編者 佐藤 紅
発行所 光村推古書院
発行年月日 2016.07.21
価格(税別) 2,200円
● 章立ては次の5つ
1 したためる
2 かきとめる
3 たずさえる
4 ととのえる
5 たしなむ
● 京都と銘打って紹介するからには,和文具ってことかと思った。そうでもあり,そうでもなし。
和綴じノートや文箱や和包丁に連なるナイフなんかも紹介されているんだけど,普通のノートやボールペンも登場する。
● 最初に登場するのは鳩居堂の便箋。鳩居堂って銀座が発祥だと思ってたんだけど,京都の和文具メーカーだったんだねぇ。知らなかったよ。
● 筆と墨,硯は出てこない。絵筆は和物が紹介されているんだけど,書道用具は出てこない。京都だからといって,書道人口が多いというわけでもないのかもしれない。
ただし,筆ペンはいくつも紹介されている。
● 京都大学総合博物館のミュージアムショップで販売している「フィールドノート」は600円。これ,中身は測量野帳ではないか。
判型やページ数は測量野帳とまったく同じではないのだろうけど。メーカーはコクヨってことになる。
● 京都の文具店といえばアンジェ。首都圏でもいくつかの店舗を展開している。上野駅構内にあるアンジェには,上野に行くたびに立ち寄る。機会があれば河原町の本店に詣でたいものだ。
そのアンジェでは美篶堂とコラボして高級ノートを出している(って,実際には美篶堂が作っているわけだが)。高級とはいっても,A5判152ページで780円だから,びっくりするほど高いわけではない。専用カバーにセットして使う。カバー込みでも2,280円。モレスキンなんか買うよりずっといいと思うがな。
● とはいえ,ぼくはダイスキンの人だ。京文具に対しては,本書の写真を見て,ほほぅと唸って,それで終わるのだ。
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