主には「書く」道具について書いてます。手帳,ノート,筆記具,パソコンなどの話題がメインになると思います。といっても,パソコンや文房具のマニアではありません。この分野について知るところはあまりありません。 ごくあたりまえに属することを,試行錯誤ともいえない程度に試しています。 2024年3月からは鉛筆党員になりました。
2019年4月29日月曜日
2019.04.29 『万年筆のすべて』
発行所 枻出版社
発行年月日 2016.01.10
価格(税別) 1,200円
● 千円の万年筆で満足しているので,特に使ってみたい万年筆はないんだけど,強いていうとモンブランの149とパイロットのキャップレスかなぁ。
ま,でも,万年筆は国産がいいような気はしている。外国製をいくつか使ったことはあるけれど,国産の千円万年筆の方が安心感がある。壊れないっていう。
● 巻頭の小日向京さんの「いま,万年筆が欲しい7つの理由」は,ぼくらが万年筆に抱く心情をうまく切り取って見せてくれていると思う。
愛おしい
心地良い
組み合わせで変わる
感情を映す
心を伝える
励ます
気合が入る
2019年4月28日日曜日
2019.04.28 市村洋文 『1億稼ぐ人の「超」メモ術』
書名 1億稼ぐ人の「超」メモ術
著者 市村洋文
発行所 プレジデント社
発行年月日 2017.04.17
価格(税別) 1,400円
● ブロックメモを持ち歩いてガシガシ書く。シャッフルしてアイデアにつなげる。それをノートに清書する。
言うにや及ぶだが,同じことをしても1億稼げるようになるわけではない。それじゃ読んでもムダか。ムダだと言ってしまいたいのだが,この手のものを読むのが趣味なんだから仕方がない。
● 以下にいくつか転載。
その情報そのものだけでなく,その瞬間に自分が何を感じたか,考えたかをメモしてみてください。そうした心の動きこそビジネスにつながるヒントになっていきます。(p28)
手書きが記憶にとどまることを実感しているので,あえて必要以上にITツールには頼らないようにしています。(p30)
私が現在,使用しているブロックメモは『グムント ブロックメモS』。(中略)人前で使うツールであることを考えると,ここは少し背伸びをしてもいいのではないでしょうか。(p33)
情報はナマモノですから新鮮なうちに新鮮なままメモすることが大切です。(p38)
アイデアとして役立つなんて前もってわかることはあまりありません。情報が飛んできたら,即キャッチしましょう。メモはスピード重視。(p39)
今もメモを取るときに守っていることは,メモに「日付」を入れることと「1枚のメモ用紙に書く用件は1つ」ということ。(中略)後で混乱してどこに書いたか探すことほど無駄な時間はありません。思い切って紙のコストよりも時間のコストを惜しんでください。(p48)
私は情報整理の基本中の基本は,時系列で整理することだと思っています。その意味でも日付を入れておくことが,後々整理するときに大変重要になってくるのです。(p50)
ブロックメモの段階でしっかりシャッフルし,整理してノートに移行していくことがメモの極意です。(p94)
仕事がうまくいくかどうかは,人に恵まれているか否かにかかっているといっても過言ではありません。人は「運」を連れてやってくる神様なのです。不思議なことに,情報のアンテナを立てていると,そのアンテナに反応して,夢を叶えてくれる人へと引き合わせてくれることがあります。(p128)
電子版でもやはり一度プリントアウトして,時系列に眺めるほうが,私自身はアイデアの神様が降りてきやすいと思っています。(p155)
まず,私がすることはその人物の美点凝視です。その美点を文字ベースにして会社案内やホームページ作成に効果的に落としていくためです。(中略)もちろん,弱点が見えてくることもありますが,圧倒的に強い部分があれば弱い部分は結果的に解消できるものと考えていますので,あえてアピールして相手に伝える必要はありません。(p167)
2019年4月27日土曜日
2019.04.27 歴代のCampusノートのミニチュア版
このあたり,栃木県でもかなり所得の高い層の住宅街だと思う(お医者さんが多いエリアだからね)。それに合わせているようでもある(そうでもないようでもあるんだが)。ので,うさぎやでもここにしかないものもあるような(ないような)。
● これはここにしかないというものでは絶対にないんだけど,歴代のCampusノートのミニチュア版が販売されている。A7サイズくらいか。
自分はじつはCampusはあまり使っていなかったのかもしれない。表紙から喚起される記憶がほとんどないからだ。
