2023年1月31日火曜日

2023.01.31 弓削 徹 『メモ・ノートの極意』

書名 メモ・ノートの極意
著者 弓削 徹
発行所 ぱる出版
発行年月日 2022.09.06
価格(税別) 1,400円

● 最初にいくつか転載。
 アイデアを生み出せる人は,必ずメモやノートを習慣にしています。メモとノートの使い方がその人のアウトプット,つまり発揮できる能力を決めるのです。(p3)
 アイデア発想とは,決まったパターンを呼び出し,そこへ適切な味付けをすること(p4)
 プランナーやクリエイターが考え出すアイデアは似たようなものだと,クリエイター時代の私は身に染みていました。(中略)真剣に仕事をしているクリエイターたちは,誰もが同じようなアイデアを思いついてしまうものなのです。(p17)
 誰もが凡人なのです。その凡人の馬群の中から抜け出す1頭となるには,ほんの少しの仕組みがあればいい。(中略)その仕組みこそがメモ・ノート術なのです。(p19)
 質問,つまり悩みや困りごとはいくつかの切り口に収れんする(p22)
 図解はフクザツな事象を伝えることに向いていますが,その効果はシンプルな内容であっても同様です。登場する要素が3つになったら,もう図解を考えたほうがいいのです。(p26)
 アイデアを発想するときも,規制の枠をはめて考えることでアイデアが出やすくなる効果があります。なんの規制もなく自由に考えていいとなると,雲をつかむような心境になり,思考停止してしまうことがあるのです。(中略)私がアイデアを発想するとき,いちばん最初に課す枠は,「一挙両得になる解決アイデア」を考える,というものです。(p35)
 「アイデアを出す」とは,独自の発想をするというより,記憶の中から似た事例やヒントを呼び出すこと。つまり,求める情報がまとめられているノートを持っているかどうかが成否を分けるといってよいのです。(p39)
 イラストレーターや絵の上手い人とふつうの人の違いは,(中略)「どんなもののカタチもしっかり見ている,おぼえている」ということです。(p45)
● 45ページまでの引用しかないのは,このあたりで読むのをやめたからだ。タイトルは「メモ・ノートの極意」なんだけれども,企画術,発想術というもので,ビジネス書の趣もある。
 正直,ロートルにはついて行けなくなったというわけだった。若い人は面白いと感じるかもしれない。

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