編者 酒井彩子
発行所 枻出版社
発行年月日 2013.12.10
価格(税別) 933円
● ロディアには「デザイナーや建築家などにも愛用者が多く,ポール・スミスがロディアを愛用しているのは有名」(p26)らしい。
最近はロディア製品にもいろんなアイテムがあるけど,ポール・スミスが愛用しているのは,メモブロックなのでしょうね。
● ベルギーのノートメーカー「ブレポルス」の製品(の一部)には,“Life is hectic,paper is patient”という章句があるらしい(p52)。“人生は多忙だが,紙は忍耐強い”という意味。
「忙しい時こそ紙に頼り,頭の中のアイデアやするべきことを何でも自由に書き留めよう」ということのようなのだが,忙しいときにノートを開くってのがなかなかできない。急がば回れという諺もあるのだけれど,わかっちゃいてもできない。
● PARKERはアメリカのブランドだと思っていた。イギリスだったのか。恥ずかしすぎる勘違い。
● 「文具店主&スタッフのふでばこ拝見!」「文具店主&スタッフのノートとメモ帳拝見!」という記事があって,これは面白いというか,興味を惹かれるというか。
ラミー・サファリに人気があるんだなという印象。もっとも,こういうものは編集の仕方でどうにでもなるものだし,このムックが出てから3年が過ぎているから,今もそうなのかどうかはわからない。
● 「値段でははかれない“価値ある”文具を選びたい」「愛着を持てる文具に出会いたい」が副題。
文具の価値とか愛着とかってのは,最初から商品に備わっているものではなくて,その商品を使っていく過程で自分が作っていくものでしょう。
それをさせない粗悪な商品もあるにはあるのだろうけど,今どきだとまずたいていのモノは愛着が持てる程度の水準は備えている。使いづらいところに愛着を持つ人もいるしね。
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