2016年8月31日水曜日

2016.08.31 たいみち 『古き良きアンティーク文房具の世界』

書名 古き良きアンティーク文房具の世界
著者 たいみち
発行所 誠文堂新光社
発行年月日 2016.05.18
価格(税別) 1,800円

● 古民家,古道具という言葉もあって,古きがゆえに価値を帯びるものがある。文房具もそうだったのか。閾値を超えて集めると,その集合体が価値を持ってくるんでしょうね。


● しかも,そのコレクションをコツコツと(だと思うけど)集めたのが女性なんだね。コレクションって男のものっていうイメージがあるんだけどね。
 女性は実利を取るから,古い文房具なんてゴミにしか見えないのだろうと思っていた。そうじゃない女性もいる。考えてみれば当然のことではある。

● 文具王,高畑正幸さんとの対談から,ひとつだけ引用。いよいよこの人の発想は男性的だと思える。
 個人やお店がつくったオリジナル品ではなく,量産品がいい。(中略)戦いに来たもの,というイメージがあるのね,量産品には。会社なり人なりが製品を大量につくって売り出すまでの苦労やコストがかかっているから。

2016年8月29日月曜日

2016.08.28 Seriaで「トラベルメモリーズノートブック」を初めて見た

● Seriaからトラベラーズノートのソックリさんが出ていることは知っていた。けれども,ぼくが行きつけにしている,MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店に入っているSeriaには入荷していないようで,ぼくにとっては幻のソックリさんになっていた。

● が,今日,とうとうその現物を目にする機会を得ましたよ。インターパーク・ヴィレッジ(といっても,何のことかわからない人も多いと思うけど,宇都宮南部にあるショッピングセンター)にあるSeriaにあったんですよ。

● サイズは210×110㎜,クラフト紙で64ページ。いずれもトラベラーズノートと同じ。「旅の思い出を残そう」という企画コンセプト(?)もトラベラーズノートのパクリだねぇ。
 メーカーはKyowa(協和紙工)。MADE IN JAPAN。

● で,これ,使ってみるまでもなく,品質や使い勝手に問題がないことが見てとれる。クラフト紙を綴じて折っただけの単純な構造だから。充分なクオリティを確保しているようだ。
 それでいて,値段はトラベラーズノートの3分の1。

● トラベラーズノートの製造元であるミドリからすれば,目の上のタンコブ。邪魔でしょうがないだろうね。かといって,訴えるのも難しいんだろうな。
 いや,そうでもないんだろうか。ウェルカムってところなのかなぁ。カバーの売上げが増えるから。
 消費者からすれば同じものが安く買えるんだから,歓迎しない理由はない。

● トラベラーズノートってクリエイティブ系に人気があるらしい。クラフト紙を単純に折っただけっていうのが,彼らに受けるんだろうか。
 最初からトラベラーズノートを使っているクリエイティブ系は,パクリもんを使ったりはしないんだろうな。何かそんな気がするな。

● ぼくもこのノートは使わない。パクリものもパクられたものも。クリエイティブ系じゃないし,オレ。
 モレスキンをパクったダイスキンがピッタリはまっているしね。

2016.08.28 ジョイフル本田宇都宮店の文具売場を覗く

● ジョイフル本田の2階にかなりの面積を占める文具売場。おそらく,栃木県では随一の品揃えを誇るのではあるまいか。
 その文具売場を時間をかけて見て歩いた。

● 以前は,文具を扱った雑誌,ムック,単行本を展示していて,もちろん販売もしていたんだけど(ぼくも二度,買ったことがあった),それはやめたようだ。
 利幅も文具より少ないだろうし。栃木じゃそんなに売れないだろうし。

● アシュフォードの製品が,ブックカバーやペンケースも含めて,豊富に揃っている。もちろん,メインはシステム手帳のカバー。
 あとは万年筆。定価販売の文具店が多い中,ここは値引きをしている。
 要するに,高級文具を物色するなら,まずここに来てみるといいのじゃないかと思う。

● システム手帳のリフィルも揃っている。ぼくはBindexのバイブルサイズを使っているので,Bindex製品を中心に見ていくことになる。
 BindexのNO.011しか使っていない。能率手帳。ずっとそれしか使っていないのに,こういう言い方をしてはいけないんだけど,ぼくにはたぶんこれが一番使いやすい。
 ときどき,無地のリフィルを追加する。スクラップ台紙として使うためだ。わりと手帳に貼る人なんですよね。

● そのリフィルもいろいろあるんだなとあらためて思う。パッと目に入るのは,横罫と無地の100枚セット。何のためのものかといえば,メモ用だ。
 こうしたリフィルをシステム手帳にセットしておけば,手帳とメモ帳を完全に合体させることができる。保存の仕方も自在だ。

