので,ここでは省略するけど。
 その良さをどう評価するかが,人によって違う。わずかな違いが大きい,神は細部に宿る,と考える人もいるはずだ。

2014年7月30日水曜日

2014.07.30 デジタルとアナログの使い分け

● 今どきだから,パソコンやスマホを無視したデータ入力や出力はあり得ないし,かといって,すべてをデジタルにするとかえって効率が落ちる。
 で,両方のいいとこ取り云々ということになるわけだけど,デジタルとアナログの切り分けという場合,究極は次のひと言に集約される(と思う)。
 自分の中から出てくるものはアナログでアウトプット,外から入ってくるものはデジタルでインプット。

● 自分の中のモヤモヤだったりフワフワだったりを,外に吐きだす場合は,紙に手書きで書きつけるのがいい。パソコンで悪いことはないんだけれども,それはパソコンがすでにスタンバってることが条件だ。
 吐きだそうとするときにまずパソコンを立ちあげてというのはダメだ。吐きだすのが面倒になる。つまりは,吐きださなくなる。

● 外形的に発生するものとは,たとえばこづかい帳や家計簿をつける場合。支出や収入が発生したときに,ノートに書いておくのも悪くはないだろうけど,そういうのはその場でデジタルで入力してしまった方が,あとあと便利に使えるだろう。便利とは楽の同義語でもある。
 たぶん,スマホが威力を発揮するだろう。その場でスマホに入れるのが最上だと思う。そのためのアプリはいくらでもあるだろう。

● スケジュール管理もデジタルの方がいいのだと思う。自分の外部で発生する会議やら締切やら何やらかにやらは,それが自分に届いた時点で,デジタルに入力してしまった方が,あとの取り回しが楽だと思う。
 問題は,だから紙の手帳じゃなくてパソコンとスマホにGoogleカレンダー入れて使った方がいい,ということにはならないところ。理由は単純で,誰の生活もスケジュールだけでできているわけじゃないからだ。

● 紙の手帳ってスケジュールも扱えるけれど,それ以外の要素もいろいろと盛りこめる。スケジュールもその一環として扱った方がスムーズだと思う。
 が,仕事の比重が大きい人は,スケジュールを独立させて,デジタルで扱った方が便利なはずだ。

2014年7月29日火曜日

2014.07.29 上野駅構内の「ANGERS」 2

● 池袋東武の伊東屋もいいけれど,上野駅構内のANGERSを覗くのも,東京に出たときの楽しみのひとつ。文具店の良さというのは,経営側の店作りのセンスもさることながら,基本は店内のお客さんが作っている。
 ただし,どんなお客さんを呼ぶかはお店のセンスで決まるから,やはりセンスということになるんですか。

● ANGERSは華美に走らず,照明を抑え気味にして,ここは別世界ですよ的な雰囲気を作っている。小さい店舗だから,何かと行き届くのだろう。
 駅構内の雑踏に疲れたときにも,この空間はありがたいかも。

● モレスキンやダイスキンに付いてればいいのにと思うもののひとつがペンホルダー。モレスキンにペンホルダーを取り付けた状態で展示してあってね。そのペンホルダークリップ,ちょっといいかなぁと思ったんですけど。
 でもデッパリができてしまうわけで。書くときには取りはずすんだろうな。ちょっと面倒かな。ゴムバンドに引っかけておくか,一緒にカバンに入れておくだけの方がいいか。

● リーガルパッドをはさんだホルダーもかっこいいんだよなぁ。これなら使用済みのパッドはスキャンしてEvernoteに保存かぁ。あるいはどんどん捨てていくか。
 自分ならどう使うか。そのシーンが浮かんでくる製品だ。軽やかさが身上でしょうね,リーガルパッドは。
 でも,ぼくの筆記シーンに相応しいのは小型の綴じノート。

● 売れ筋は押さえてある。でも,売れ筋なら何でもというわけでは,もちろんない。そんなことをしたら,その辺の文具店と同じになる。
 逆に,よそではあまり見かけないものが,この広くない店内にいくつかある。遊んでいるなと思わせるスペースもある。
 売りたいと思う商品,自分が使いたいと思う商品に絞って並べたいのかもしれない。けれど,それをやると,たいていは独りよがりになってしまう。そこは工夫しているんだと思う。

● ここにはPreppyはないけれども,プレジールはある。あと,ラミーのサファリあたり。このへんがまぁ,安さを標榜した商品として展示されている。
 うーん,やはりぼくには敷居が高いかな。

2014年7月28日月曜日

2014.07.28 伊東屋への憧れ

● 銀座の本店には行ったことがない。憧れているだけだ。この世にある文具の実物を一度にザバッと見ようと思えば,まず伊東屋に行ってみるのがいいのだろうけど,ぼくには敷居が高い。
 ダイスキンとPreppyで事足りている男が,どのツラさげて伊東屋の暖簾をくぐるのか。