● ま,文具よりも書籍がメイン。書籍についていえば,ここは医学書が多い。“家庭の医学”的なものも多いけれど,そこはそれ,自治医大病院や周囲の医院に来た患者さんが,帰りに買っていくのかもしれない。
2019年4月21日日曜日
2019.04.21 ダイスキンを順調に消費中
箇条書きでタスクを書くだの,イラストを描くだの,そういう洒落たことは一切なく,ただただ文章を書いている。
● 意図しているわけではないんだけれども,日記のようなものかなぁ。昔は正真正銘の日記を書いていた。高校生の頃からだからかなり長い間続いた習慣だけれども,何と言っても読み返すことがない。ムダだと思って,だいぶ前にやめた。
が,ダイスキンに書いていることって,そのやめたはずの日記っぽいことが多い。やはり,ダイスキンを読み返すことはあまりない。
ちなみに,このブログも読み返すことはほぼない。書きっぱなし。
● ほんのときたまだけれども,短時間に10ページ以上を一気に書くことがある。自分の脳内に浮かんだことを,何も考えないで書き取っていくという感じで。
そういうものは,いっそう読み返すことがない。脳内に浮かぶことっていうのはほんとに滓だなと思う。ぼくの場合は,だけど。
● まぁ,とはいっても,つまり大したことは書いてないとしても,手で紙に文字を書くのは楽しいものだ。これがぼくの道楽ですと割り切って, これからもダイスキン野郎であり続けようと思う。
ので,次もダイスキンを使っていく。同じく,96枚のA6黒ダイスキン。
● ところで,そのダイスキンが一時ダイソーの店頭から消えたので,ダイスキンはなくなってしまうのかと思ったのだけれども,どうやらそういうことはなさそうだ。
今日,宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソーを覗いたら,96枚のオレンジのダイスキンもあった。ただし,1冊だけ。赤は数冊あったのだが。
ついでにフィルム付箋も |
あと数年はダイスキンに滓を吐き散らすことになる。いずれはCampus野郎になろうと思ってるんだけど,まだ当分の間はダイスキン。
2019年4月20日土曜日
2019.04.20 舘神龍彦 『最新トレンドから導く 手帳テクニック100』
書名 最新トレンドから導く 手帳テクニック100
著者 舘神龍彦
発行所 枻出版社
発行年月日 2018.10.30
価格(税別) 1,500円
● 具体的なテクニックを紹介しているが,自分流の使い方を構築することが基本だと著者はいう。
そのとおりだろう。実際のところ,本書が紹介しているテクニックは全部忘れてしまってもかまわないと思う。
● 以下にいくつか転載。
手帳との関係を見ると,仕事管理・計画用の紙の記録媒体を使うこと自体が,デジタルツール全盛の時代における,ある種のハックと言えなくもありません。(p30)
たとえば「能率手帳普及版」のノートページは,1ページ31行になっています。つまり一ヶ月の日報や日記を1行1日で書けるわけです。(p38)
手帳を何冊も同時に使うというのは,その役割や使い分けを,よほどきちんと区別できていなければ,逆に時間がかかります。著者はこれを「手帳を凝視すると手帳を見失う」と言っています。(p42)
あるメーカーに取材したところ,実際に市場にない製品を作って投入しているそうです。市場に出した責任についても考えており,最低5年間は販売を継続するそうです。(p56)
汎用的なフォーマットをいかに自分の目的に合わせて使うかが手帳の醍醐味でもあります。手間をかけずに,既存のものをちょっとした工夫で使いやすくしてみましょう。(p64)
スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器と手帳との最大の違いは,このような自由度が高い記入欄の存在です。だとすれば,こうした自由記入欄にどんな情報を書いていくかこそが,手帳の使いこなしの要なのかもしれません。(p74)
1つの面に対して,簡単に複数の情報が並列して記入でき,また同時に参照できるのが手帳というツールの面白いところです。(p76)
2019年4月17日水曜日
2019.04.17 舘神龍彦 『手帳と日本人』
書名 手帳と日本人
著者 舘神龍彦
発行所 NHK生活新書
発行年月日 2018.12.10
価格(税別) 780円
● 手帳を切口にした日本近現代史。現代史の部分が詳しい。サラリと読める読み物。
● 日本は世界に冠たる手帳大国だという。たぶん,日記大国でもあるのではないか。手帳も予定管理よりもログ(記録)を残すために使っている割合が高そうだ。“手帳をつける” という言い方もあるくらいだ。
