● 東京を代表する文具店といえば銀座伊東屋だと思っていたのだが,新宿には世界堂がある。画材店だと思っていたんだけど,通常文具も充実の品揃えらしい。しかも,定価販売ではなく,原則,割引き販売をしているようだ。
では行ってみるかとなるところなのだが,新宿となると腰が重い。北関東の田舎者には山手線の西側,池袋,新宿,渋谷はとにかくカオスだ。上野,東京,品川とは一線を画している。あまり行きたくないところだ。
が,たまたま東京にいるのだし,他にやることもないので,行ってみることにした。
噂どおりだった。昭和の大店の趣ね。カジュアルで敷居は高くない。文具はほぼすべて,ここで揃う。よほどの高級品志向か相当に尖った嗜好の持ち主以外は,ここで満足できるだろう。
何と言うのかな,ハミダシ者に相応しいというかね。孤高の文具好きが集まる感じ。
● あ,でも,ここでも外国人が多かった。日本文具は観光資源としても相当なもの。
というか,彼らの国でも買えるんだろうけど,日本で買うと3分の1程度の価格になるのかな。
● 1階が文具売場で,2階以上が画材。上階になるほど画材成分が濃くなる。
1階にはだいたい既視感があるものが並んでいるが,コレクトのメモパースがあった。これがあるところはそんなにないんじゃないか。改装前の伊東屋にはあったが,改装後は伊東屋でも見かけたことがない。
● 2階で,“描く” ための道具の中から “書く” ために使えるものはないかと探してみるのは楽しいんじゃないか。1日は無理でも半日は余裕で過ごせそうだよ。
つけペン軸にオッと思うものがあったが,堪えておいた。
● FABER-CASTELL の12Bがあった。STAEDTLER に負けじと出したんですかね。
Hi-uni の10Bを使っているので,STAEDTLER の12Bはどんなものなのか試してみるかと思ったこともあったのだが,YouTube にけっこう情報があるので,それらを見てわかった気になってしまった。興味が減退した。ぼくが “描く” 人ならまた違ったと思うんだけど。
● 3階以上には立ち入らず。ぼくが立ち入ってはいけないところのように思われたのでね。
3階以上は絵を描く人たちの聖地ということにしておきたい。それ以外の人たちは立入禁止。
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