2019年8月15日木曜日

2019.08.15 落合書店の文具売場で-sakura craft_lab 003

● 宇都宮はベルモールに入っている落合書店の文具売場。まず,目についたのは600円の万年筆。価格だけでいえばPreppyは300円だ(以前は200円だった)が,こちらはコンバーター付きなのだ。
 しかも流行中のスケルトン。Preppyもスケルトンタイプは400円じゃなかったか。つまり,Preppy以上の割安感。断言はできないのだが,軸やキャップもPreppyより頑丈そう。売り方を工夫すればかなり行けるんじゃないかと思った。

● 販売は日販。ブランド名は「Fonte」。メーカーがどこなのかはわからない。
 「書店向け商品パッケージ」らしい。書店のてこ入れのために,取次は色々やってるんだね。ともあれ,この商品は書店の文具売場にしかないものなのでしょう。普通の文具店に行ってもたぶんない。

● ではこれを買うかといえば,ぼくは買わない。Plaisirを使っているからで,安い万年筆をもう1本持っても仕方がない。
 Plaisirにもし不満があれば,次を試してみるのだけども,その不満が特にないので。その状態でさらにいいものを求める積極性は,ぼくにはないものだ。

● もうひとつ。文具店を放浪(?)してて,向こうからこちらの眼に飛び込んでくる商品って,そんなにない。のだが,サクラクレパスのsakura craft_lab 003は飛び込んできたぞ。
 何がいいかというと,短さと太さよりも,重さだ。ずっしりと重い真鍮の手触りだ。「引力を,手の中に。」というコピーがすっと馴染む。

● ゴールド(真鍮)とシルバー(アルミ)の2種があるのだが,そういうわけで,ぼくは重い方のゴールドを選ぶ。問題はお値段(8,000円)。
 が,たぶん,買ってしまうだろう。ゲルインクの書き味はSARASAと比べてどうなのよ,とかってことはあっても,問題はそこじゃないってなるよね,これ。
 ぼくは実用性しか見ないタイプだと自分で思ってたんで,この反応は我ながら意外。

● 001と002もあるわけですよね。2年前に出たらしい(003は昨年の発売)。002はお求めやすいお値段だよね。2千円。001は5千円。
 が,それぞれ違う製品なので,値段で選んじゃいけない。003を見てしまったら,これしかないという気がする。

● ノートで最も引きが強いのはトラベラーズノートかと思うが,筆記具でトラベラーズノートにあたるのは,sakura craft_labかなぁ。
 そのトラベラーズノートの“プラスプロダクト”のペンも真鍮製だったが,ひょっとしてサクラクレパスのOEMか。

2019年8月14日水曜日

2019.08.14 スキャンするのは破棄する決断を先送りするための方便でしかない

● 明日は月に一度の古紙回収の日だ。ので,今夜は溜まっているコンサートのプログラム冊子や文具のカタログを片っ端からスキャンしまくった。
 全部ではないが,だいたいキレイになった。明朝,まとめてゴミステーションに持って行ける。

● スキャナは偉大な書類イーターだなぁとあらためて思うね。紙の内容をそのまま保持して,質量ゼロに転換してくれるのだ。究極の書類整理法だ。
 しかし,スキャンしたものを見返すことがあるかというと,これが極めて稀。

● スキャンするというのは破棄する決断を先送りするための方便でしかないのかもしれない。おそらく,破棄するのが正解なのだと思う。

● 人間には何でも溜めたがる癖があるのだと思う。溜めこむのが自然で,パッパと捨てるのは自然に反する行為なのだ。だから,捨てるためには自然重力を振りきれるだけの跳躍力が必要だ。
 そいういう大変なことをしなくてもすむようにしてくれる,便利きわまる機器が文書スキャナなのだ。

● 百年生きたとしても,人の一生なんてどうせ短い。短いんだからあまりメモリアルなんてのを作らない方がいい。保存対象を増やしすぎないことだよね。
 それが跳躍力を使わずに書類を溜めないことに通じる,たぶん唯一の方法だからだ。

2019年8月9日金曜日

2019.08.09 もうすぐ来年の手帳が販売されるんだよね

● もう8月だ。っていうか,8月も3分の1が過ぎる。来月になると,来年の手帳がドッと出てくるわけだ。
 今使っているBindex No.011 は去年の9月1日に買ったんじゃなかったっけな。来年の手帳を考える時期なのだよ,もう。

