● 『趣味の文具箱 No.32』(枻出版社)に奥野宣之さんのインタビュー記事が載っている。彼の著書は『情報は1冊のノートにまとめなさい』をはじめ,いくつか読んでいる。
● ペリカンの万年筆をメインの筆記具にしているようだ。といって,高級品(?)はそれくらい。あとは,わりと,ぼくと同じとまではいわないけれども,ごく普通のペンやノートを使っているっぽい。
本人は,同じものを長く使いたいと語っているけれども,そこに頑なになっているふうでもない。
● 名刺入れにカードをクリップでとめてメモがわりに。超簡易なジョッターだ。なるほど,こういうやり方もあるのか。しょっちゅう使うんでなければ,こうした手作りジョッターで充分だな。
裏紙利用も。包装紙を切って裏側をメモ用紙にする。会社ではあたりまえに行われていることだと思うけど,プライベートでやってる人はあまりいないのじゃないか。奥野さんは自営業だから,仕事でやっている範疇に入るんだろうけど。
● トレードマークのノートも,これと決めているわけではなくて,そのときの気分で選んでいるらしい。
ただし,さすがにというか,ダイスキンは使っていないようだ。
● 奥野さんのノートの特徴のひとつは,“貼る”にある。貼っている量がすごいのだ(それを選んで掲載したのかもしれないが)。
取材や旅行が多いからなのだろうけど,ここまで貼るんだったら,ぼくが使っているA6ダイスキンやポケットサイズのモレスキンより大きな判型がよさそうだ。
ぼくの場合,貼るのは手帳に廻していたけど,もうひと月以上,手帳は使っていないに等しい状態だ。いきおい,ダイスキンに貼るようになっている。が,貼ったのは5枚だけだ。
奥野さんのようにバンバン貼っていると,半月くらいで1冊のノートを使い切ることになるんだろう。
● 開高健が書いた「マグナカルタ」を拳々服膺しているようでもある。
読め。
耳をたてろ。
両眼をあけたままで眠れ。
右足で一歩一歩歩きつつ,左足で跳べ。
トラブルを歡迎しろ。
遊べ。
飲め。
抱け,抱かれろ。
森羅萬象に多情多恨たれ。
右の諸則を毎日三度,
食前か食後に暗誦,
服用なさるべし。
御名御璽
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