● 宇都宮はベルモールの落合書店の文具売場。Preppyの売場を覗いて,Preppyの販売本数が1千万本に到達したことを知った。Preppyファンとしては嬉しい。
が,いくら200円だからといっても,この時期に1千万本は売れすぎのような。万年筆を使う人って限られているだろうからね。
● たぶん,短期間で捨てられているのだと思う。
なにせ,軸もキャップも樹脂だから,嵌合式のキャップを抜き差ししていると,1週間か10日でキャップに縦ヒビが入る。この時点で,捨ててしまう人がけっこういるのじゃないかな。
これはね,使用前にキャップの元のところにテープを巻いておくことによって防げるよ。
● 嵌合のための突起も樹脂だから,そのうちに擦り減ってくる。つまりキャップがカチッと嵌らなくなる。
瞬間接着剤を突起部にほんの少し付けてやると,嵌合が復活するよ。
● Preppyって,200円万年筆をどれだけ長く使うかっていうゲームをするためのものだと思う。
ぼくは3年使ったよ。ペン軸,ペン芯はまだまだ使えそうだったんだけど,キャップの一部が剥離したところで,さすがに使用終了とした。
ま,200円だからね,使い捨て感覚が正しいのかもしれないんだけどね。
● ちなみに,ダイソーに行くと,百円の万年筆がいくつか売られているけど,これは買っちゃダメですよ。Preppyとの100円差は天地の差。
● 今はPreppyの兄貴分のPlaisirを使っている。ペン軸,ペン芯はPreppyとまったくおなじもの。万年筆はこれで充分だと思っている。
字を書くための道具として使う分には,まるで不満はない。少なくともぼくにとっては,これ以上は過剰品質になるだろう。
● 万年筆は手入れが必要な筆記具だけど,一番の手入れは毎日使うこと。
これ,万年筆に限りませんね。楽器もそう。住宅なんか住まなくなると朽ちるのが早くなる。車だって毎日乗った方がいい。使うことが手入れですよね。
人間の脳や筋肉なんか,典型的にそうですよね。少し使わないでいると,著しく劣化する。食生活がどうのこうの言う前に,まず使うこと。
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