2021年1月30日土曜日

2021.01.30 渋谷LoFt

● 過去に二度ほど来ている(ひょっとすると三度かもしれない)。ほぼ日手帳を見に来たのだったか。ほぼ日手帳のイベントがあって,それを覗きに来たのだったと思う。
 が,地元の宇都宮にもLoFtはあって,そこでもほぼ日手帳は扱われている。そもそも,ぼくはほぼ日手帳のユーザーではない。

● ではなぜ来たのかといえば,ひとつは訳のわからない雑踏と複雑な地形でできている渋谷を,少しは実感で把握しておきたいということ。
 もうひとつは,銀座LoFtと比べて,どちらがフラッグシップなのかを確かめたいという,何だかどうでもいいような理由のため。

● LoFtでぼくは文具売場にしか行かないから,まっすぐ地下に降りていった。サーモグラフィー式の検温器で体温を測ったら,33.5°だった。この店に来る途中のどこかで,ぼくは死んだらしい。
 さて,それはともあれ。銀座よりも売場面積は広い。「モレスキン・アトリエ」はないようだけど,こちらの方が回遊しやすい感じ。LoFtのフラッグシップは銀座でなく渋谷,というのを結論としたい。

● ノートやペンで買いたいものはない。充分な在庫を保有しているがゆえに。
 で,最近はホワイトボードや黒板の売場をふらつくようになっている。ここでもズンズン奥に行くとホワイトボードのコーナーがある。
 欧文印刷㈱の nu board がメインの商品で,A2,A3,A4,新書判と出ているらしいのだが,A4と新書判が売場にあった。「アイデアの検討や打ち合わせ,プレゼンテーションにも最適です」と謳っている。おまえには無用なものだ,と言われているような気がする。

● ホワイトボードはダイソーのだけど,3枚ほど持っている。いずれもそれなりに使用中だ。学研ステイフルのホワイトボードノートも買った。
 それに味をしめて,黒板も使ってみようと思って,Amazonでポチッとしている。明日あたり,届くだろう。
 ので,これ以上増やしても仕方がない。ほほぅ,こんなものもあるのかと見るだけに留めておく。

● 商品を見るのではなく,お客さんを見る楽しみというのもある。
 眼鏡をかけた若い女性がトラベラーズノートの売場の前でじっと立ち続けている。買うつもりで来ている。どれにするか真剣に迷っているっぽい。レギュラーサイズにするかパスポートサイズにするかを決めかねているんだろうか。色を決められないんだろうか。
 30代半ばと思しき男性が小型のノートをいくつかピックアップしている。ロイヒトトゥルムともう1冊を手にして,3冊めを見繕っているようだ。高いノートをポンポンと買ってしまえるってカッコイイ。百円ショップでもどうしようかなぁと悩むタイプのぼくからすると,カッケーナーと映る。

● カップルで来てる人も多い。その場合に男がやりがちなこと。彼女に蘊蓄を語ってしまうことだ。
 彼女は君が好きなノートやペンに興味があるわけではない。それでも君に付き合ってくれているのだ。それだけで充分じゃないか。蘊蓄を語る必要はない。必要はないという以上に,たいていの場合,語ってはいけない。
 それに,ひょっとすると,そんなことは彼女も知っているかもしれないではないか。知ったうえでおくびにも出さないでいるのかもしれないぞ。

● このLoFtから無印良品の店に平行移動できる。途中,仕切りはない。気がついたら無印の店にいたということはさすがにないけれども,一体感がある。
 で,無印から1階に上がると,紀伊國屋書店に平行移動できる。LoFt,無印良品,紀伊國屋書店はつながっている。インドア派には聖地になり得るところだ。
 規模こそ違え,宇都宮にも似たようなところはあるけどね。というか,全国どこにもあるものだろうけど。ただ,これだけの集積のあるところはそうそうないというだけだ。

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