● 2日。川崎に行く途中,上野で途中下車して,上野駅構内のANGERSを覗く。覗くだけなのが何とも申しわけない。
これは通にアピールするのかなと思ったのは,BLACKWINGの鉛筆とDUXの鉛筆削り。真鍮製のこの鉛筆削りを使いたいから鉛筆を買う,ということもあるんだろうかな。道具感とモノとしての存在感の両方がしっかりあってね。真鍮のしからしめるところでしょうね。
● そこにBLACKWINGの鉛筆を合わせておく。なるほどねぇ。
と,わかったふうな口を聞いているけれど,その妙はぼくにはよくわからない。売ることのプロなら気づくのこだわりなんでしょうね。
● レッツの手帳もあるのだった。レッツにも大型があるんですなぁ。バーチカルもある。何だよ,レッツ。掌サイズに徹する潔さは捨ててたのかよ。
って,なんなんだ,このやつあたりは。ま,こうした大判の手帳になれば,日本製がよろしいんじゃないかと思いますね。
● ANGERSは文具のみを扱っているわけではない。雑貨店といって悪ければ,生活スタイル提案店だ。蔦屋に似ている。商品の選択と組み合わせで,スタイルという広がりを想起させるオブジェを作る感じでしょう。
この種の店の難しいところはアンチも作ってしまうことだ。たとえば,ぼくの奥様はこういうところをあまり好まない。本当かどうかは一緒に来たことがないので知らないけれども,本人はそのように申している。
作り込みが甘ければぼんやりしてしまって訴求力を持たないし,尖らせすぎるとそっぽを向かれる。油断していると,買い手の想像力が自分を追い越してしまう。
● 3日。東京駅前にあるJPビル「KITTE」を6階から順に見て歩いていたら,4階にANGERSがあるのを発見。ここで目に入ったのはオリベッテイの電卓。売り物なんでしょうね。存在感ある。
欲しいかも。でも,買わないよ。電卓はCASIOのを持ってるし,スマホですんじゃうし。
● これはANGERSとは関係のない話。
東京オリンピックのエンブレムをあしらった商品がいくつも出ていて,その中には筆記具もある。左の写真はナカバヤシが出している1万円の万年筆。コンバータが付属。
上野駅構内のANGERSの隣の書店に,ナカバヤシのにそっくりの万年筆があった。こちらは980円。コンバータも付いている。マッスという会社が製造。中国製。太さの表示がない。あるのかもしれないけど,気づかなかった。
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