北星のHBは他社より濃いめなので,両者の濃度硬度はほぼ同じ。
● そこを強いてどちらかと言うと,2558がわずかに上回る。消しゴムの差だ。
2558は消しクズをまとめてくれる。9606は消しクズが散らかる。
● ただし,消しゴム付き鉛筆だからといって,鉛筆に付いている消しゴムを使わなければならない理由はない。消しゴムは消しゴム単体のを使ってもいいわけだ。
ぼくはそうすると思う。であれば,両者のどちらにするかは軸色なんぞの好みで決まるかな。
● 入手の容易性なら2558になりそうだが,9806も Amazon やヨドバシでダース買いすればいいだけだからね。夕方にポチッても翌日には届くんだしね。
実際のところ,買うものはピンポイントで決まっているんだから,ネット通販の便利さが際だつところだ。
● ちなみに,2558のHBもすこぶる滑らかで,いい鉛筆だと思う。率直に申しあげると,HBなら MONO100 より2558の方がいいんじゃないか。
MONO100 のHBはどちらかというとFよりで,やや硬くて薄い。30分以上使い続けるにはちと辛い。
● というわけで,鉛筆は(値段が)高きがゆえに貴からず。北星9606もトンボ2558も1本77円じゃなかったか。
● 以上は,BとHBでの話。2Bはまだ本格的に使っていないので,マイ・フェイバリット・ペンシルも変わってくるだろうと思う。
というのも,たぶん,2Bが自分のフランチャイズになるだろうと思っているからだ。
ITOYA とあるだけで,硬度の表記はないんだけれども,ないからには中心硬度のHBだろう。これがほぼBなのだよね。滑らかさも9606に近い。
● 違いは丸軸であること。持った感じ,9606より細いと感じる。
その一点で9606を選びたくなるが,消しゴムの装着の仕方がオシャレだし,モノとしての珍しさもあるだろうし,スッキリしたフォルムだし,これもいいなと思っている。
● 消しゴムはやはり2558のそれには及ばない。この点で2558と勝負できるのは三菱9852のみで,このあたりは三菱も抜かりはないなぁと感じる。
まぁ,しかし。鉛筆に付いてる消しゴムは使わないという前提なら,何も問題はない。
● それじゃ何のために消しゴム付き鉛筆を使うのかと言われても,消しゴム付きだから9606や2558やイートンペンシルを選んだわけじゃないからね。
書き味がいい鉛筆を選び出したら,たまたま,消しゴム付きだったというだけだから。
● 価格はイートンペンシルの方が高いんじゃなかったかと思う。が,その差は問題とするにあたらない。自分はデザインにお金を払える高感度人間だと思っている人には,選択肢に入るのではあるまいか。
あ,ぼくは,メルカリで買った “鉛筆まとめ買い” の中に入ってたんで,たまたま持ってるだけです。
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