シャープペンは使わないので,どんなメーカーがどんな製品を出しているのか,よく知らないんだけども,AMAIN は1.3㎜芯に特化した製品のようだ。書きやすそうな気がする。
● シャープペンの主なユーザーは中高生の男子になりますかね。彼らは細さにこだわるんですかね。0.3㎜芯なんてのは,彼らに向けた製品でしょ。
クルトガのようなメカニックにも興味を持つ。メインユーザーに向けたシャープペンはどんどん進化しめいるようだ。
● 彼らに使いやすいものは誰が使っても使いやすいはずだが,ぼくのようなロートルはそっち方面にはあまり興味を持てなくなっている。
そんな機構は余計なもので,芯の偏減りは自分で軸を回転させることによって防げばいいじゃないか,ぐらいに思っている。そんなものを搭載することによって価格が高くなるのは何だかなぁ,と。
● ただし。メカ機構に興味を持てなくなるのは別に悪いことではないが,だからといって,メカニックに群がる中高生に対して,おまえらは未熟だなどと非難がましいことを言うのは,私はバカですと表明するのとあまり変わらないとも思っている。
つーか,シャープペンは使わないのだから,そもそも意見を言う立場にないわけだけど,ぼくはね。
● ただ,1.3㎜芯の AMAIN は中高生ではなくて中高年に宛てた製品なんだろう。なので,広告のコピーも「いくつになっても成長期。」というもの。
年寄りにはアピールしまっせ。そうだよ,まだまだ枯れちゃいかんな,とか思うがわけですよ。元気をもらえる思うんじゃないか。
● 「いくつになっても成長期」が正しいかどうかは,“成長” の定義による。大きくなること,強くなること,速くなることが成長なら,これは明らかに間違っている。
もし,その意味でいくつになっても成長するなら,プロスポーツ選手が引退することもないし,将棋界でも70歳の名人や竜王がいなきゃいけない。
● 違った世界が見えてくることを成長と言うなら,人は誰でも死ぬ直前まで成長する。自分が見てきた世界をすべて忘れないでいられれば,年寄りは大した賢人になっているはずだ。
そうではないから,色々と厄介な問題が年寄りの周囲に生じるわけだが,成長をそういう意味で捉えれば,人は「いくつになっても成長期」にいることになる。
● しかし,老年の同志諸君,若者と張り合っちゃダメだよ。向こうは正真正銘の成長期なんだからね。勢いが違う。
老年の成長は生産性を上げることじゃないと割り切って,その分野で若者のやることに(頼まれもしないのに)口を出すのは控えましょうよ。
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