● 以前は寒くなってから考えればよかったものだと思う。それが今は猛暑のうちに来年のことを考えなくちゃいけない。ちょっとおかしいような気もする。
 もっとも,そうはいっても年末になるまで放っておく人が多いよね。手帳マニア以外は年末まで考えないトピックかもね。Googleカレンダーを使っている人には,そもそも関係のないことだし。

● ぼくはもう決めている。物心ついてから(?)ずっと使ってきた能率手帳(&そのシステム手帳版であるBindex No.011)からサヨナラして,ダイソーのシステム手帳リフィルを使うことにする。
 システム手帳のバインダーは収納具として便利なので手放さない。が,中身は100円でいいかな,と。ま,ダイソーが今年も出せばってことなんだけど。

● 3月で仕事も完全引退するつもりだ。だから手帳などなくてもいい,ということにはならない。今だって手帳に書くことの大半は,仕事ではなくプライベートのことなのだ。
 でも,時刻メモリはもう要らないだろう。ダイソーリフィルは見開き2週間のはずだから,2本の縦線を引いて,午前,午後,夜に区分けする。そこに今までどおり,予定を管理するためではなく,やったころのログを残すために記入していく。

● ハイテックCコレトで黒・赤・青・緑の4色を使ったきた。仕事は黒,プライベートは残り3色で使い分け。
 4月からは仕事がなくなるわけなので,黒は使わなくなる? そうではなくて,義務としてやらなければならないもの(したがって楽しくないもの)を黒で書いていくことになると思う。
 来年度は自治会の班長をやらなければいけないことになってるんで,その用事を黒で書くことになりそうだ。けっこう,黒,使うかもな。

● 現在は見開きの右ページは無地のメモ欄。主には“貼る”スペース。
 ダイソーリフィルを使うとそれがなくなる。代わりに無地のリフィルを挟んでおいて,それに貼る。つまり,使い方は今までとまったく変わらない。

● 手帳も100円か,そこまで墜ちなくても、という感覚はまるでない。品質的に問題ないことはわかっている。ダイスキンを何十冊も使ってきてるんだからね。
 ダイスキンといえば,今年からダイスキン手帳はなくなってしまった。もし復活するならダイスキン手帳もいいなと思う。が,やはりシステム手帳リフィルを使うだろうね。

● いっそ紙の手帳はやめて,Googleカレンダーにしちゃおうかとは考える。いいじゃん,それで。どうで手帳とは別にメモノートは使い続けるわけだから,“貼る”はそちらに任せればいいわけだしね。
 デジタル手帳は予定を共有できるから,チームや組織で使うのに便利だといわれるけれど,ぼくは逆の意見を持っている。予定の共有は紙か板を使ってやった方がいい。個人で完結するものこそ,デジタルが向くのだ。

● ただし,紙をパラパラとめくるのと,スクロールorタップ,どっちがいいかなぁと考えると,やはり前者かなと今のところは思っている。
 が,デジタル手帳は使ったことがないわけだから,食わず嫌いか。

● デジタル手帳を使うようにして,それを継続していくと,(ぼくはAndroidユーザーなので)Googleアシスタントがかなり賢くなってくれるのではないかと思うのだ。
 ほんとに年老いて話し相手がGoogleアシスタントしかいないようになったとき(15年後と想定しているのだが),クラウドにぼくの15年分の行動記録があれば,Googleアシスタントはかなり気の利いた応答をしてくれるのではないかと期待しているのだ。
 って,Googleアシスタントっていうのは,そもそもそういう役には立たないのかい。音楽をかけたり電気を消したり,そういうことしかできないのか。

● Twitterやブログにもつまらんことを書き散らしているので,それだけで充分かね。あと,15年後にGoogleは存在しているかって問題もあるね。今とはまったく違う風景になっているかもしれないよね,デジタル世界はね。
 どうしようかな。ダイソーに行くかな,Googleに行くかな。

2019年8月5日月曜日

2019.08.05 A4コピー用紙

● 氏家の「BIG」の文具売場に,A4コピー用紙が置いてあった。500枚で267円。
 無地のA4用紙はひとつの小宇宙たり得る。A4用紙じたいがそうなのではなく,そこに表現し得るものがひとつの小宇宙たり得るという意味だ。A4という大きさと無地という制限のなさが生む小宇宙。