● ところが。本店には行ったことがなくとも,池袋店には何度か行っている。東武百貨店の7階にあるもんだから,旭屋書店を覗いたあとに,ついフラフラと。
 システム手帳のバインダーを探したり,ノートカバーを探したり。買う買わないは別として,実質的な用があって行ったこともあるんだけど,今は探すものとてない。
 伊東屋でもPreppyを扱っているのを知ってほほぅと思ったり,ショーケースに入った蒔絵入りの万年筆を眺めて,けっこう安いのもあるんだなぁと思ったり(といっても,ぼくには買えない)。

● おそらくなんだけど,伊東屋のような老舗にしても,購買者の多くは安い方を向きがちなのじゃないかと思う。“安さは正義”が徐々に徐々に浸潤してきているのではあるまいか。
 その前提として,安いんだから中身もそれなりだよ,ではなくなってきてるってことがある。この分野に限らないけれども,お金の使いでが増している。

● 従来型の商売は例外なく難しい局面に来てるなぁとの印象。伊東屋でも手は打っていると思う。高級感の演出は昔からだろうけど,いつでも一定数はいるはずのこだわり派を離さない工夫は色々としているのだろう。

● で,そいういうこととは別に,伊東屋の雰囲気って柔らかくていいですよね。どうしたって長居したくなる。
 百貨店内の店舗でこうなんだから,本店はどんななんですかねぇ。

2014年7月27日日曜日

2014.07.27 Crossのボールペンを手に入れた

● 三菱のSK-8,クロスのローラーボールには使えなかった。それを活かすためには,あらためてクロスのボールペンを買うしかない。というわけで買っちゃいましたよ。
 思ったんですよ・・・・・・。冷静になれ。SK-8を諦めればすむ話だぞ。2本買っちゃったけど,500円もしなかったんだぞ。SK-8を活かすためにクロスを買ったとて,使うのか,それ。たぶん,使わないと思うぞ。

● 買ったといっても,新品じゃない。中古だ。ヤフオクだ。クロスのボールペンが2本,シャープペンが2本,シェーファーのボールペンが1本という構成の出物に応札して,2,020円で落札した(税・送料は別)。
 そのうちの2本には前所有者の名前が刻印されている。こういうことをしちゃうと高く売れなくなるよな。名前を刻印したんだったら,歯を食いしばってでも使い続けろよ。

● っていうか,クロスでもパーカーでもモンブランでもピンからキリまでいろんな製品を出しているんだろうけど,一回でも使ってしまうと値がつかなくなるんだなぁと思いましたよ。
 限定生産でコレクター垂涎の的になるようなごく一部の製品を除いては,少なくとも日本では,一回使うと経済価値は限りなくゼロに近づく。高級ブランド品であっても消耗品でしかない。

● ともあれ。この程度の値段ですからね。シャープペンとシェーファーは転がしておくしかないとしても,クロスのボールペンはSK-8を入れて,無印「開きやすいノート」に合わせようと思う。
 けれど,今使っているモレスキンのあとはダイスキンを使うことに決めている。この場合,ペンはPreppy以外に考えられない。なので,クロスは当分,使うことはない。
 いくら安くても中古でも,どうなんだかなぁ,こういう買い物。

● ちなみに,前所有者の名前が刻印されているようなペンを使うことに抵抗はあるか。ぼくはないんですよ。まったく気にならない。
 逆に,名前を入れてもらおうと思ったこともない。ペンや手帳やスーツなどで名前を入れるサービスってけっこうあるけれども,お願いしたことは一度もないはずだ。
 名前などなくても自ずと自分仕様になる。誰かが使っていたものでも,3時間もすれば自分色に染まる。

● 高額なアクセサリーとかで,中古だと前に使っていた人の不幸や不運や霊や厄がついているかもしれないから,新品の方がいいよと言う人もいるんだけど,アホかいなと思う。
 モノにつくわけない。その類のものはヒトにしかつかないものでしょ。

2014年7月26日土曜日

2014.07.26 Crossの互換リフィルを探す

● ダイソーでパーカー型の替え芯2本を108円で入手できることはわかった。では,クロスの替え芯はどうなのか。べつにダイソーじゃなくてもいいんだけど,クロス互換の替え芯ってどこかから出てるんだろうか。

● というのはですね。ぼくもクロスのボールペンを持ってまして。30年も前かな,買ったのは。使いやしない。うち捨てておいたらリフィルに錆が出ていた。
 最近,そのリフィルを交換して使えるようにはしたんだけど。問題が2つ。ひとつは,純正は高いよぉってこと。
 もうひとつは,ぼくが持っているのはローラーボール(水性ボールペン)なんだけど,最も細い0.7㎜でも,何でこれが0.7㎜なんだよっ,1.5㎜はあるじゃんかよっ,って言いたくなるような太さであることだ。これだけ太いと,普通の筆記には使えない。

● そこで。どこぞのメーカーからクロスで使える,もっと細い文字が書けるリフィルは出ていないものかと探してみることにした。
 こういうときには,ほんとにネット様々だ。三菱のSK-8がクロス互換であるらしい。インクはジェットストリームと同じもののようだ。低粘度油性という分類でよろしいか。

