● 某日,東京に出た。用事がすんだらサッサと戻りたくなる。用がないのに東京にとどまっていたくない。根っからの田舎者。
銀座を歩くんだったら,そのためだけに行く。表参道のお店を見たいんだったら,そのためだけに行く。ついでに何かをしてくるという発想は,東京に関してはあまりない。
● 上野駅に戻るとホッとするわけですね。ふるさとの訛りが懐かしいということは,今どきないけれども,東京駅や品川駅に比べれば,明らかに雰囲気は鄙びている。その鄙びた感じが心地いい。
で,上野駅のエキナカは覗いてくるわけです。必ず覗くのが「ANGERS」。文具店ですな。本店は京都にあるんですね。
● 由緒正しい文具たちがゆったりめに陳列されている。万年筆,ノート,手帳,などなど。ペンホルダークリップのような小物もある。
こういうのを見ると,何でもかんでも百円ショップで間に合わせてはいけないかもなと思うわけです。由緒正しさの列に自分も加わらなければ。
● といって,ここで何かを買ったことはまだない。覗き見るだけの客だ。安さを購入基準にする度合いが強いんですね。このあたりは育ちの問題かもしれないなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