編者 瀬尾香織
発行所 宝島社
発行年月日 2017.08.27
価格(税別) 880円
● だけど,結局買ってしまいました。でもって,やっぱり立ち読みでよかったなぁと思っている只今現在なんですよ。
● 巻頭には,成毛眞,塩澤一洋,佐々木正悟さんのインタビュー記事。次に,キングジムを取材した記事。
その後にデジタル機器の製品紹介。最初に紹介されているのは,コクヨとワコムのデジタルノート。専用の紙に専用のペンで普通に書くだけ。ワンタッチでクラウドに送信。便利かもしれない。あとは価格だけ。
ソニーの電子ペーパーやシャープの電子ノートなど,手書きをそのままデジタル保存するもの。ソニーの電子ペーパーはちょっと手が出ない価格だけども,シャープの電子ノートはヨドバシ宇都宮店で実機を何度も確認している。
その他,スマホの手書きメモアプリ。スキャナ。ポメラ。などなど。
● ぼくなんぞは,そこまでして手書きをデジタル化したいのかと思ってしまう。デジタル化しちゃったら,ペラペラとめくることができなくなるんだぞ。
シャープの電子ノートを結局は買わないでいるのも,このあたりが理由。つまり,アナログのままでいいではないかってこと。それと,デジタル化するとブラックボックスになりやすい。
業務で共同利用するのに便利とあるんだけど,そういうものって本気度がやや弱くなるんだよね。本気度が弱くなるっていうか,とおり一遍のことしか書かなくなる。そういうもの,本当に業務の効率化に役立っているんだろうか。ぼく一個はかなり疑問に思う。
● 巻頭のインタビュー記事から。
成毛さんのお薦めは「Captio」というiPhoneのアプリ。自分宛にメールするアプリだ。「道具というのは,イージーに使えるものでないとダメなんです。Captioも,「文章を入力して送信ボタンをタップする」という操作だけで使えるから役に立つ」。
「デジタルガジェットを使わないと,それこそバカになっちゃうんじゃないですかね。人は新しいモノを使わなくなってしまったら終わりじゃないですか」とも言っている。
世の中にはほんとに信じられないバカっているもので,未だにデジタルは世界を病気にすると思っているのがいるんだよね。高学歴のリベラル派にけっこういるという印象なんだけど,偏見かね。
ま,そこまでのバカは相手にしないに限るわけだが。
● 塩澤一洋さんは,macOSの日本語入力「ライブ変換」を絶賛。初めて実用的な自動変換ができるようになったという。
「日本人の知的生産性を下げている要因の一つは,タイピング速度の遅さにある」と考えており,親指シフトを推奨している。
● 佐々木正悟さんの発言からもひとつ引用。
やる気が起きなくてなかなか始められないのは,「それは,たぶんまだやらなくていいことだからなんですよ」。
さよう,然り。そのように割り切るべきだ。
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