2024年5月14日火曜日

2024.05.14 道具に淫するな

● 測量野帳に文字を書きつけながら思った。こうしてノートに鉛筆で文字を書きつけることができるのは幸せなことだ。ぼくが一番好きなことでもある。
 そのために Amazon Prime Video を観れていないとか,読書をしなくなったとか,色々と活動レベルが低下したところはあるのだけれども,それは自分が一番好きなことを優先してやってるからなのだな。

● その一番好きなことをするのに必要なのはノートと鉛筆だけ。お安いものだ。
 その道具を吟味しようともしていない。書けりゃ何だっていいじゃん,と思っているところがある。

● 書くのは道具じゃない。道具を使って,ぼくが書くのだ。何を書くか(書けるか)は道具の性能や価格で決まるのではない。書き手のスペックによって決まる。
 自分のスペックをそのままにしておいて,道具だけ吟味しても(あるいは過度に凝ってみても),砂漠にバケツ一杯の水を撒くようなものだ。やりたければやればいいと思うが,報われることは決してない。

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