● 伊東屋のペンジャケット,使ってみたいなぁと思ってましたよ。が,ぺんてるの三種の神器(サインペン,ボールPentel,プラマン)にしか対応しない。他のペンでは使えない。
ところが,たまたま,You Tube でこの製品を紹介している動画を見た。
● あまりパッとしないオッサン(失礼!)が作っている動画なのだけど,この動画は伊東屋ペンジャケットがぺんてるの三種の神器にしか使えないわけではないことを教えてくれている。
シグノを使う裏技(?)が紹介されているのだ。シグノのリフィルと口金を装着する。長さが少し足りないので,本人は消しゴムと言っていたが,ビーズ玉のようなものを入れて長さを補っている。
ペン先の出方がちと足りないようにも見えたが,まずまず問題はないようだ。
● このオッサン,さほどに文具に詳しいわけでもないようだ。彼がシグノを入れていたのはプラマン用のジャケットだったのだが,じつは,プラマン用が一番長くなる。サインペン用が最も短く,ボールPentel がそれに継ぐ。
その長さの調整は “調整リング” を替えることによって行うのだが,ボールPentel 用の調整リングに替えれば,詰めものをしなくてもシグノが使えるかもしれない。
● シグノが使えるのであれば,同じ三菱鉛筆のユニボールもいけるかもしれない。ひょっとすると,パイロットのVコーンも・・・・・・。
ともあれ,シグノを使えるなら買ってみようかという人が増えるかもしれない。ぼくもそれなら常用できるかもと思っている。
● シグノには専用ジャケットもあるようなんだけど,伊東屋のぶっといヤツを使ってみたいですからなぁ。老後の楽しみにいいかもしれません。
今がまさに老後なのでねぇ。というわけで,伊東屋ペンジャケットに気持ちが揺れだした。
● ネットではこのペンジャケットを「安価なペンをゴージャスに変身させる」ものとして紹介しているサイトが多い。安価なペンとは,ぺんてるの3つのペンを指しているわけだが,その3つのペンの書き味には問題がないどころか,ずっと使い続けたいと思わせるほどに優れている,というのが前提にないと,このテーゼは成立しない。
使いづらいペンをゴージャスに化粧させても,どうにもならないわけで。
● 安価ゆえに樹脂製で外観がいかにもだ。安っぽい。事務用品という感じだ。だから高級感を纏わせたい。
というわけで,ジャケットの登場となるわけだが,安っぽいままで使えばいいではないか,それではなぜダメなのか,という問題がどうしたって残る。100円のボールPentelに5,000円のペンジャケットを着せて,外見を整形する必要があるか。
● 人前でも使いたいから,というのはウソだと思う。誰にとっても,ジャケットを着せたペンを使うのは,ほとんど自分ひとりのときだろう。会社のデスクで使っているときは,周りに同僚や上司がいても,人前には当たらないものだろう。まさに仕事で使っているんだから,事務用品の外見で何も問題はない。
自分の気持ちを上げるためか。書き味だけでは気分は上がらないのか。ペンに化粧を施して自分を騙すのか。
● このジャケット,真鍮製でけっこうな重さがある。グリップも太くなる。中身は同じでも,重さと太さが変われば書き味じたいが変わってくるはずだ。変わった後の書き味が自分の好みに合うとなれば,ジャケットを着せる意味がある。
しかし,以上のような理屈はどうでもいいものだ。使いたいから使うでいい。さて,ぼくはどうしようか。たぶん買ってしまうと思うんだけど,さてどうしようかなぁと悩んでいたい。
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