● 地元のマックに行った。県下で最も空いているマックなんじゃないかと思うんだけどね。
後期高齢と思しき御婆様が一人でいてね。テーブルにガラケーとB5サイズのノート。ごく普通のボールペンと何本かのラインマーカー。ノートを開いて一生懸命に何かお書きになっている。
● チラッと覗き見したところ,カラフルなページが見えた。これが女性のノートかと思ったことでした。ぼくの測量野帳とはまるで違う。このお年になっても女性は女性なのだなぁ(と,一括りにしちゃってはいけないんだろうけどね)。
平日の午後,一人でマックに来て,こういうふうに時間を過ごせるのっていいなぁと思ったことでしたよ。老後はかくあるべし。真似したい。
● ユニのプラケースに鉛筆3本と補助軸,チビた消しゴム。測量野帳を持って,マックに行く。
コーヒーと軽い食べものを注文して,2時間程度こうして過ごしたい。それはつまり,この世に竜宮城は実在するということですよ。
● あと,思ったのはね。マックってアーバンなんだね。このあたり,立派な農村地帯なんだけども,マックの中はアーバンなんですよ。田舎にいて都会を味わえるスポットなんですよ。
装ってみたけど,映える背景がないというときは,とりあえずマックに行けば何とかなんじゃね。これが田舎の不文律。
● この老婦人もね,ノートを書くなんて家でいくらでもできるんですよ。でも,装ってみたかったんだよ。装って外に出てみたかった。人目を意識してノートを書いてみたかった。そんな気配も感じたんだよね。
そういうときは,田舎で唯一のアーバンスポット,マックに行くわけですよ。他にないんだもん。
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