「ほぼ日手帳」に代表される1日1ページタイプは予定管理のためにはかえって使いづらい。それがこれほど使われているのは,ログ好きが多いということだろう。日本人って面白いよな。
● 以下にいくつか転載。
(福沢諭吉が持ち帰った)この手帳は小型ノートにすぎないが,明治一二年に旧大蔵省が発行した「懐中日記」は,予定記入欄や便覧を備えている点で手帳の起源と言える。(p4)
最初期の手帳は為政者から与えられるもので,その底流にあったのは「発行元の共同体の時間」ではなかったか。(p6)
グーグルのテクノロジーがもたらす時間感覚は,ある種中世ヨーロッパの時間感覚への先祖返り的な構造を持っているのではないか。また,そのことに無意識に窮屈さを感じ取った結果,少なくない人々が紙の手帳に戻っているのではないか。(p7)
当時の人々にとって,鉄道の開通は新たな時間感覚を身につけるきっかけとなった。日本人が時間を内面化するようになったのは,このころのことである。(p24)
手帳は「慣れ」の比重が大きい。サイズや便覧,デザインと同じくらい,記入欄のフォーマットが重要だ。そうでなければ,使い勝手は極端に悪くなる。(p77)
終身雇用制の企業に勤めるビジネスマンにとって,時間はその中で生きるための「いれもの」でしかなかった。(p79)
一〇年ほど前から,ロフトや東急ハンズといった大手量販店では,通年で手帳売り場が設けられるようになったが,まさに百花繚乱というべき様相を呈している。これほど市場が成熟した国は,おそらく世界を見渡してみても日本だけだと思われる。見本はまごうかたなき「手帳大国」なのである。(p134)
手帳術の指南書は,具体的な事例をもって手帳活用法を解説してくれる存在だ。ただし,それはそれで参考にしつつ,自分にフィットしたやり方を見つければいい。手帳に限らず言えることだが,トライアンドエラーのなかで,つまり実行して初めて得られる知見が重要だ。(p144)
かつては午後三時を過ぎると銀行は閉まっていたが,インターネットならば二四時間対応だ。個々人が「いつでもできる」ということは,社会で時間を共有する機会は減ったということだ。(p171)
2019年4月14日日曜日
2019.04.14 ダイスキンはなくならないらしい
アルカキット錦糸町の大規模店舗に行っても,ダイスキンはわずかしかなくて,流通在庫のように見えた。しかも,80枚のA6黒ダイスキンしかない。96枚の赤や黄色は1冊もない。
● B6ダイスキンはとっくに店頭から消えていた。A6のダイスキンダイアリーも今年は販売されていない。
それやこれやで,ダイスキンはなくなるんだろうなと思ってて,黒ダイスキンを11冊ほど買い足したりもした。
● が,今日,宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソーを覗いてみたら,ダイスキンが復活してた。黒ダイスキンのみならず,96枚の赤ダイスキンもある。
新型ダイスキンも。どうやら,ダイスキンは新旧ともに絶えてしまうことはなさそうだ。
● と,結論づけていいような気がした。“気がした”とやや弱気なのは,かつてのように溢れるほどあるという状態ではないからで,ひょっとするとダイスキンの需要は細っていたりするんだろうか。
ミッキーの絵柄のハードカバーノートも出たりしてるから,そっちに需要がシフトしてたりとか。とはいっても,大人が使えるのはどう考えたってダイスキンしかないはずだよなぁ。
● ともあれ。なくなってしまうのであれば,ダイスキンは貴重なもので,残っているものを大事に使っていこうという態度が固まるのだが,いつでも買えるままだとなると,手持ちのダイスキンを使い終えたらダイスキンは卒業だなという気分になる。
いや,ダイスキンが消えてしまうのであれば,否応もなく卒業しなければならなくなるわけだが。要は,ダイスキンが今後もあるとなると,有難味が薄れるということね。
● いやいや。ダイスキン,これからも健在であって欲しい。ダイソーがダイスキンを出しているのは,一種の文化貢献活動ではないかと思っているほどなのだ。
2019年4月9日火曜日
2019.04.09 最後はコクヨのCampusで
あとは11冊買い増した80枚の黒ダイスキンを使い切れれば,A6ダイスキンはめでたく在庫処分完了。あんなにあったダイスキンをよくも使えたものだ(となるはず)。
● 次は新型ダイスキンなどのダイスキン仕様のハードカバーノートを使っていく。その中にモレスキン1冊が含まれる。それも使い切ったらB6ダイスキンに移る。
それも使い終えたら(ここまでは生きている間に使い切れると思う),正規A6サイズのCampusなどに移る。目下のところは,正規A6ノートを終着点と考えている。以後はずっとそれを使い続ける予定。
