著者 土橋 正
発行所 玄光社
発行年月日 2017.09.01
価格(税別) 1,600円
● 本書の提言をひと言でいうと,生活のシーンに相応しい文具を使いなさい,気分がいいから,というもの。
しかし,シーンというのは際限なく細かく刻むことができる。それに応じてそれぞれに相応しい文具を用意していたら,とてもじゃないけど,やってられないだろう。っていうか,生活が破綻してしまうだろう。
● たとえば万年筆に限ってみても,使いたいものがいくつもあるから,それを使うための言い訳を自分にしているような趣もある。
一軍の万年筆が何本もあるっていったい何なのだ。言い訳してないで,日替わりで使えばいいじゃないか,と言ってやりたくなった。武士(?)たるものは,刀は大小2本と決めて,その2本をいつでも抜けるように磨きあげておくべきではないか。
● ふたつだけ転載。
(方眼の場合)私のおすすめは3mmと4mm。これくらい小さいとマスの中に文字を書こうなどと思わなくなる(p25)
そのまま置くのと,トレイに置くのとでは,ものの存在感というか見え方が全然違ってくる。(p140)
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