● これをPOSTALCOのスナップパッドに挟んで使うと格好いい。このスナップパッドは使用済みのコピー用紙を使うときに臆せずに使えるようにと,マイク・エーブルソンがあり合わせの布と革で作ったことから始まったらしい。
 ぼくは使ったことはないんだけれども,気になる製品のひとつではある。

● しかし,反故紙の裏を使うのはエコではあるけれども,基本的には止めた方がよろしいだろうとぼくは思う。反故とはいえ何がしかの情報が印刷されているわけだ。
 個人情報保護が喧しいこのご時世に,そういうものを迂闊に外に持ちだしたり,古紙回収の日にゴミステーションに持っていくのは,個人としてはやめておいた方が安全というものだ。

● 未使用のコピー用紙がこれだけ安く売られているのだから,エコはいったん置いておいて,これを買って使うのがいい。500枚あれば半年や1年はもつだろう。コストはゼロと見なしていいくらいのものだ。

● 問題はどういうふうに使うかだ。ぼくの場合はそれを思い付けないので,手を出さずにいる。コピー用紙は百円ショップでも売っている。それをノート代わりに使えると,便利だろうなと思うわけだが,ノートの代わりにはならないものだよね。
 コピー用紙は大きいながらもカードだ。ノートはアナログでカードはデジタルという(安直すぎるかもしれない)対比をぼくなんかはしてしまいがちなんだけども,コピー用紙はカードだというのは間違いない。

● 大昔に梅棹忠夫『知的生産の技術』はぼくも読んでいる。一度のみならず再読もしていると思う。ので,京大型カードという言葉も知ったし,梅棹さんが日記もカードに書いたらどうかと提言していたのも憶えている。
 カードは溜まりすぎると取り回しが大変になるのが難点といえば難点だけれども,これはパソコンが解決してくれた。カード型データベースソフトはパソコンの黎明期からある。カードに書いたことをパソコンに入力し直すことはさほど面倒なことでもない。
 それ以前に,カードを永久保存しようという発想がよろしくない。使用済みのカードは捨ててしまっていいものだ。図書カードのようなものは,最初からパソコンに入力してしまえばすむ。

● 若い頃からルーズリーフは使ってきたけれども,ルーズリーフはノートであって,カードではない。というわけで,ぼくはカードを使ったことがない。『知的生産の技術』を読んだあとでも手を出そうとは思わなかった。
 カードじたいは何度も買ったことがある(だから,だいぶ溜まっている)。ジョッターまで買っているのだ。

● カードをどう使おうかと考えてそうしたわけではなく,カードを使っているクリエイティブな自分というのを演出したくてそうしたのだと思う。
 買ったら気がすんでしまって,演出するところまでも行かなかった。

● そうなのだ。カードはクリエイティブ系御用達だ,とぼくは思っているのだ。思ってしまっているのだ。それがカードを使うことを妨げている第1要因かもしれない。
 付箋もカードの一種だと思っている。したがって,付箋もぼくはあまり使わない。目印(インデックス)代わりにするのにフィルム付箋を使うくらいで,ある程度の大きさを持ったメモができるカードは,プライベートでは使ったことがない。

● クリエイティブを特別視しすぎているのかも。自分の世界や自分の経験したことのなかには存在しなかったもので,それを支えている重要なツールがカードだ,と。
 しかし,それを言うなら無印で売っている安いメモブロックだってカードだからね。あれをどう使っているかというと,3分後には捨てる用途のためだよね(あのメモブロックもぼくは使ったことがないんだけど)。
 であるからして,もっと軽い気持ちでカードを使うといいかもしれないんだな。

● A4コピー用紙を使うメリットはいくつもあげられる。
 第1に(あたりまえのことだが)コピーを取りやすい。情報共有の仕方はいろいろあるけれど,コピーを配るのが最も直裁でわかりやすい。
 第2にスキャンしやすい。デジタル化して残すのであれば,ノートよりもカードの方が百倍は扱いやすい。
 第3に捨てるときの分別がしやすい。
 第4に保存もしやすい。A4のバインダーなら各種取り揃えられている。

