書名 はかどる神 iPad
著者 平岡雄太
発行所 マガジンハウス
発行年月日 2021.12.17
価格(税別) 1,600円
4台の iPhone を同時に立ちあげていることもあって,いったい何をしているのかと訝ることもある。そこに iPad も加わっていると,聖徳太子なのか,おまえは,と呆れてしまうことになる。
● その奥さんが iPad の Pro の方をぼくに下賜してくださった。使ってみろというのだ。といっても,スマホは Android だし,パソコンは Windows だ。アップル製品には馴染みがない。
その昔,iPhone を使ったこともあるんだけど,2ヶ月で忍耐の限度を超えた。ので,iPad も使えなくてお返しすることになると思うんだけれども,せっかくだから iPad についての概要的な知識を得ようと思った。
● この本は主に仕事やいわゆる知的作業に使うのを前提にしている。メインはアプリの紹介と使い方の解説。
「Tick Tick」(ポモドーロタイマー),「Notion」(クラウドメモ・データベース),「Good Notes 5」(ノート)などが紹介されている。
● この中で最も惹かれたのは「Good Notes 5」だ。どこに惹かれたかというと,「ノートに書いた文字はすべて OCR 処理によってテキストとして認識される。検索バーに文字を打ち込むと,ノートの中の手書き文字まで検索にヒットさせることができる」ところだ。すごいね,これは。
● 他にいくつか転載。
紙とペンでできていたことは iPad では同等かそれ以上のパフォーマンスでできてしまいます。(中略)紙とペンでは持ち出せなかった場所で仕事ができますし,デスクの上のパソコンでは億劫でも,ベッドの上の iPad でならやる気になる。そんな手軽さが iPad の最大の魅力ではないでしょうか。(p104)
活字だと良くも悪くもきれいに均一になってしまいます。手書きで絵を描くように,色や装飾をつけながら記録することで,単純な情報にも厚みが生まれると思うんです。iPad の良いところはそれがデジタルでできてしまう自由度にあります。iPhone なら指,Mac ならキーボードと制限されてしまいますが,iPad と Apple Pencil は自由度がとても高い!(p138)
iPad は「持っている人と活用している人」の乖離がとても多いデバイスではないかと思っています。(p172)
● けれども,iPhone の挫折(?)体験が効いていてね。同じことを Android のタブレットではできないのかと思ってしまうんですよね。
「Good Notes 5」のようなアプリは Android にはないのか。って,これも本気で使おうとは思っていないからね。紙とペンで満足しちゃっているんで,その先があるのかどうかを確かめようという好奇心,探究心は湧いてこない。
ということなので,現時点では iPad に向かう気持ちにはなっていない。
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