● 分類などどうでも,ジェットストリームなら何の問題もない。無印良品の「開きやすいノート」はジェットストリームで書いていた。最初,0.5㎜を使ってたんだけど,0.7㎜に変えたらドンピシャ。完璧。
 SK-8は0.8㎜で色は黒のみ。ジェットストリームの0.8㎜なら,やはり無印ノートに合わせてみたい。

● ただし,不安はあり。それは何かと申すに,クロスの純正リフィルとSK-8(ネットに載ってる写真)では,形状がまったく異なることだ。
 ボールペンとローラーボールはそもそも別なんでしょうね。リフィルの規格も別。

● しかしだね。ノック式じゃないんですよ。キャップ式なんですよ。スコンと中に入れるだけなんですよ。太さはどうでも,長さが同じなら使えるんじゃねーの。
 というわけで,ダメモトでSK-8を買ってみることにした。

● 宇都宮のヨドバシ。文具売場に直行。三菱謹製のジェットストリームはひとつの製品群を形成しているけれど,そのリフィルのひとつにSK-8があるなんて話は聞いたことがない。となれば,SK-8はひっそりと販売されているに違いない。たぶん,ヨドバシにはないか。
 と思って行ったら,ありましたよ。2本あった。ので,2本ともお買いあげ(どうして1本にしておかないのか,自分でもよくわからない)。ほかに,シグノのリフィルも見繕って,何本か買った。

● 税込みで230円だから,ダメでもまぁね,諦めがつきまさぁ。
 で,試してみたところ,ぜんぜんダメだった。ボールペンとローラーボールはやはり別。リフィルの規格も別で,相互に互換性はない。SK-8はボールペン限定。
 という次第でありました。諦めをつけることになった。なんだけど,リフィルがあるわけだから,それを活かすために本体を買ってしまうのはありか。クロスのボールペンを買っちゃいましょか,ということ。

2014年7月25日金曜日

2014.07.25 ダイパカ?を試す

● ダイパカ,今でもダイソーの定番のひとつであるようだ。青を購入。ぼくの古くて安いパーカーに装着して,さっそくモレスキンに書いてみた。
 シグノのブルーブラックに比べると,さすがに青色が勝るけれども,目が痛く感じるほどの揮発性はなくて,しっとりと落ち着いた感じの青。
 モレスキンにはちょっと太すぎるかと思うけど,裏抜けはしない。書き味も特に問題なし。

● ではいいことだらけかというと,そうでもない。うまくノックが効かないことがあるんですね。というより,うまく行かないことの方が多い。バネの問題ではないと思われる。
 芯を出しっぱなしにするしかない? まさかそんなことはできないしな。

● もうひとつ。リフィルを安物パーカーに差し替えて使うより,ダイソー製品をそのまま使った方がずっと書きやすいということ。
 書きやすさの違いはゴムラバーにあるので,それをはずして安物パーカーに被せてみたりもしたんだけど,それも何だかな。安物を後生大事に使おうというのがいけないかな。

● そんなわけで,モレスキンにはシグノを継続使用。安物パーカーはどうしようかな。

● ところで。ダイパカは県北の小都市にあるダイソーで買ったんだけど,ここにB6ダイスキンが6冊置いてあった。ついでに買っておこうかと思ったんだけど,すでに買い溜めてある冊数を思いだして,踏みとどまった。
 ひょっとして黒が復活されるかもしれないしね。かすかにそれを期待してましてね。

2014年7月24日木曜日

2014.07.24 ダイパカ???

● “ダイスキン” でググッてネットをザッピングしてたら,“ダイパカ” というものがあることを知った。ダイソーで売られているゲルインクのボールペン。ペンとリフィルがセットされているらしい。
 問題はリフィルの方。これがパーカーのリフィルと互換性がある,いわゆるパーカー型。

● パーカーの純正リフィルは800円。ゲルだから減りが速い。その都度,800円の出費を強いられるのはきつい。ところが,ダイソーのその商品を買えば,108円でリフィルが2本,手に入るというわけですな。
 要するに,パーカーのボールペンを使っていても,維持費を安くあげる方法がありますよ,と。
 もっとも,パーカー型は最も一般的な形態で,互換リフィルは他にもある。国内ではOHTO社からも出ており,こちらも純正よりは大幅に安い。

● ちなみに,ダイパカは黒・赤・青の3色。青はブルーブラックに近いらしい。芯は0.5㎜。シャープペンでもゲルボールペンでも,0.5㎜は最も一般的に使われているんでしょうね。

● パーカーのゲルボールペンは使ったことがないんだけど,おそらく,書き味はシグノやジェットストリームに軍配があがるんだろうと思ってるんですよ。
 この点については,国内メーカーに対する信頼は揺るがないんだよねぇ。ダイソーのは身も心も中国製だろうし。

● しかぁし。パーカーのボールペン,じつは持っているんですよ。ゲルじゃなくて油性のやつだけど。しかも,20年近く前に買ったやつ。今の奥さんとヨーロッパに行ったときに,ANAの機内販売で買ったものなんですけどね。
 軸はオールプラスチックで,ミッキーの絵柄が入っている安物。ボールペンとシャープペンのセットで,2,000円だったか3,000円だったか。
 それをまだ持っている(使おうと思えば使える状態)。使われることのないまま机のひきだしに眠っているんだけど,それがゲルに変身するんだったら,活かしてみようかなと思いますね。ケチ根性のなせる技ですな。

