2014年3月21日金曜日

2014.03.21 モレスキンvsダイスキン

● モレスキンを使ったことはない。A6で1,700円もするとあっては,はなから論外だ。したがって,モレスキンについて語る資格はないんですけどね。そう言いながら語ってしまうんですけど。

● 3ヶ月で1冊使うとすると,1日あたりでは20円にも満たない計算ではある。毎日知らず知らずやっているむだ遣いは,そんなものではすまない。
 ただね,人間はホモ・エコノミクスではないからね。そういう計算が示すとおりには動けませんね。これでなんで1,700円もするんだよ,と反応してしまうもので。

● ダイヤモンド社から出ている『モレスキン「伝説のノート」活用術』『モレスキン 人生を入れる61の使い方』は読んだ。アベレージの事例を集めても読者に訴求する内容にはならないだろうから,いうなら絵になる例を選んでいるはずだ。それこそ絵を描いたり,雑誌の切り抜きでコラージュをしてみたりっていう。
 だけど,多くの人はたんにメモ帳として使っているんでしょ。学生さんなら,モレスキンを講義ノートに使っているっていう人もいるのかなぁ。

● ノートはケチケチ使ってはいけないっていうのは常識中の常識だと思う。ガシガシ使う。余白ができても気にしない。1,700円のノートでそれができる人ってすごい。
 自分のお金で買って自分で使うのだ。何なりとご自由にどうぞ。当然,そうではあるんだけどさ。
 ひょっとすると,あまり書かない人が多いんだろうか。1冊で1年はもつ,っていうような。

● モレスキン伝説がありますよね。ピカソやゴッホも使っていたっていうやつ。でも,ピカソやゴッホが生きていた時代にモレスキンはなかったんでしょ。彼らが生きていた時代によく使われていたノートに似せて作ったというわけなんでしょ。
 このあたりは巧いなぁと思う。ここまで流布するとは思ってなかったろうね。こういう話が一人歩きしてくれるようになると,メーカーにとっては美味しいだろうなぁ。

● モレスキンを使ったって,ピカソやゴッホやヘミングウェイにあやかれるわけでもあるまいに。モレスキンユーザーもそんなことは百も承知のはずだから,何なんでしょうねぇ,もうモレスキンのブランドイメージがゆるぎなく確立していると納得するしかないんでしょうね。

● 昔のWindowsに対するMac的テイストを感じますよね。クリエイティブ系の人が使っていそうっていうイメージがあるし(イメージだけじゃないのかもしれないけど)。
 ぼくはそういうものには背を向けたくなるタイプ。じつは,お金がないだけ。

● ネットを見てみると,モレスキンに対する不満がけっこう目につく。紙質が悪くなった,万年筆で書くと裏抜けする,表紙のハードカバーがはずれてしまった,云々。
 ダイスキンならそれはなさそうなんだよね。ぼくはまだ1冊しか使ってないんだけど,そういうことは一切なかった。けっこうラフに使っていたと思うんだけど。

● ダイソーはモレスキンをパクッた,これはどうなんだ,っていうことを聞くんだけど,たしかにパクッたに違いないでしょうね。
 ただ,モレスキンじたいにオリジナリティがない。モレスキンもピカソ・ゴッホ時代のノートをパクッたわけだから。

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