手書きなんて鉛筆1本と Campus ノートがあればいいんじゃね,と思うんだが。手書き自体がライフに豊かさを作ってくれるかもしれないし,作ってくれないかもしれないけれども,直截に豊かさを求めるのは拙策というもの。
● ただし,「Bun2」はコマーシャルペーパーだからね。まぁ,手書きライフをより豊かに,と付けたくなるのはわかりますよ。
まずは,シャープペンのPR。すでに発売からけっこう経ってるものもある。
● 三菱鉛筆の「LAMY safari KURUTOGA inside」。「ラミーサファリの三角グリップは,(中略)持ち替えにくいので,芯が回ってトガるクルトガは相性がいいと思います」(p6)とは,ごもっともな指摘。万年筆やボールペンならいいけれども,シャープペンはどうなのよとはたいていの人が思うことでしょ。
「消しゴムキャップは面取りしてるので,ノックする際に指が痛くならない」。このあたりは日本のメーカーなら当然のこととして対応してるんでしょ。凄いぞ,日本。
● 他に,パイロット「エアステップ」,トンボ「FUMI」,サクラクレパス「インタリオシャープ」,サンスター「シンドバット」,KAYOU+「ORVO」が紹介されている。
ボールペンではゼブラ「THE ZEBRA HAMON」。これはぼくには縁のありようのない筆記具だけれども,端から見てると機能を追求しすぎた結果,高級感を損ねているようにも思える。
しかし,従来の “高級” とは違うものを目指しているようだ。“高級” を再定義するというかね。初回出荷分はすべて捌けたようだから,滑り出しは上々だった。
● 外海君子さんの連載「ニューヨーク文具レポート」。
アメリカでは2010年に学校教育の必須科目から筆記体が外されたため,タイプ入力を優先して筆記体をカリキュラムから外した学校が多かった。おかげで「手書きの文字が読めない」「歴史的な文書が読めない」子どもたちが増え,筆記体を復活させる運動が出始め,10年前はわずか14州しか筆記体を必須科目に挙げていなかったのに,今では27州,すなわち過半数の州が必須にしている。(p17)
アメリカではそんなこともあったのか。歴史的な文書が読めないのは日本の子どもたちも同じ。というか,大人だって読めない。漢文で書かれた古文書を読めないといけないんだもんな。ほとんど外国語だ。
アメリカと日本では歴史の堆積が違うし,アルファベットと漢字という違いもある。

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