● とりあえず,ダイパカ,ひとつ買ってみようと思う。もちろん,青。今でも売られているんだろうかね。

2014年7月23日水曜日

2014.07.23 シグノの良さ

● モレスキンにはシグノ(ブルーブラック 0.38㎜)を合わせているわけですが。
 ゲルだから当然,滑る。Preppyからシグノに替えてしばらくは違和感があった。ウゥーンと思うことがあった。

● でも,慣れてくると,シグノ,いいですな。特に威力を発揮するのは,ある程度まとめて書くとき。書くことが途切れずに出てきて,書く作業がずっと続くとき。
 そういうときに,シグノは千両役者になる。サラサラズイズイ書いていける。適度に滑っていく。たくさん書く人にはシグノはいいだろうなぁと思った。

● 黒だと重量感が勝ちすぎる。青だと揮発性が強くて目が痛くなる(いや,実際に痛くなるわけではないんだけど,気分としてそうなる)。その点,ブルーブラックはいいですな。
 ブルーブラックといっても青に近いものから黒に近いものまであって,そこはメーカーによって違うんだろうけど。

● このシグノ,Seriaで買ったもの。100円でこれだけのものが手に入るんですよねぇ。

2014年7月22日火曜日

2014.07.22 小さいノートは能力にフタをする?

● 今,本屋に行くと,高橋政史『頭がいい人はなぜ,方眼ノートを使うのか?』が平積みにされている。けっこう売れているのかもしれない。
 少し立ち読みした。タイトルのとおり,方眼を使うことを勧めているんだろうけど,ぼくの目に飛びこんできたのは,A4サイズを使えというくだり。

● ノートの物理的な大きさが,思考の大きさを規制するという意見は,前から何度か目にしたり,聞いたりしたことがある。
 目下使用中のモレスキンはA6サイズにも満たない小さなやつで,しかも方眼ではなく普通の横罫。これじゃダメなんだろうかねぇ。

● ちなみに,アマゾンのサイトでこの本の概要が紹介されている。この紹介だけで充分で,本は読まなくてもいいんじゃないかと思える。
 ともかく。次のようなノートは「能力にフタをするノート」だと著者は言っているらしい。

  見返す気になれない汚いノート
  A6以下,小さなメモ帳サイズ
  4色以上のペンを使っている
  あれもこれも、とりあえず書く
  黒板丸写しのコピペ状態
  余白がなく、ビッシリ詰めて書く
  文字だけで書かれている
  見返しても内容を再現できない

 その反対が「頭がよくなるノート」。

  見るからにすっきり美しい
  ノートの大きさはA4サイズ以上
  使うペンは3色以内
  1ページ1テーマで書かれている
  板書の内容を自分の言葉で整理
  余白が十分とられている
  図表を使った視覚的なノート
  ノートを見返して再現できる

● さて,お立ち会い。ぼくの場合は「能力にフタをするノート」の8要件のうち,少なくとも4つを満たしている。
 特に,「A6以下,小さなメモ帳サイズ」は明白にそうだし,「文字だけで書かれている」にも100パーセント該当する。
 逆に明らかに該当しないのは,「4色以上のペンを使っている」だけだ。

● たぶん,この本でいうノートは勉強ノートっていうか,仕事で使うノートなんでしょうね。いわゆるメモではない。であれば,おおむね納得なんだけど。
 っていうか,たいていの人は言われなくてもそういう使い方をしてるんじゃないですかね。

● ぼくは仕事でノートを使うという発想のない怠け人間だけど,A4のルーズリーフバインダーはひとつ買って,職場に持ちこんでいる。常用すべき資料はそこに綴じこんでいる。けれど,仕事がらみでA4ルーズリーフに何か書くということはしたことがない。
 そういうことをするような職種ではないといえばいえるんだけど,そうした方がいい職種であるともいえばいえてしまう。

● ということは,「能力にフタをするノート」を使っているよりもっと悪いってことですか。そうですか。

2014年7月19日土曜日

2014.07.19 付箋ホルダー

● ときどきもらうノベルティーグッズに,ポストイットタイプのメモ用紙や付箋を紙製のホルダーにはさんだものがある。せっかくだから何とか活用できないかと考える。
 が,具体的な使途が思い浮かばない。

● メモブロックを使っている人ならば,代用品になるかもしれない。片側にメモ用の四角い付箋を入れておいて,書いたらもう一方の方に一時保管しておける。メモブロックをカードケースで管理するより簡便なのじゃないかと思う。
 けれども,メモは基本的に綴じノートに書いていると,それ以外のメモ用紙はまず使用しない。

● 付箋タイプのものはけっこう使っている。本を読んでいるときに,気になった箇所にマークするためだ。
 たんに貼るだけで,そこに何かを書きこむことはない。読み終えた後に,付箋を貼ったところだけを見ていく。

● 使い方がそういうことだと,ホルダーに挟んでおくのはかえって使いづらい。裸で持ちあるく方がいい。
 というわけなので,もったいないなぁと思いながら,いつかどこかに紛失してしまうことになる。

