2026年5月17日日曜日

2026.05.17 BLACKWING 雑感

● 吾輩が1本だけ持っているBLACKWING。日本の鉛筆メーカー(大手2社ではない)が自社製品を作る傍ら,BLACKWING も作っているのだから,製造本数は微々たるもののはず。
 アメリカと日本以外の,欧州やアジア諸国ではどの程度売れているのかね。

● にもかかわらず,知名度と話題性は大したものだ。その最大の理由は,単体で販売されている鉛筆の中で世界最高値だからだろう。
 BLACKWING ユーザーは,意識してかしないでか,最高値だから買っているのじゃないか。消しゴムが使いやすいなどというのは,後付けの理屈のような気がする。

● ところで。BLACKWING の本体は日本製なのだが,白木の鉛筆をアメリカに持って行って,アメリカで塗装と消しゴムの取付けという最終工程をやっているのかというと,そうではあるまい。BLACKWING の塗装は日本のものだと思う。
 だったら,消しゴムの取付けも日本でやっているのではないか。日本で最終製品にまで仕上げて,日本から直接,各国に輸出しているのではないか。
 CCPC(カリフォルニアシーダープロダクツカンパニー)の鉛筆部門(PALOMINO)の事実上の本社機能は東京に置かれているのではないか。

● ところが,そうではないらしい。神戸派商店のサイトには「軸の製造はなんと日本。インセンスシーダーという北米カリフォルニア州とオレゴン州にだけ自生する柔らかな書き心地を叶える木材を日本に輸入し,高品質な日本製の黒鉛芯と合わせて日本の鉛筆職人によって軸が成形されます。消しゴムと金具はベトナム製。これらが最終的にアメリカに集められ,ドッキングし最高の1本が出来上がります」とある。
 BLACKWING ブランドマネージャー Alexander Poirier 氏も「日本とベトナムから加工したパーツを私たちの本国,アメリカに集めて特殊な機械でセットアップを行います。ですから,世界中から最高のものを集めて1本が完成するのです」と語っている。

● 消しゴムを取り付けるためだけに,いったんアメリカに集めるという,何ともムダなことをしているようだ。「特殊な機械でセットアップを行います」と言ったところで,同じことは日本の鉛筆メーカーでも難なくできるだろう。
 なぜそこまで委託しないのだ? そうした方がコストも削減できるだろうに。自分たちは企画と販売に完全特化した方がお得だと思うが。

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