年々,早くなってますかねぇ。手帳の交換は年末の風物詩だった記憶がありますけどね。
今から来年の予定が入る人がいるんですかねぇ。お仕事,ご苦労さまです。
こういうのは愚者ビジネスと言うんだろうか。手帳で夢を叶えるとか,なりたい自分になるといったお題目を標榜するやつ。
喜んで(自ら進んで)搾取されに行くんだから,どうしようもない。口出し無用。
● あるいは,逆境ビジネスと言うべきか。人生が思うように行かない,苦境に立たされている,といったときには,こういうお題目にすがりたくなるのが人の常。愚者であろうとなかろうと,人はそうした弱さを抱えている。
その弱さを愚というのであれば,人≒愚者 ということになりそうだ。
● 溺れる者の藁になるという心的サービスを提供しているのだから搾取ではない,という理屈も成り立つ。
じつは,こうした手帳を買い,書き方のコンサルティングを受ける人も,そう思って納得しているのかもしれない。
であれば,傍から口を出すのはいよいよもって余計なことになる。むしろ,口を出すのは溺れる者の足を引っ張ることになりかねない。
● 世に存在するものにはすべて意味がある,という考え方もある。必要があるから存在している。
ヤクザだって,ヤクザを必要とする人たちがいるから存在できる,という側面があるだろう。
● であれば,「すべての女性が覚醒する手帳」や「マインドを変え,人生を変える」手帳があることにいちいち違和感を覚えるなど,余計なことだ。
むしろ,この手の手帳のタイトルを過去に遡って調べることで,何らかの世相,時代性が見えてくるかもしれない。学術研究のテーマにだってなるかもしれない。誰かやってみる人はいないだろうか。
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