2014年7月18日金曜日

2014.07.18 極細のデスクペンならモレスキンにも使えるか

● 相当な昔,デスクペンというのを使ったことがある。事務用の万年筆。国内の大手3社から出荷されているんじゃないかと思う。
 極細で細かい字が書ける。これならモレスキンに使ってもいけるんじゃないかと思った。

● シグノで問題はないんだけど,それでも時々は万年筆で書いてみたくなる。で,プラチナのデスクペン(700円)でお試し。
 結果,やはりところどころ裏写りが出てしまう。ギリギリ耐えられなくはないと思うんだけど,そのギリギリに耐えてまで万年筆を使わなくてもいいかなと思って,すぐにシグノに戻った。

● ネット情報によれば,モレスキン,けっこう当たり外れがあるらしい。ぼくが使っているいただきもののモレスキンは,たぶん当たりの方なんだと思う。万年筆が使えないという点を除けば,不都合はない。まったく何も。
 造りもダイスキンより緻密。ミッシリしている感じがする。筋肉質というか。それと,なめらかさを感じる。ページを繰るのもダイスキンよりなめらかにできる。

● ただし,最初からこちらのモレスキン観が否定的だったからね。ずっとアウェイにいる感覚が抜けない。自分が使うべきではないものを使っているという感覚。さっさと使いきって,ダイスキンにPreppyで書くホームに戻りたい。
 こんなぼくに使われているモレスキンも不憫だな。そう思っているので,けっこう大事に扱っていますよ。

2014年7月17日木曜日

2014.07.17 ネタ帳ではないけれど

● このブログは4か月,ほぼ毎日更新(ただし,中身は薄味)。
 4か月,ともかく毎日更新を続ければ,この先も行けるだろうと思えるかというと,ぜんぜんそんなことはない。今日で切れるかと思うことの連続ですな。

● 主にノートとペンを中心に書く道具,何をどう書くかという書くことそのものを中心にしたいと思っているけれど,それだけで足りるはずもなく,パソコンやスマホ,アプリに至るまでネタを漁っているけど,それだって限りがある。
 だものだから,“番外”とか“雑感”が増える傾向。

● 鉄板の話題はない。いくつも芋づる式にネタが出てくるネタの種がどこかにないか。

● 使用中のノートはこのブログのネタ帳ではない。ネタを探して書きとめておくということもしていない。
 のだが,書いておいたことがけっこうネタになる。ふと書いておくことにネタっぽいものがあったりする。何度も助けられている。

2014年7月16日水曜日

2014.07.16 あとで見返すのはノートではなく手帳

● ノートにメモをとるようになると,どうしたって手帳よりノートを使う時間が長くなる。結果,手帳の扱いがないがしろになりがちだ。
 とはいっても,1年が終わって保存用バインダーに収めた手帳と,使い終えたノートのどちらを珍重するかといえば,これは手帳に決まっている。1年間の記録や出来事が時系列でつまっているわけだから,見返す機会が多いのも手帳の方だ。

● コンサートのチケットも綴じこんであるし,もらって食べたお菓子の包装紙や誰かから届いた一筆箋のようなものも貼ってある。
 ノートの方はびっしりと文字で埋まっている。見返して楽しいのも,したがって手帳の方だ。

● 毎日,何を食べていたかも書いてある。誰と飲んだか,何回飲んだかも一覧でわかる。コンサートに何回でかけたかも一目でわかる。
 ライフログとしてはなかなかよくできていると自画自賛。どうしてもつきまとう疑問は,残すに値するログなのかってことなんですけどね。

● 一方,ノートの方は書くことに意義を見出している。書いたら終わりでいい。書くそばから反故になっていくような感じだけれども,それでいいのだと思い決めている。
 書くことは吐きだすことであって,吐きだした吐瀉物は自分のものであっても,あとで見るのはあまり気持ちのいいものではない。
 そこを抑えて読み直した方がいいんでしょうけどね。

2014年7月15日火曜日

2014.07.15 鉛筆の誘惑

● まぁ,ノートに雑多なメモを書いてますよ,と。書いたあと長く保存するほどのものじゃないんで,鉛筆でもいいと思うんです。
 というか,鉛筆を使ってみたい誘惑は常にある。2Bくらいの柔らかい鉛筆で書いてみたい。

● コピー用紙の裏を使えばすむような場合は,三菱のユニホルダーを使っている。芯(2B)を研がないで軸の真ん中へんを持って書く。ラフ中のラフ。これが何とも快感なんですよねぇ。書いてるのは文字なんだけど,書くと描くの中間くらいの感じでね。
 こういう機会ってプライベートではまずない。仕事でたまにある程度。

● ぼくには絵心がないんで,イラストとか図形とかを描くことはまずないんだけど,そういうものを鉛筆(墨芯)で描いたらいい気分だろうなぁ。
 普通のメモも鉛筆で書いてみたい。

