2024年9月10日火曜日

2024.09.10 三菱鉛筆の9800が37円

● 無印の2本70円の鉛筆を見て,安すぎだろ,この価格で生産継続は可能なのか,と思ったりしたわけだけどね。
 ところが,ダイソーでは三菱9800が3本110円で売られてるんだよねぇ。

● マスとしての大衆は賢いと思ってるんですよ。マスとしての大衆が選んでいるものなら,だいたい間違いない。
 鉛筆なら9800。それが1本37円ってどういうことよ。

● 9800をこの価格で売られてしまったら,中小の鉛筆専業メーカーは辛いことになるだろう。つけ入る先がなくなるんじゃないか。
 だいたい一般の販売ルートに入れないんだから,自社製品を知ってもらうのが大変なのだ。

● 鉛筆のメインユーザーは小学生だ。大昔の子どもたちにはヨット鉛筆があった。昔の子どもたちにはコーリン鉛筆があった。
 が,今の子どもたちには三菱かトンボしかないわけだ。彼らが使うのは三菱かトンボになる。9800か8900。Palette か ippo!。

● そうして大人になる。大人になっても鉛筆を使う奇特な人が,何を選択の基準にするかといえば,子どもの頃に使っていた鉛筆の記憶だろう。
 そうでなくても9800が選ばれやすい。その9800が37円となると,ほぼ試合終了という気がする。

● 三菱鉛筆にすれば売りたいのは9800ではないと思う。uni を売りたい。であっても,9800の手を抜いているわけではない。
 ぼくは目下,9800を使っているのだが,ほれぼれするほど隙のない鉛筆だと思うもん。

● それが37円なのか。文具店で買っても55円しかしないんだが,37円というのは何と言うのか,あってはならない価格なんじゃないか。
 いいのか,これで。


(追記 2024.09.11)

● ダイソーといえば,中華製の12本で110円という鉛筆が,価格破壊の象徴的な存在として販売されていた。それがインフレに転じた現在でも残っている。
 さすがはダイソーというべきか。

● 現在売られているのは使ったことがないのだが,かつて売られていたと思われる消しゴム付き鉛筆を使ったことはある。
 いい鉛筆だと思いましたよ。国産普及品と比べても,そうそう引けは取らないんじゃないかと思った。

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