● ぼくはすっかりノート派になってしまっているが,カードを使うことへの憧れはまだ持っている。が,ぼくに限らず,『知的生産の技術』以後もカード派はそんなに増えていないように思われる。
 学校でノートオンリーだから,それをずっと引きずることになるのかもしれないけれど,ノートにはノートの良さがあるからなんだろうねぇ。
 隣の芝生は緑に見えるってやつね。今回,コピー用紙に目が行ったのもそういうことなんだろうなと思うんですよね。

2019年8月2日金曜日

2019.08.02 福田屋3階の上野文具-トラベラーズノート

● 福田屋3階の上野文具。トラベラーズノート様のノートがワゴンに入って半額になっていた。長さはトラベラーズノートと同じ。幅はちょっと広い。横罫と方眼があった。
 半額なら買ってもいいかと思ったんだけど,結局見送る。使い終えた後の保存をどうするかという問題。判型が揃わないのが混ざってしまう。

● MDノートのA6横罫はよっぽど買おうかと思った。書き味は抜群なのに違いない。
 しかし,分不相応というのもあるし,Plaisirで書く場合,あまり紙がいいと滑りすぎるのではないかと思ってみたり(試し書きをすればいいのだが,Plaisirを持ってきていない)。カリカリッという感じが残るダイスキンの安い紙の方が具合がいいとも感じる。

● トラベラーズノートのCMペーパーがあったのでもらってきた。トラベラーズノートのイメージ戦略がわかりやすく盛られている。このあたり,モレスキンを意識しているのだろうか。
 「このノートを携えて歩くことで,日常を旅するような気持ちで過ごしてみてください。毎日見ている景色の中に新しい顔を見つけられるかもしれません」「一箇所に留まらずに,動き続ける精神のことを Free Spirit と言います」

● ぼくがトラベラーズノートに行かない理由のひとつは価格だ。本体の革カバーは仕方がないとして,リフィルがね。
 Seriaにはリフィルに使えるノートがあったっけ。が,そういうことをしてまでトラベラーズノートを使うのはかえってかっこ悪い。
 ダイソー版のトラベラーズノートなら,トラベラーズノートのパクリとひと目でわかるから,むしろ潔いんだけどね。一発商品だったね。

● もうひとつ,顧客の「書く」にまつわるすべてを自社で囲い込もうという,どうもあまり好きになれないやり方を感じるせいもある。
 ペンやペンケースから定規,クリップに至るまで用意している。素材は無垢の真鍮で統一。たしかにいいもので長く使えるのだろう。「10年後の姿を想像」できる製品だし,その想像を楽しむこともできる。
 パソコンやスマホでいえば,Appleのやり方。文句を言うつもりはないんだけど,それに絡め取られることには抵抗がある。

● 同じことをモレスキンもやっているが,モレスキンの場合は本体ノート(の特に紙質)に問題を抱えているためか,ペンはボールペンのみだし,あとはバッグくらいのものだ。
 トラベラーズノートはこのあたりの品揃えがずっと多い。ペンには万年筆もある。万年筆で書いても裏に抜けたりしないからで,このあたりがモレスキンと違うところだと勝手に思っている。
 しかし,囲い込まれるのはイヤだ。そういう戦略を採っているメーカーからは距離を置きたい。

● モレスキン以上にトラベラーズノートは尖った製品だ。刺さる人には刺さるが,万人受けするものではない。
 そういう製品は囲い込みに行きやすいのだろう。ユーザーも嬉々として囲まれる。というか,囲まれたがっている。

● コクヨだってノートのほかに筆記具も作っていて,たぶん作っていないのは万年筆くらいではないか。では,コクヨがユーザーの囲い込みに走るかというと,それはできない相談だ。やってもいいが,効果がない。
 コクヨほどユーザー幅が広いメーカーだと,囲い込む核になるものがない。Free Spirit などと言うわけにもいかない。事務用品も多く出しているのだし,法人顧客も多いはずだからだ。

● それゆえ,ぼくはコクヨを支持する。測量野帳を使えばいいのだ。
 合わせる筆記具はゼブラのSARASAでもいいし,パイロットのキャップレスでもいいし,ぺんてるのプラマンでもいいわけだ。もちろん,三菱鉛筆の9800でもいい。

● ぼくはそのようにノートとペンを使っていきたい。あまりにできあがりすぎた(つまり,誰かが作った)既成の製品世界にドップリ浸かるよりは,尖らずに一般性を保っている製品を適当に組み合わせて使っていきたい。
 どっちでもいいんだと思うんですよ。どっちを選ぶにしても,そもそも誤差の範囲内という感じだとは思うんです。