● んだけど,どうしても手で文字をこすってしまう。書いてる最中に。あるいは,書いたあとにページをめくると,文字と文字が擦れあってしまう。汚くなる。
 それを避けるには固い芯を使えばいいんだけど,それでは鉛筆を使う快感の大半が失われてしまう。
 というわけで,鉛筆とかシャープペンは使わないでいるんですけどね。

2014年7月14日月曜日

2014.07.14 シグノとPreppyの違い

● モレスキンにはシグノ(ブルーブラックの0.38㎜)を合わせている。ダイスキンやセリスキンにはPreppyで書いていた。
 シグノは気に入っているボールペンのひとつなんだけど,Preppyに比べると,抵抗がなさすぎる。したがって,滑る。

● 滑るという感じなんですね。滑るから速く書くにはいいと思う。速く書きたければ,シグノの太字は恰好なんじゃないかと思う。

● 一方,Preppyには書いてる感がある。文字を刻んでいるという実感がある。文字を刻むとは記憶を刻むと言い換えてもいいわけで,同じ手書きでもシグノよりPreppyを使った方がより記憶に残るのじゃないかと思う。
 気分の問題で,どちらを使っても有意差はないんだと思うんですよ,実際は。あくまで気分の問題。しかし,この気分ってけっこう大事かな,と。

● ゲルボールペンと万年筆の違いですね。今のところ,万年筆派になってますね。これも,安価で品質上等のPreppyがくれた恩恵だな。

2014年7月13日日曜日

2014.07.13 ぼくにモレスキンは不要

● モレスキンユーザーになぜモレスキンなのかを訊ねてみたいと思っていたら,ネットで次のような意見に出逢った。ユーザーの代表的な意見と見ていいのだろうか。
他の廉価なノートではない,高価なノートだからこその,殴り書きができない記録ノートとしての価値が価格によって培われているのがモレスキンの最大の良さだと思う。面積あたりの1ページのコストはあまり考えたくないが,良い物を使っている満足度は高い。たとえ,中国製であったとしても…。また,文房具であれば,庶民でさえも,そんなエグゼグティブな高みを夢見させてくれる。クルマや時計の世界とは違う。多大な偉人たちと同じツールを使うことによってのオーラにあやかりたいのだ。
● 殴り書きができない良さというのは,盲点をつかれた感じ。そういうことはあるかもしれない。ていねいに使うことを価格が強制してくれる。ていねいに使うことの価値。そうして使い終えたあとの1冊のノートの価値。
 ぼくは,雑に扱えることがノートの肝だとしか思っていなかったんだけどね。

● でもね,それを価格によって強制されるのは面白くないぞ。
 それとね,ノートに殴り書きを続けるのは,ファイティング・スピリットを要求される作業だよ。ダイスキンにだって殴り書きを続けることはなかなかできないと思うよ。

● ぼくの場合だと,殴り書きをするのは,電話を受けながら内容をメモするときだ。それ以外ではあまりない。
 で,電話のメモってノートには書かない。反古になったコピー用紙の裏側を使う。A4のコピー用紙を4つに切って,ダブルクリップでとめておく。それに書いているんですけどね。
 多くの人がそうしてるんじゃないかと思う。で,殴り書きをするのはその反古紙にだけ。

● もう一点,ていねいに書くのであれば,万年筆を使って書きたいと考える人がかなりの数,いるんじゃないかと思う。
 ところが,モレスキンは万年筆では書けない仕様になっている。裏に写してくれちゃうんだから。
 モレスキンじたいが,ていねいに書かなくてもいいよと言っているようなものではないか。

● オーラにあやかりたいというのも,よくわかる。自分を顧みても。
 ただ,それって典型的な大衆性だよね。頑張って克服しなきゃいけない対象だと思う。
 そう努めないと,メーカーのマーケティングにいいように操られるだけだっていう,これまた面白くない結果になりそうだ。

● というわけで。上記の意見がモレスキンユーザーの最大公約数だとすれば,ぼくはモレスキンユーザーでいたいとは思わない。なんかスッキリしちゃったな。
 只今使用中のモレスキンを使い終えたら,永遠にさらば,モレスキン,っていう気分になった。

● と,控えた言い方をしたけれども,使い始めた初日に自分には無縁なものだと思った。
 ただ,ダイスキンとの価格差を考えると,モレスキンには何かあるんじゃないかと思いたかったのも事実。
 しかし。断言する。何もない。

● モレスキンを開くのが楽しくなって,書きたいことが吸い寄せられるように浮かんできて,どんどん書けるというようなことがもしあれば,コストパフォーマンスは一気に改善されることになる。
 が,今までのところ,モレスキンにそこまでの魅力は感じない。ダイスキンに比べてワクワクするとかウキウキするとか,そういうことはない。
 モレスキンは筆記具を選ぶので(万年筆は使えない),むしろ書く楽しみを制限するところがある。

2014年7月12日土曜日

2014.07.12 ダイスキン,再入荷

● ダイスキンはダイソーの店頭から消えている。いずれまた登場するんだろうけどね。
 ひょっとすると,さすがにこれで100円にするのはダイソーをもってしてもきついところがあって,契約工場との交渉が難しいのかなと思ったりも。

