● どこで見たかっていうと,宇都宮はベルモールに入っている落合書店の文具売場で。
見た目はモレスキンの亜流。日本のメーカーが出しているのかと思ったんだけども,ネットで検索してみたら「イタリア産まれのファッションノートブック」ということ。
株式会社ポウプ企画というのが,総輸入代理店になっているらしい。
● 100%メイド・イン・イタリーをうたっている。モレスキンは,デザインはイタリアでやっているけれども,生産は中国だ。それに対して,こっちは全部をイタリアでやっているよ,と。
お値段もそれなりだ。基本的には女性に向けた商品だろう。男性が買うのは,女性への贈答品として買う場合に限られるのじゃないかと思った。
● たくさんのラインナップがあるようなのだけど,この売場にあったのはデコラティブな商品が多かった。男性では使えないと思えたね。
そもそも,文具全般について,顧客は女性。メーカーもそれを前提にしているのじゃないかね。
● 男が使うのは質実剛健。あまり遊びは入れられない。中高年ははっきりそうだ。若い層でもここは変わらないのじゃないか。
質実剛健では高額にできないってことはないと思うけれども,「ファッション」をうたうようなものにはなかなかできない。
● ぼくなんか,ダイスキンでいいと思っているわけだから,その20倍近いお金を払って,Lanybookを買う気にはならないな。Lanybookが持っている機能はダイスキンでほぼ100%代替できる。
それ以上に文具で遊びたいとは思わない。自分が使っているものを人に見せびらかしたいとも思わない。中年男の大半はそうだろう。
● 今どきだったら,機能だけでいいなら安価でできる。最低限ではなく,かなりの水準の機能であっても,機能だけでいいならさほどに高くはならない。その代表は腕時計と電卓だ。
要するに,男なんか何をやっても安あがりですむんだよ。古典的な“飲む・打つ・買う”つまり,“酒・ギャンブル・女”から自由になれていれば,何をやったって,そんなにお金はかかるまいよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