● LoFtの旗艦店はやはり銀座LoFtということになるのだろうか。渋谷LoFtも大きいし,LoFt発祥の地は渋谷なんだけど,有楽町から移転した銀座LoFtがやっぱりねぇ,銀座だもん。
その銀座LoFtには,銀座に来れば立ち寄ることが多い。並木通りからサッと入れるし,カジュアルで敷居が高くないし。
● LoFtといえば,ほぼ日手帳を扱っていることで知られる。元日に川崎LoFtでほぼ日手帳が2割引になっているのを見て,オヤっと思ったのだが,川崎だけのはずもなく,銀座LoFtでも同じだった。
昨年10月から手書きで何かを書くことが激減しているので,今なら手帳とメモ帳を分ける必要がなくなっている。ほぼ日手帳weeksで足りるのではないかと思う。“MEGA” の必要はなく,普通のweeksでいい。
正確には銀座LoFtがモレスキンを販売しているのではなく,モレスキンのオフィシャルショップ「モレスキン・アトリエ」が銀座LoFtのスペースを借りて店を出しているわけだ。ショップ・イン・ショップの形式。
有楽町LoFtの頃からある。アジア最大規模の面積で,ノートに限らず全コレクションを揃えているらしいから,そりゃ品揃えが豊富だと感じるはずだ。
が,アンチというのは無関心とは違う。関心はあるのだ。あるんだけれども,そのうえでモレスキンは使わないぞと思っている。
愛憎は意外に近い心的状態だと言われる。ぼくもひょんな契機からモレスキンユーザーに転向することがある・・・・・・かもしれない。
● 文具メーカーはどこでもあまり大きなPRを展開しているところはないのだが,モレスキンもテレビや新聞などの媒体に広告を出すことはない。広告費はほとんど使っていないだろう。
にもかかわらず,世界中で大きな売上げを出している。品質で売っているわけではないと思うので,だからこそ,そこがすごい。
● 小売店にとっても,モレスキンはありがたい存在だろう。高額商品は小売店の利幅も大きいからだ。そういう意味では,モレスキンは業界に貢献していると言える。
ただし消費者に貢献しているか,と言いたくなってしまうのだが,買う人がたくさんいるんだから貢献しているんでしょうね。これはもう,そう考えるよりしょうがない。
● 広告ということでいえば,この「モレスキン・アトリエ」じたいが広告の役割を果たしている。アンチだと言いながら,ぼくなんかも吸い寄せられるように近寄っていく。
雰囲気の作り方が巧い。これだけ巧いのはそれなりに研究開発費(?)を投入しているからだろう。狭義の広告費はかけていなくても,売り方はお金をかけて研究している。
所々にあるポスターというか写真パネルもじつに垢抜けたもので,こういうところイタリア人はたいしたものだなと思ったりもする。
● さらに言うと,包装の仕方も含めて,商品の見せ方が巧いという印象もある。実質本位というレベルでは満足せず,見せ方の微細なところにこだわっているというかな。「伝説」だけでこれだけの売上を維持しているわけではない。
アンチだけれども,楽しませてもらえるところは楽しませてもらおうと思っているぞ。
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