● 上に書いたように,無地はときどき追加して使っているんだけど,スクラップ台紙としてであって,メモのためのリフィルを手帳に追加することは考えたことがない。
 理由は非常に単純で,システム手帳にセットしたままでは書きづらい。特に左ページ。書くとすれば手帳から外さないといけない。
 書いたものを閲覧するにはいいけれど,書くにはあまり向かないのがシステム手帳だ。その“向かない”を最小限にするためには,できるだけ薄いバインダーを使うしかない。

● そのあたりはメーカーもよくわかっているので,メモパッド型のリフィルも用意している。単体で書ける。立った状態でも書ける。作業を終えたら,バインダーに綴じておけばいい。
 しかし,お値段が少々。そこを気にしない人なら,これはいいかもなと思う。

● 製図用の文具や画材も充実。ステッドラーのコンパスなんか格好いい。が,どう考えても自分には無縁なもの。コンパスを使ったのは,小学校の算数の授業のときだけだったかなぁ。
 アクリル絵の具なんてのも同じだ。ぼくに絵心はまったくないんだよなぁ。

2016年8月27日土曜日

2016.08.27 土橋 正 『仕事文具』

書名 仕事文具
著者 土橋 正
発行所 東洋経済新報社
発行年月日 2016.04.21
価格(税別) 1,500円

● 仕事で使う文具を,ありったけではないけれども,けっこう網羅的に紹介している。おそらくビジネスマンが通常使っているのは,職種を問わず,この本で紹介されている文具たちの数パーセントではあるまいか。
 なぜかと申せば,会社の支給品で間に合わせている人たちが大半だと思うので。

● 逆に,ほとんどのビジネスマンがノート代わり,メモ帳代わりに使っているであろうけれども,この本では紹介されていないものもある。それは何かといえば,A4コピー用紙だ。

● ぼくが使ったことがあるもので,この本で紹介されているのは次の6つだけだった。

 ポストイット スリム見出しミニ(3M)。1,000枚で240円と3M製品の中ではきわだって安い。読書のとき目印代わりに貼っておくのに便利。
 ただ,糊の付いていない部分が短いので,取り回しに若干の難がある。

 透明スリム見出し(3M)。これも読書のときの目印用。ポップアップ式で使いやすい。ただし,1回使っただけで,ダイソーの44×7㎜(180枚)のポップアップ式フィルム付箋に替えた。同じ枚数で使い勝手もほぼ同じ,それでもって値段は3分の1以下なのだから。

 ジークエンス360°ノート(ゼニス・エンタープライズ)。miniサイズを1冊使った。紙質はいいし,堅牢だ。中紙の枚数は100枚をはるかに超える。ファンが多いはずだと思う。
 が,ぼくは1冊使っただけで気がすんだ。108円のダイスキンに戻った。

 カバーノートSYSTEMIC(コクヨ)。本書で紹介されているのは,A5のリングノートタイプ。ぼくが持っているのは,A6の綴じノートタイプのやつ。
 痒いところを見事に掻いてくれる製品であることは,使わなくてもわかる。で,まだ使ってないんだよね。

 プレスマン(プラチナ万年筆)。昔からあまりに有名な0.9㎜芯のシャープペン。ビシバシと使っていこうと思って,2本買った。安いしね(216円)。
 速く書きたい,長時間使う,のであればこれは定番中の定番。自分もそうするであろうと思ったんだけどねぇ。そんな自分は実在しなかったのでありました。

 トラディオ・プラマン(ぺんてる)。和田哲哉 『文房具を楽しく使う 筆記具篇』にこのペンはモレスキンにピッタリなのだと紹介されていた。

 フォトエッセイストのカマタスエコさんはご愛用のモールスキン・ノートにはぺんてる株式会社の「トラディオ・プラマン」のインクがぴったりであると私に教えてくださいました。なるほどこのペンならクッキリとした筆跡にもかかわらず,モールスキン特有の裏写りのほとんどない,快適な筆記が実現しました。

 裏写りするという点では藁半紙に迫るのではないかと思われるモレスキン。そのモレスキンで裏写りしないというのが本当ならば,トラディオ・プラマンにはそれだけで存在理由がある。
 が,実際に使ってみると,これはにわかに信じがたい。かつてのモレスキンはそうだったということか。

● ひとつだけ,本文から転載。

 大半はデジタル化されているが,紙にしたほうが便利というシチュエーションはまだまだある。私の場合でいえば,未完成の資料や原稿は必ず紙にプリントアウトする。未完成でまだ手を加えるものは,「つかみどころ」のある紙にしたほうがコントロールしやすい。(p106)

