書名 小さいノート活用術 みんなの使用例74
著者 髙橋拓也
発行所 玄光社
発行年月日 2021.02.17
価格(税別) 1,700円
● 2020年に出た『小さいノート活用術』の続編。「小さいノートは,何も考えずメモを取っていくだけで楽しいのですが,少しフォーマットを工夫するだけで,必要な情報を整理できたり,使うのが楽しくなったりとうれしい変化があります」(p40)というわけで,フォーマットの具体例の紹介が本書の8割を占める。
その部分は斜め読み。というか,斜めにも読んでいない。
● フォーマットというと堅苦しさを連想してしまうのと(堅苦しさの極致がフランクリン・プランナー),あまり効果を信じていないからだ。肝心なものはフォーマット化できないと思っている。
そんな “肝心” がおまえにあるのか,とは訊かないでもらいたい。
● フォーマットというのは,ひとつの書類を複数人が使用(閲覧)する場合には有効かもしれない。組織体で採用されるものだろう。
個人がノートを使う場合は,フォーマットという考え方は導入しない(どうしてもというのであれば,最低限は仕方がない)のを基本にすべきだと思う。
● 以下にいくつか転載。
ノートが小さいと書けるスペースが狭くて不便なのでは? という声も聞きますが,実は真逆なんです。(中略)サイズが小さいので,携帯しやすく,いつでも使える環境が保たれる上に,書くスペースが小さいのでのーとがすぐに埋まっていくので,達成感が使うたびに得られます。(p10)
誰かに見せる前提の華美な装飾やインスタ映えを目指す必要はありません。(p12)
インスタ映えを目指すことがモチベーションになっている人もいるでしょうけどね。そういう人はインスタ映えを目指せばいいんだよね。
小さいノートにささやかな変化が起こっていました。カフェのレシートやショップカード,購入した洋服のタグを貼るようになっていたのです。(中略)そうした旅行に出かけたときにしていたことを,日常生活でも行うようになっていたのは,きっと,無意識のうちにささやかな普通の毎日の価値を,あらためて感じていたからなのだと思います。(p20)
旅するように毎日を過ごすというトラベラーズノートの指針を,コロナを機に実行し始めたということですかね。どうすれば旅するように毎日を過ごせるか。旅行中にやっていることを日常でもやってみる。外形から入るしかないんだよね。それが “貼る” であることは万人共通だと思う。
メモを資産として残すためには,後から見直したいと思うものをセレクトして目次をつくるのがおすすめです。(p41)
(ノートを横使いしているのは)思考は横に広がっていくものだと思っていて。アイデアも膨らんでいく気がするんです。(p184)
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