● 使ったことがないものはよく見える。ポメラを使うと,入力したメモをそのままブログに転用できるんじゃないか。そのままではムリとしても転用が楽になるんじゃないか。入力じたい,手書きより楽なんじゃないか。つまりは,生産性があがるんじゃないか。
メモがブツとして残らないのもいい。メモのすべてを一箇所にまとめておける。
● でも,手書きの効用もある。
筆跡まで残る。ということは,書いたときの状況まで残せる。単なるテキストとは保存できる情報量が違う。
吐きだし効果が高い。頭にきたことをノートに書きなぐるのとキーボードで打つのとでは,そのあとどれだけスッキリできるか。手書きの方だろう。
ブツとしてのノートに愛着がわく。愛着がわくから,見返す頻度は高くなる。著者=自分,読者=自分の本を作っているようなものだ(本を作るという発想なら,ハードカバーのダイスキンが向いている)。
● ブツとして残ってしまう一方で,火事に遇うと消えてしまうな,ノートは。ポメラなら,データをパソコンかスマホに移して,クラウドに保存しておける。
ポメラで最も危惧するのは,書いたら終わり,読み返すことが絶無になりそうなことだ。このあたりはその人の性格によることなんだけど,性格は治らないものだから,ズボラを野放しにしない方法を採用した方がいいね。
● 書き方の問題もある。ぼくはけっこうまとまった文章の形で書いてるんですよ。図解とかほとんどしない。書かなくてもいい文字まで書いているようで,ちょっとどうかなぁと思うんですけどね。
で,こういう書き方だったら,最初からデジタルで入力すればいいんだよね。キーボード入力に向いている。逆にノートを使い続けるなら,アナログならではの書き方を工夫した方がいいのかも。
● ポメラのイマイチなところは検索機能だ。すべてのファイルを串刺しにして検索することができない。ひとつのファイルごとにしか検索できないんだね。とすると,1日1ファイルにするしかないですか。あまりファイルを細かくしない方がいいようだよね。
短いメモでも独立したファイルにして,タグをつけて検索,並べ替えってのがいいような気がするんだけどね。
でも,パソコンに移せば解決するんですよね。
仮にポメラが気に入ったとなると,使い始めるのが1日遅れれば,その分,後悔も大きくなるな。
● 以上を要するに,サッサと試してみればいいのだ。試してみればすべてがわかる。ダメならノートに戻る。良ければポメラを使い続ける。それだけのことだ。
迷っているなら試してみる。迷っているのは時間のムダだ。
● じつは迷ってすらいないのかも。迷っていたいだけかも。
この文章も,ダイスキンのそちこちに散っているメモを集めて書いたんだけど,その「そちこち」に付箋を貼って,ページを行きつ戻りつしながらまとめていくのがけっこう楽しかったから。
0 件のコメント:
コメントを投稿