● 都市部のダイソーにはないだろうけど,郡部に行けばひょっとしてあるんじゃないかと思って,いくつか回ってみた。
 ぼくはすでに充分な在庫を確保している。さらに積み増すのもどうかと思うんだけどね。

● 結局,田舎のダイソーにもなかった。B6もA6も。見事になかった。花柄ダイスキンは置いてあるところがあったんだけど。
 っていうかですね,花柄とかピンクとか,これ使うのは女性ですよね,と思うのしかないんですよねぇ。男性が使えそうなのがない。カバー付きA6ノートくらいか。

● ところが。本日,宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソーを覗いてみたら。ダイスキンがあるじゃありませんか。A6のみ。色は赤と黄色とオレンジの3色。
 黒は復活しませんねぇ。何か理由があるんですかねぇ。ともかく久方ぶりに入荷してましたね,ダイスキン。

● 上に書いたとおり,充分な在庫があるんだけど,赤を3冊,オレンジを2冊,買っちゃいましたよ。
 まだまだ,店頭にたくさんあるんで,大丈夫だと思います。

2014.07.12 モレスキンの使用感 2

● モレスキンは使いでがある。0.38㎜のシグノで書くと,1ページにけっこうな量を書いていける。3か月もつかもしれない。
 できれば,1日に4ページ書いて,1月半で使い終えたい。ひとつには,はやくPreppyで書きたいから。

● 依然として問題なく使えている。文字を書きつけるだけなので,モレスキンでなくても,不満や不足を感じたことはないんですけどね。
 使い方がプリミティブなので,ノートやペンをあまり選ばないということですね。

● 新聞記事の切抜きや割り箸の袋やお菓子の包装紙を貼るのは手帳に委ねているので,モレスキンに付いているポケットを使ったことは一度もないし,これからもないだろう。
 となると,ぼくにモレスキンは,そもそもが豚に真珠かもしれない。モレスキンがダメだからということではなくて,モレスキンを使うのはこれが最初で最後になるだろう。
 大げさにいうと,1,700円のモレスキンでなければならない必然性がない。書いてる内容はほぼ落書きに類することだ。モレスキンじゃもったいない。

● じつは,モレスキンに限らず,ぼくの場合はたいていのものが豚にとっての真珠,猫にとっての小判になりそうだ。食べものも洋服も。ひょっとすると,奥さんとかも。
 何だろ,貧乏育ちということか。こういうのをモノの価値をわからないというのだろうな。ぼくとすれば,価値はわかるんだけど,その価値を自分は必要としていないんだよと言いたいんだけども,そうではなくて,価値じたいをわかっていないのかも。

● ダイスキンがある現在でも1,700円を投じてモレスキンを使っている人たちがたくさんいるんだと思う。
 その人たちに,なぜモレスキンなのかを訊ねてみたい。どこに価値を見出しているのか教えてほしい。

2014年7月10日木曜日

2014.07.10 ブログを書くのは若さの保持に効果があるか

● iPhoneの取材(?)をさせていただいた女子大生3人組,レディ度が高いんで驚いた。普段,キャンパスにいるときの恰好とは違うんだと思うんだけど。
 女の子ってかなり早い時期からレディを装う術を知っているって感じがするね。DNAにビルトインされているのだと思うしかないね。
 取材者の立場で彼女たちと接触できるのは最も快適かもしれない。距離感もちょうどいい。もっと距離を詰めてしまうと,見たくもないところを見せられるんだろうし。

● 人として1対1で向き合ったら負けちゃいそうな気がする。何が違うといって,勢いが違う。生命力の奔流のようなもの。
 対抗する術はただひとつ。こちらも勢いを保持することだ。

● 願わくば,若者が集う場に身を置ける自分でいたい。それで違和感を感じないこと。自分でも感じないでいたいし,周囲の若者たちにも感じさせないようでありたい。

● そのために最も大切なことは何かといえば,おそらくだけど,好奇心を摩耗させないことだと思う。その好奇心を枯渇させないためには,これもおそらくだけど,出力を続けることが大事なんだろうな。
 その意味でいうと,ブログを始めたことは,自分で思っている以上に効果があるのかもしれない。出力の内容はいったん置いて,出力そのものを継続しているという点において。
 コエンザイムQ10とかレスベラトロールをサプリで摂取するより,ブログを書く方が若さの保持には効果があるかもな。

● 紙のノートに日記を書くという出力の仕方もある。けれども,それだと自分の中で閉じてしまう。外へ出す方が,効果が高いんじゃないかなぁ。
 ブログに限らない。TwitterもFacebookもある。出力の手段が無料で開かれているというのは,うん,ありがたい時代に生きているな。

● と言いつつ,愚にもつかないものを垂れ流している。よその高齢者が垂れ流しているものに閉口することもある。が,そういうのは読まなければいいだけだからね。自分のブログも同じだ。
 内容がどうのよりも,まず出力を継続することが大事。だから,読まれているかどうかも,とりあえずは二の次の問題。

2014年7月3日木曜日

2014.07.03 浅倉ユキ 『あな吉さんのハッピーコラージュ手帳術』

書名 あな吉さんのハッピーコラージュ手帳術
著者 浅倉ユキ
発行所 日本能率協会マネジメントセンター
発行年月日 2013.10.30
価格(税別) 1,300円