2016年8月24日水曜日

2016.08.23 パイロットのエリート万年筆にトラブル

● インクが漏れていたんですよ。ペン先から滴ることはなかったんだけど,タンクの内部にインクが溢れていた。カートリッジがきちんと装着されていなかったのかな。
 パイロットがカートリッジの形態をしばしば変えていて,最新型ではないカートリッジを使った? 逆にエリート万年筆がだいぶ前のものだから,最新型のカートリッジに逆に合わなかった?
 どちらもあり得ないね。

● たださ,これじゃ使えないよ。中古で1,400円で買ったものだからあまり文句は言わないけれど,こういうことでは200円のPreppyに劣ることになってしまう。
 質感とか書き味は大事なものに違いないけれども,何より大切なのは万年筆の基本的なメカニズムが破綻せずに動いてくれることだ。

● 今,手元にあるカートリッジではなく,文具店でひとつ買い求めて,それを使ってみよう。それでダメならパイロットには愛想を尽かすことにするぞ。
 前にパイロット製のボールペンでも痛い目にあっているので。Hi-Tec-Cは何年も頑張ってくれているのだが。

● ともあれ。という状態なので,カートリッジを抜いた。あたりまえっちゃあたりまえなんだけど,抜いたあともしばらくは使える。ヌルヌルスラスラと書ける。
 インクが切れるそのときまでインクの出がまったく変わらなかった。徐々に出が悪くなり,かすれるようになり,ということがなくスムーズに筆記できた。そして突然,まったく書けなくなった。
 いいぞ,いいぞ,エリート万年筆,と思った。

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンターの文具売場で,パイロットのカートリッジを購入。5本入りで200円。カクノを扱っているので,カートリッジもあったんですね。
 近くのモスバーガーに入ってさっそく装着してみた。すぐに書ける状態になった。今度はどうか。インク漏れはしないでくれよ。


(追記 2016.08.24)

 今にいたるまでインク漏れは発生せず。前回はキチッと挿せてなかったんだろうな。パイロット製品に不具合があったのではなく,ぼくの装着ミスということ。

2016.08.21 手帳選びの保守性

● 特に年配の男性はそうだと思うんだけど,手帳に関しては(それ以外もだけど)極めて保守的だよね。よほどのことがなければ,去年と同じものを今年も使っているし,今年と同じものを来年も使うんだよね。乗り換えさせるのは,ケータイ以上に難しい。

● その難しいことをやってのけたのが「ほぼ日手帳」というわけなんだけど,これだって,年配の男性よりは女性ユーザーがずっと多いように思える。男性でも若い世代。
 1日1ページの手帳をどう使っていくか。年配男性ではあまりアイディアも出ないでしょ。その点,女性の方がフレキシブル。

● 女性は取っ替え引っ替えして使う人が多いのじゃないか。男性でも若い人はそっち派が多いかもしれない。
 なぜそう思うかというと,自分も若い頃はそうだったから。1年ごとに手帳を替えていた。今ほど多くの手帳があるわけではなかったから,逆に替えやすかったのかもしれない。年玉手帳もあって,一回だけ年玉手帳を使ったことがあった。

● 使う手帳がおおよそ固まったのは30歳を過ぎてからだったと思う。いったん固まると,それをなかなか替えようとしなくなる。ぼくも基本的には替えていない。
 頑迷な中年男になるのは,30歳ってことですかねぇ。

2016.08.20 久しぶり,上野駅構内のANGERSに行く

● 上野駅構内のANGERS bureauを覗いてきた。入口近くの特等席を来年の手帳が占めている。
 そういう季節になったっていうことだけど,年々早くなってるねぇ。ここまで急がないとダメなのかね。
 高橋やノルティなど,大手はまだのようだけどさ。ほぼ日手帳も9月1日からだ。ウィークスはここにも並ぶはずだ。

● でも,気の早いところはもう製品を出しているのだ。早く出せばそれだけ売れる可能性が増える? 大手より遅くなるのは致命傷なのだろうかねぇ。

● モレスキンと同様,クリエイティブ系に人気の高い(と思われる)トラベラーズノートを手に取ってよく眺めてみた。
 ノートはダイスキンでいいと思っているし,ジークエンスを使って少々後悔もしているので,新たなノートを試すつもりはないんだけどね。

● クリエイティブ系に受けがいいのは,それだけの理由があるはずだ。それは何なのか。結局,ぼくにはわからないんだけど。
 横罫,方眼,無地とあるのも,まぁ普通だ。カバーの色合いと質感が独特ってことか。でも,そんなのがクリエイティブ系に受けるのかねぇ。
 リフィルはSeriaから代替品(トラベルメモリーズノートブック)が出ているらしい。ぼくはその現物を見たことはない。