● 依然として,文具店に行くとトラベラーズノートを覗いている。でも,はやりこれは買えないね,高くて。
コンセプトには非常に共感するんだけど,コンセプトに惚れこんで財布を開くわけにはいかない。ダイスキンで充分に代替可能だから。
立って書くときはダイスキンの方が扱いやすいし,常時持ち歩くことを考えれば,ダイスキンの軽さは魅力的だ。
● が,商品として見た場合,トラベラーズノートは大変な成功例だ。同じ狙いで他社が何をやろうと,トラベラーズノートの二番煎じにしかならない。
コンセプトをとんがらせるって大事だね。質がいいというのは当然の話で,そこから先は作り手のメッセージがよく見えることが重要だ。さすれば,そのメッセージに共感する人が,商品を買ってくれる。
● で,不思議なのがモレスキンだ。ノート界では化け物的な存在。けど,モレスキンは質を確保しているとは言いがたい。
にもかかわらずこれだけ売れているということは,日本を除く国々ではノートの質があまり良くないんだろうか。紙質の良いノートを求めるユーザー層が存在しないということか。
● が,日本のメーカーも海外展開している。日本メーカーのノートは世界で売られているはずだ。
だとすればモレスキンがこれだけ売れている理由がわからない。ユーザーがノートに求めるものが,日本とは違うんだろか。
それも考えづらい。ノートの使い方に,国や地域や民族によって固有性があるなんてはのはねぇ。不思議だねぇ,モレスキン。
● モレスキンのここがいいっていうのを,誰が教えてくれないだろうか。ヘミングウェイもゴッホも使っていたという,モレスキンとは無関係な“伝説”絡みじゃなくて,具体的にここがいいのだっていうのを。
いわゆるモレ本はすべて読んでいるつもりなのだが,実際にモレスキンを使ってみたこともあるのだが,どうもモレスキンの良さがわからないのだ。
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