● 「お気に入りの雑誌の好きな写真をハサミでチョキチョキ切って,ペタペタ台紙に貼っていくだけ」(p2)。そうやって好きなもののコラージュを作り,そこに手帳術をセットしてやると,「がんばらなくても成功を手に入れる方法」(p38)になる。
 「モヤモヤをキラキラに変える!」が副題。

● 同じようなものはこれまでにも何人もの人が提唱している。中山庸子さんの「夢ノート」もそうだろうし,望月俊孝さんの「宝地図」もそうだろう。
 こうしたコラージュを作るのは,それ自体が楽しい作業だろうね。楽しい作業を楽しく楽しむ。ストレス解消に恰好だろう。

● ただし,そこから先,つまり,自分の願望が明確になって,やるべきことが見えてきて,したがって夢が叶いやすくなるというのは,どうなんだ?
 「強く念じよ,すべては叶う」的な成功哲学の日本バージョンのひとつだと思う。しかし,次から次へといろんなやり方が提唱されるということは,次の二点を意味するだろう。

● ひとつは,効果がないということ。効果があるのなら,願望を達成してハッピーに満ちている人ばかりになっているはずだから。そうなっていれば,こうしたものへの需要は細るはずだ。
 もうひとつは,懲りないやつが多いということ。この種のものを何度でも試みたがる。この場合の「懲りない」を言い換えると,楽して成功したい,できるのではないか,という安直な妄想を払いきれないということ。
 が,かく申すぼくもこうしてこのようなものを読んでいるわけで,人のことは言えない。

● ただ,こういうことは言える。こうしたものをやって束の間の安楽を得ることは,誰に迷惑をかけるわけでもないし,そんなにお金もかからないし,悪いことは何もない。

2014.07.03 モレスキンの使用感

● モレスキンを使い始めて数日経過。ダイスキンにはない快適さのようなものは,今のところ,特に感じていない。
 罫線の幅はBとCの間(Bに近い)。しかも,0.38㎜のシグノで書いているから,ダイスキンやセリスキンにPreppyで書いていたときより,1ページに書ける文字量は増えている。
 が,それはべつに快感にはつながらないわけで。

● 換言すると,モレスキンにはけっこうな数の固定ファンがついているんだと思うんだけど,なるほどこれがその理由かと思えるものに,まだ出逢えていないということ。

● 一方で,困っていることも特にない。Preppyが使えない(ところどころで裏抜けが発生するので)。けれども,シグノで代用できる。困ることはない。

● 文字しか書かないから,このノートじゃなきゃダメということは,そもそもないんですけどね。
 文字以外のものを書く人でも,書く以外のことをする人でも,基本,同じだろうと思ってますけど。


(追記)

 モレスキンについては「品質の劣化が許容範囲を超えてきた」という意見を,ネットでけっこう見かける。だとすると,ぼくが使っているのは劣化をとげたあとのもの。
 以前のモレスキンがどんなものだったのかは,想像するしかない。

2014年7月1日火曜日

2014.07.01 土橋 正 『モノが少ないと快適に働ける』

書名 モノが少ないと快適に働ける
著者 土橋 正
発行所 東洋経済新報社
発行年月日 2014.03.06
価格(税別) 1,300円

● 副題は「書類の山から解放されるミニマリズム的整理術」。「快適最小限」を実現しようというわけ。
 「本当に必要なツールだけで仕事をしてみる。すると,それはとても心地よいのです」(p5)。多くの人が同じことを書いたり言ったりしてきていると思う。その意味では,別段,目新しい主張ではない。

● 目新しい主張ではないのに,あらためてこうした本が出版されるというのは,わかっちゃいるけどなかなかできないという証明のようなものだ。
 しかし,大事なことだとぼくも思う。モノは少なく持って,その少ないモノを使い倒すこと。本書では「本当に必要なツール」として著者が使用している道具が具体的に紹介されている。参考になるだろう。

● が,「本当に必要なツール」は何かについては,ラフに考えてもいいと思っている。少数精鋭というとき,まず精鋭を揃えるのではなく,少数にすれば自ずと精鋭になるのだという考え方。
 人だけじゃない。基本的な性能を満たしていれば,モノもまた同じだと思っている。

● 著者が仕事部屋として借りているマンションの室内の写真が載っている。机と椅子,打ち合わせ用のテーブル,一人用のソファ。ソファはリラックス用。
 机のうえに,iMacと最小限度の仕事道具(文具),アナログの置き時計。なるほど,スッキリしている。能率よく行けそうだ。
 ホテルが快適なのも余計なモノが置かれていないからだ。しかし,ホテルの場合はスタッフが掃除もベッドメイキングもする。それに必要な道具はバックヤードにある。
 著者の仕事部屋の場合,掃除はどうしているのだろう。

● 原稿は手書きで下書きをし,それをパソコンで清書するらしい。以前なら,そういうことはムダだと切り捨てたに違いない。
 けれども,今は自分もノートとペンを使うようになった。そうなると,それはそれでありだなと思うようになる。