● 辞書っていうのを初めて持ったのは小学生のときだったか。国語辞典。英和辞典は当然,中学校に入るとき。小学校を卒業するときに,学校側がお祝いにくれたのが,英和辞典だったような気がする。
次は高校入学時。英和辞典は学校側が指定してきた。研究者の「新英和中辞典」だった。ぼくは,高校時代は完璧に落ちこぼれていたので,この辞書はほとんど使わなかった。が,捨てないでしばらく持っていた記憶がある。
● 大学生のときに,国語辞典(三省堂の新明解)を買った。それも卒業間際に。社会人になってからすぐにもう1冊(岩波国語辞典)購入して,1冊は自宅に,もう1冊は勤務先においた。
さらに,調子こいて「広辞苑」まで買い,平凡社の「大辭典」なんていうものまで買った。が,まったく使わなかった。使わないんだから,とんでもなく高い買いものになったわけね。
しかし,小さい方の辞書も,ワープロを使うようになると,使用機会が激減。っていうか,使わないようになった。
● 中国語と韓国語の辞書を買ったことがあった。何を思ったのか,中国語と韓国語を勉強しようと思ったわけなんですね。
初めての海外旅行は韓国だった。予約なしの単独行。下関から関釜フェリーに乗って。下関までの新幹線料金を含めると,今なら飛行機の方がずっと安い。当時でもそんなに違わなかったかもしれないんだけど。
韓国語の辞書は,このときにソウルで買った。しかも,日韓と韓日を2冊ずつ。当然,使う機会は皆無でしたよ。
● もっとトチ狂ったのは,英和辞典を買ってしまったことだ。三省堂のクラウン。大っきいやつ。これまた虚しく朽ち果てることになったんだけど。
● で,社会人になった当初にかった国語辞典をずっと持ってたんだけど,いくら何でも古くなったってわけで,最近,買い換えた。新明解第七版。ついでに,新明解の語源辞典も。
どちらも勤務先の机のひきだしに入れてるんだけど,まぁ,使いませんねぇ。ネットで検索しちゃうもんねぇ。
● 結局ねぇ,けっこう長く生きてきたけど,辞書を必要とするような高度な(?)言語生活はしてこなかったというしかないですね。
忸怩たるものを感じると言えればいいんだけど,これがそうでもないから,いよいよしょうがない。
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