2023年4月25日火曜日

2023.04.25 パーフェクトペンシルのマグナムを買う?

クツワの削り付きキャップ
● クツワの削り付きキャップと三菱かトンボの消しゴム付き鉛筆を組合せれば,機能的にはパーフェクトペンシルが出来上がる。要する費用は120円。しかも,書き味も削り味もパーフェクトペンシルよりは上位だったりするかもしれない。
 鉛筆の書き味はいまいちわからないのだが(たとえば,三菱鉛筆の製品でいうと,Hi-uniと9800の違いすらシカとはわからない),ファーバーカステルやステッドラーよりも三菱・トンボの方が滑らかに書けるような気がする。書いていて快感を覚えるのは三菱・トンボの方ではないか。

三菱の消しゴム付き鉛筆
● 
つまり,パーフェクトペンシルの核は,書く,消す,削る,が一本で完結するなんてところにあるんじゃないんですよね。それでいいんだったら,120円ですむんだから。
 パーフェクトペンシルの核は装飾性にこそある。実用性では金は取れない。虚飾を付加するからボッタクれる。
 虚飾を文化と言い替えてもいいけれども,パーフェクトペンシル程度の虚飾性に大枚を投じてしまうのは,ありていに申せば馬鹿だと思う。しかも,申し開きのできない,手がつけられないレベルの馬鹿。

パーフェクトペンシル
● 20歳やそこらの若者が憧れるならまだわかるのだが,いい年こいた大人が喜々としてパーフェクトペンシルはいいよなどとTwitterに上げているのを見ると,大丈夫なのかおまえは,と言いたくなる。
 “違いのわかる男” という感じではない。薄っぺらな見栄っ張り,銀流しと評するのが正しいように思える。
 そのパーフェクトペンシルを使って,君は何を生産しているのかね。君が書く程度のものは40円の鉛筆の方が相応しくないかね。

● ところが。パーフェクトペンシルのマグナムを買おうかなと思案中。9000番のJUMBOも使えるんだしね。
 先日,パーフェクトペンシル9000を買って,案の定,まだ一度も使っていないんだけど,無駄撃ちの最後にパーフェクトペンシルのマグナムは悪くないかなぁ,と。
 手がつけられないレベルの馬鹿サークルに加わるか,やめておくか。

● なんだかんだ言って,パーフェクトペンシルを認めているんだろうかね。パーフェクトペンシルにシニカルな態度を取りたがるのは,イソップ寓話の “酸っぱい葡萄” をなぞっているようなものなのかも。
 楽天だと4万円を切る価格で買える。ガタガタ騒ぐような価格じゃない。いや,待て。やっぱ,やめておけ。4万円だぞ。

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