2018年8月16日木曜日

2018.08.16 『ゼブラ完全ガイドブック』

書名 ゼブラ完全ガイドブック
監修者 ゼブラ株式会社
発行所 実務教育出版
発行年月日 2018.08.10
価格(税別) 1,600円

● 8月7日に八重洲ブックセンター宇都宮店でこれを発見。ほぼ,衝動買い。

● ZEBRAといえば40年前に初代シャーボが一世を風靡したのをよく憶えている。ボールペンとシャープペンが一緒になったという機能にではなく,質感というか高級感というか,そちらの方が記憶に残っている。
 そのシャーボ,自分も使った。20代の頃。青雲の志があった頃。自分は何者かになり得ると根拠はないけれども,思うことができた頃。
 ところが,使っていたことは間違いないのだが,どんなふうに使っていたのかは記憶にない。仕事で使っていたのかもしれない。プライベートでシャーボで書いたものは何も残っていない。あの頃はワープロ以前だから,必ず手書きだったはずなのだが。

● 現在だとSARASAのブルーブラックにお世話になっております。0.5㎜を使用中。といっても,普段はダイスキンにPlaisirで書いているので,SARASAの出番はそんなに多くないんだけど。
 このあとさらに,0.7㎜,0.4㎜,0.3㎜を揃える予定。当面,使うあてはないんだけど,揃えたい気分。

● 野木町に工場があったのは知らなかった。遠いところにある企業だと思っていた。

● 最近はマイルドライナーが売れているらしい。蛍光ペンは受験生が使うもので,あとはサラリーマンが書類を読むときにちょっと使うものだという認識でいたんだけど,マイルドライナーでイラストを描く人もいるんだな。言われてみれば納得だ。画材として蛍光ペンを使うのはありだろうな。
 ぼくには絵心がない。ZEBRAに限らずだけど,使う製品は限られる。文具の楽しい使い方のかなりの部分を排除しちゃってるかなぁ。絵心がないから絵を描いちゃいけないってことはないんだけどねぇ。

● 石川真一社長の発言をいくつか転載。
 機構系の文具は昔から割とヒットするんですよ。(p93)
 シャーボも,以前からあった黒と赤の2色ボールペンの不良品から生まれた。ボディ中央部の接合部に隙間が発生してガタついてしまう余裕部分で,リフィルが動いてしまう不具合でしたが,「この隙間をシャープペンの芯を出すノックに利用できるんじゃないか」と着目したところからシャーボができた。(中略)思いつき,ひらめきですよね。(p93)
 書くって,「考える」行為にすごく近いものだと思うんです。自分の中では仕事の時の前工程が「書く」で,デジタルの「打つ」が後工程かなと。(p93)
 今,脳科学とか,触覚工学とか人間工学とか,いろんな研究分野が出てきた。その分野を追求していけば,面白い筆記具ができるんじゃないかと思います。筆記具の触る部分が人間のどういう部分に作用を及ぼすかを突き詰めていきたいと考えているんです。(p95)
 企業の究極的な存在価値は一つの文化を作ることだと思っています。道具によって生活の中に文化を作りだす企業は将来にわたっても存在価値が出ると思う。我々も,規模は小さいですが少しずつ文化を作っている。(p95)

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