● しかも,コクヨ。無印良品の店に行くと,これもいいなと思わせるノートがあるのだが(たぶん,コクヨが作っているものだろう),基本はCampusだ。
死に際は,枕元にCampusがあるというのが,ぼくが思い描く自分の臨終の風景だ。
● 結局,子供に帰って死ぬってこと? 子供の頃に使っていたものに戻るっていうか。というセンチメンタルだけではなくて,なぜかコクヨに惹かれるんですよね。
だったら,ダイスキンなどすっ飛ばしてコクヨ製品を使えばいいじゃないかと自分でも思うんだけども,買ってしまったものは使うよ,全部(本当に使いたいものは最後に取っておくのだ)。
● どんなものにも作者がいる。量産品であっても必ず作者がいる。1人とは限らないが,とにかく作者はいる。
作者がいるものを徒や雑には扱うまい。最後はCampusに行きたいものだが,その途中で使うものにも作者がいることを忘れまい。
2019年4月6日土曜日
2019.04.06 ANGERSとLoFtと無印良品の文具売場を覗く
特に欲しいものはなし。あるわけがないのだ。ダイスキンとPlaisirで完全に足りているのだから。シンプルでバランスもいい。足りているというより,別の何かを入れると邪魔になる。
● その後,錦糸町駅南口側にオープンしたPARCOに行ってみた。6FにLoFt,4Fに無印良品が入っている。ついでに言うと,地階にはSEIYUが。
まずは。LoFtの文具売場を覗いてみた。普通にLoFtの品揃え。普通にLoFtなんだから,色々ある。もちろん,「ほぼ日手帳」もある。
が,やはり欲しいものはない。ここで欲しいものがないということは,自分には遊び心がないということだなと思った。
● 4Fには無印良品。ワンフロア全部を使っている。無印を話材にした書籍も揃っており,オブジェとして使われている。通路というか回廊も余裕のある広さなので,ゆっくり見て回れる。
これだけの商品群でこの統一感,ノイズのなさは,さすがに無印とも思うし,要は茶色効果じゃないかとも思うんだけども,ともあれ無印好きならたっぷり堪能できる。
● じつのところ,無印というのは,メーカーにブランド名や商品名を入れないのを作らせて,それに誰が見ても無印とわかるガワを載せて販売しているだけではないかと思っていた。が,最近,銀座にムジホテルができるのを知った。
ホテルの運営までやっていたとなると,これは認識を変えた方がいいのかもしれないぞと思うようになった。無印ってデザインだけではなく,核に何かがあるんだろうか。
● お客さんもかなり入っているのだが,外国人の方が多いかもしれない。つまり,中国人。彼らが日本製の電気製品や資生堂の化粧品を爆買いしていたのは,とっくに今は昔の話。
商品を選ぶ彼らの目線は普通の日本人と同じだ。ぼくの隣でノートを物色していた女性のセンスは,ぼくよりは間違いなく上にあると思った。
センスはザックリいうと所得に比例する部分があるから,彼女の所得もぼくより多いのだろう,たぶん。
2019年4月1日月曜日
2019.04.01 大事にしかしケチケチしないで
Plaisirに対してもダイスキンに対してもそうであること。百均の製品なんだからという理由で雑に扱わないこと。
● 職場にダイスキンを使っていると,それとわかりすぎる。何か書いてるな,あいつ,と。たとえば反古になったコピー用紙の裏側に書いていれば,浮かずにすむかもしれない。
が,コピー用紙は(ぼくの職場のコピー用紙は)万年筆で書くと滲むんだった。それでは困る。目立ってしまってもダイスキンに書くしかないでしょうね。
● 当初,ダイスキンのサイズは絶妙だと思っていたんだけど,主には机かテーブルのあるところでしか使わないので,それならばもう少し大きい方がいいかなと思わないでもない,今日この頃。
それゆえ,これから使うはずのB6ダイスキンの使い勝手が楽しみだったりする。ダイソーの店頭からは消えて久しいB6ダイスキンも何十冊か買い溜めてあるのだ。
● ただし,大きめなのはそのB6ダイスキンだけで,あとはA6正規サイズを想定して用意してしまっている。特にSYSTEMIC。いずれはA6のCampusで固定しようと考えて,SYSTEMICも購入済み。
まぁ,別なのを用意すればすむ話ではあるんだけどね。
● 仕事を引退すれば,逆に外で書く機会が増えるかもしれない。A6で正解かなと思ったりもする。引退しちゃえば浮いてしまうなどと考える必要もなくなるわけだし。
ま,ダイスキンでもCampusでも,大事にしかし贅沢に使っていくこと。何を使うかよりも,何であっても大事にしかしケチケチしないで使っていくことだよね。そして使い切ってやることだよ。