2025年7月19日土曜日

2025.07.19 過去に誘うのはトンボの8900

● 鉛筆でどうでもいいことを書く。リアルの女児が使いかけた鉛筆を使っているのだが,旅先には北星の9500を筆箱に入れて持ち出している。

● 鉛筆にノスタルジアを覚えることはさほどにないと思っているのだが,少しはある。子供時代(言われるほど愉しかった思い出はないのだが)を懐かしむ気配がゼロではない。
 で,過去に誘うのはトンボの8900だ。

● 昔の田舎では小学校の隣にヨロヅヤがあって,皆がそこで買っていた。そのヨロヅヤが扱っていたのはコーリンだったと思う。
 が,ノスタルジーを感じるのは8900。どういう訳の訳がらか。

● 確実に使っていたはずのコーリンの記憶は薄い。何番を使っていたのかなんて1㎜も憶えていない。小学生にそこまでの関心はなかったから当然だ。
 対して,8900はぼくが生まれる前から今に至るまで,変わらぬ外見で存在し続けた。実際には微修正を重ねて現在に到っているはずだが,オリーブグリーンの軸色と金色の印字は変わらない(印字の書体と中身は何度も変わっているが)。

● 20代に使ったことがあるのは確実なのだが(使いかけたのが何本か残っている),小学生の頃に8900を使ったことがあったかどうかは定かでない。  
 のだが,幼少期の記憶のトリガーになるのは8900。奇妙なことだ。

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