● ぼくのキーボード入門は親指シフトだった。富士通のOASYSから入ったので。長らく親指シフターでいた。のだが,世上のメインストリームはローマ字入力。
親指シフトを使い続けるとなれば,ワープロソフトは富士通の「OASYS」を買うしかなかったのではないか。その「OASYS」を富士通のパソコンに入れて使ってたんだけど,漢字変換の賢さはATOKに遠く及ばなかった。
「一太郎」や「ワード」では親指シフトは使えなかった。っていうか,ATOKが親指シフトに対応してなかったんでしょうね。
● 親指シフトが退潮していく時期は,おまえ,まだ親指でやってるのかよ,ってな雰囲気があったね。結局,パソコンになれば当時はまだNECが強かったからね。職場に導入されたパソコンももはや親指シフトではなくなっていたし。
個人的にもその流れに乗った。こういうのは多数派につかないと不便で仕方がないもんね。若干以上の苦労はあったけれども,親指シフトからローマ字入力に移行した。
その後は仕事でもプライベートでもローマ字入力を続けるわけだから,自然にタッチタイプができるようになった。
● しかし。ここにきて親指への復帰願望が頭をもたげている。頭の中に浮かんできたことを入力する分には,今のやり方でもスピードが追いつかないこともないんだけど,人が書いた文章を書き写すなんてときは,タイプミスがけっこう出る。
これ,かなりイラッとくるでしょ。はるか昔の記憶と比較するんだけど,親指シフトのほうがタイプミスは少なかったような気がする。
● ノートパソコンだとキーボードはそのままで,親指シフトに替える方式があるらしい。だが,そうしている人は1%くらいか。
今さら,親指シフトに戻るということは,大いなる制約を抱えることになりそうだ。スマホはフリックでもいいとして,パソコンを自由に選べなくなることもあるんだろう。
● 結局,そこまでして親指シフトに戻らなくてもとってことになるんだけど,親指シフト環境が劇的に改善されるってことはないもんでしょうかね。
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