書き味だけを取り出せば,これ以上のものは複数ある。Hi-uni や MONO100 は当然として,北星のクラフツマンなど。
● いずれも2558より高価格帯の鉛筆だが,鉛筆というのはよほど大量に使う人でもない限り,価格は問題にする必要がない。高い鉛筆も安いからだ。
相当に使っても鉛筆は1ヶ月はもつ。1ダースあれば1年分だ。2558は77円だから1日あたり2.6円。Hi-uni は165円だから1日あたり5.5円。この違いは違いのうちに入りますか。
● 2558には自身より高額な,けれども同じ土俵で勝負しなけれはならないライバルたちがいて,その何人かには書き味では負けている。
ただし,これも鉛筆の特徴だと思うのだが,勝ち負けはあってもその差は僅かだ。微差だ。
百円ショップで4本110円で売られている鉛筆と Hi-uni には,もちろん差がある。同じはずがない。しかし,大きくは違わない。
● ぼくが子供だった頃には,もっと価格相応の差があったと思う。全体的に底上げされてきたのだろう。
中華製の安い鉛筆でも,半世紀前の国産普及品よりはずっと良くなっている。まぁ,当たり前と言えば当たり前のことか。
● ということなので,2558にビビビッと来たについては,書き味以外の要素がある。ではそれは何なのかというと,よくわからない。なぜ彼女に惹かれたのかわからないのと一緒ですかね。
ひとつは,明るい黄色。昔のアメリカ文具の色ですか。今でも褪せない訴求力がある。目立つ黄色の魅力。
フォルムの美しさ。消しゴム付き鉛筆ならではの機能美とでも言えばいいんですかねぇ。持ってみたくなる形ではあると思いますね。
● このくらいしか思いつかないんですよね。でも,この程度でビビビッと来るかね。来るのかな。
他に何かあるのかもしれないし,ないのかもしれない。よくわからない。けど,ビビビッと来たよ,たいうことね。
● 2558はH,HB,Bの3硬度しかない。2Bがあればと思うんだが。
昔はあったに違いないと思って,メルカリをチェックしてみたんだけども,出てませんね。最初からなかったんですかね。
でも,これを使い切るのに10年かかる。ずっと2558が自分にとっての決定版であり続けるかどうかもわからない。
● さらに,HBは3ダースほど持っている。さて,どうしますか。ポチりますか,やめときますか。
1,600円なら買っちゃえってなりそうなんだけどね。数えたことはないけれども,千本くらいすでに手元にあるんでね。1本1ヶ月で計算すると,1,000月=83年≒ぼくの残寿命の4倍。これ以上増やしても仕方がないでしょ。ポチらない方向で。
(追記 2024.09.08)
● ずぅぅと堪えてたんだけども,売れないで残ってるんですよ。結局,ポチることになりました。
Bの3ダースだけ残して,HBの5ダースは誰かにもらってもらいますわ。
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