● 測量野帳の60周年記念の NOTE BOOK。市価は380円+税。その NOTE BOOK がメルカリに550円で出ていた。もう販売されておらず,したがって買えなくなっているとはいえ,単体でこの価格ならスルーでしょうよ。
けど,商品の写真を見ると,透明カバーが付いている。カバー付きで550円なら安いと思って。このカバーも60周年記念で出たもので,価格は400円+税。
届いたのを見たら,純正のクリアカバーではなくて,60周年以前からカウネットで販売されていたカバーだった。それでも,安いは安い。
● NOTE BOOK は1冊だけ文具店で買った。メルカリで買うのは,これが2冊目。全部で3冊。
1冊はすでに使用済み。5.5㎜罫線の使い心地は相当いい。これはとっておかないですぐに使ってしまうのが吉。
レギュラー商品化してくれないかと思ったものだけど,NOTE BOOK をレギュラー商品にするほどの需要はないと思う。LEVEL BOOK で代用できるし。
そもそも,測量野帳の名にそぐわない。単純な横罫のノートがどうして測量野帳という名前なのだ,と。
● 「測量野帳は完全に現場向きに作られた。高さや角度をメモる専用のものと考えられていた。だが,その頑丈さ,ポケットに入ってすぐ取り出せる使いやすさが人気を博し,測量現場以外にも外でフィールドワークを行う専門家などに広がっていった」と語られることが多い。
しかし,これは間違いだ。間違いだとまで言うと言い過ぎになるかもしれないが,少なくとも正確ではない。
● 測量に使われるのは LEVEL BOOK と TRANSIT BOOK だけのはずだ。3mm方眼の SKETCH BOOK は測量にはなくてもいいものだ。SKETCH BOOK がどうして測量野帳の中に入っているのか。
測量の最中にメモやスケッチを書いておきたくなることがあるかもしれないが,それは LEVEL BOOK なり TRANSIT BOOK なりの余白にでも書いておけばすむ。
● 測量現場で使われるよりもそれ以外の場所で使われる方が,現在では圧倒的に多いのだが,同時にそれは測量野帳の中でも圧倒的に売れているのは SKETCH BOOK だ,ということでもある。
測量のために作られた LEVEL BOOK と TRANSIT BOOK ではなくて。
● 文具店で見かけることはないが,ナカバヤシも測量野帳を出している。ナカバヤシの測量野帳は1種類。水平測量罫の,コクヨでいえば LEVEL BOOK にあたるものだけだ。LEVELING NOTE という商品名になっている。
トランシット測量の場合は,紙に結果を書いておく必要がなくなっている。トータルステーションを使って測るのだが,結果はデータコレクタに自動的に記録される。データコレクタからコンピュータにデータを転送して,それ以後の処理はコンピュータで行う。
● ともあれ。3mm方眼ですら測量野帳のカテゴリーに入っていることには違和感がある。
まして,普通の横罫ノートを測量野帳ですと言われても困るよ的なね。
● カウネットで売ってるカバーはこれが3つめ。60周年記念の純正クリアカバーも3つ持ってる。カバーはもう要らないかな。
というのも,1つめの純正カバーを使用中なのだけど,まだまだ使えそうだからだ。ビニール製なのにかなり丈夫だ。ラフに使っているし,毎日使っているんだけど,ヘタって来ない。
野帳は薄くて軽いが身上。それを壊さないカバーは純正クリアカバーだけだ。カバーをかけると,付箋を貼っておく台紙としても重宝する。
● 手元にある測量野帳の数を考えると,純正カバーは使いつぶせると思うけど,カウネットカバーがあるのを忘れていた。
文具王が紹介しているような旅(出張)記録帳としての使い方をするのであれば,カバーはいくつあってもいいかもしれないけどねぇ。
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