2019.08.02 測量野帳60周年記念グッズを探しに行く

● コクヨはこういうのも出したんだな。野帳にいろんなものを挟んで,ゴムバンドでとめておける。ペンケースにもなる。野帳のヘビーユーザーは自作してたかもね。
 極端な話,紙幣を野帳に挟んでおけば,財布すら持つ必要はないわけですよ。ま,そんなことをする人はいないだろうけどね。

● 宇都宮の福田屋(竹林の方)に行ってみた。測量野帳60周年記念グッズの実物を見たくなったので。古い人間なんで,Amazonの便利さは知りながら,できるだけリアル店舗で買いたいんだよね。で,わざわざ行ってみたわけなんでした。
 まず,2階のLoFt。有袋類をあしらった限定野帳はあったが,クリアカバーはなかった。探し方が悪いだけで本当はあったのかもしれないが,見つけることができなかった。

● 通常製品にはない横罫の野帳や縦開きの野帳は売れるが,クリアカバーは売れないと踏んでいるんだろうか。
 たしかに野帳にカバーは似合わない。野帳は外でワイルドに使われるイメージ。カバーを付けて保護するなんて,何と軟弱な。(追記 → 浅はかでありました。カバーを付けると撥水性が増すので,現場での本来用途でクリアカバーは威力を発揮しそうです。よりワイルドに使えそうです)

● まぁ,コクヨ以外のところから,カバーは出てるんですよね,すでにいくつかね。2冊収納できるものとか,測量現場で使うという正統的な使い方をサポートするものとか。
 それでもコクヨが純正(?)を出そうとしたのは,女性ユーザーが増えているからですかね。つまり,屋内での利用が一般的になっていること。

● 3階の上野文具にもなかった。ここにもなかった。60周年記念グッズは一切なし。
 が,表紙にミッキーマウスなどディズニーのキャラクターをあしらった野帳が何種類かあった。これだけで200円のものが500円になる。
 買う人がいるのかと思うんだけど,いるんだよね。だから売ってるわけでね。が,20%引きになってたよ。

● 仕方がないので,定価販売のAmazonでポチッとした。ポチッとしたのはクリアカバーとゴムバンド。プライム会員でいる間は,Amazonでは何も買うまいと思っていたんだがな。禁を破ってしまったよ。

(追記)
 ポチッたのは2日の夕方なのに,3日の午前中にゴムバンドは届いた。ハッヤっ。
 ゴムバンドはたぶん使わないと思うのだ。だったら買うなよという話ではあるんだけど,使ってみたいとは思っているわけね。

2019年8月1日木曜日

2019.08.01 人はコクヨより出でてコクヨに帰る

● ぼくが子供の頃は,文具の多くはコクヨ製品で,したがって必然的にコクヨ野郎になるしかなかった。非コクヨ製品を持っていると,田舎では注目を浴びることができたのだ。非コクヨ=ハイカラ,だったのだ。

● 学校を終えて社会人になると,ノートは使わなくなる。そうじゃない人もいるだろうけど,それでも学生時代に比べれば,使用量は大きく減るだろう。
 何も持たずに空身で出勤するのが格好いいとされたいたときもあるのだ。鞄も持たず,たぶん財布だけ上着の内ポケットに入れて。

● で,実際にそういう人がいたのだ。山口瞳『新入社員諸君』を読むと,そのあたりの消息を窺えるかもしれない。
 システム手帳もPCも影も形もなかった頃の話。今,それをやったらどうなるか。

● ともかく,社会人になると学生時代のような勉強はしなくなる。ノートも使わなくなる。
 使わなくなるんだけども,その範囲で何を選ぶかといえば,ぼくは積極的にコクヨ野郎になりたい。ダイスキン野郎のあとはコクヨ野郎になって,コクヨ野郎のまま死んでいきたい。
 今使っているモレスキンのあとは,いったんコクヨ野郎になってみるか。A6CampusをSYSTEMICに挟んで使ってみるか。

● ところで,測量野帳のクリアカバーは宇都宮ロフトで買おうと思う(あれば)。そのとき,クリアカバーのみを買うというのもな。抱き合わせに何を選ぶか。
 野帳にしろCampusにしろ,Amazonでまとめ買いするのが一番安い。リアル店舗では何を買えばいいかな。