原稿用紙,一筆箋,ノートなどを並べたコーナー。満寿屋といえば原稿用紙というイメージがあるのだけど,ぼくは原稿用紙を使う機会はないし,児童・生徒の他にはプロの作家(及び作家の卵)が使うくらいだろうか。作家にしてもパソコンで書く人が増えているだろう。つまり,原稿用紙は売れなくなっているだろう。
しかも,満寿屋の原稿用紙となればかなりの格式を感じさせる。ユーザーにとっては敷居が高い。それが逆に満寿屋の商売を難しいものにしているかもしれない。
● 満寿屋という名前を知ったのは,邱永漢さんのエッセイでだったと思う。書いたものを編集者に読んでもらうためには,コクヨなどのありふれた原稿用紙ではなく,満寿屋のものを使った方が目立つよ,読んでもらえる確率が上がるよ,的な内容だった。
プロは満寿屋を使うものなのかとその時は思ったのだが,何だか胡散臭くもある。プロだろうと何だろうと,コクヨでいいじゃん,コクヨで。
むしろ,ろくに書けないのに原稿用紙だけ満寿屋ってんじゃ,物笑いになるぞ。
● なんだけど,数十年来,気にはなっていたんですよ,どんな紙なんだろうって。
以前から,原稿用紙以外にノートやメモパッドなどにも幅を広げているようだ。あくまでイメージなのだが,満寿屋の紙をメモパッドに使うなど,畏れ多すぎてぼくにはできそうにない。
今まで満寿屋製品を使ったことは一度もないのだけど,イメージはしっかりできている。
すべての野帳を使い終えてから,ゆっくりと使い始めればいいだろうと思っている。要するに,ぼくはコクヨが好きなのだと思う。
でも,買っちまいました。900円のノートをアッシが使うんスよ,アッシがね。
● 満寿屋のA6ノートに,デザインフィルのMDノート〈文庫〉の透明カバーがピッタリハマる。中紙はMDノートが8枚多いのに対して,満寿屋ノートは見返しがかなり厚い。結果的に暑さが同じになっているっぽい。
アピカのパーソナルカバーノート(A6)のカバーにも収まることは収まるが,ややキツい。使うならMDノートの透明カバーが吉。
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