● 恵比寿駅ビル「アトレ」5階に入っている有隣堂。書籍もさることながら,文具の品揃えも充実。
この日はモレスキン購入者に名前を刻印しますよというプレゼンテーションをやっていた。刻印する機械を持ちこんで。
● モレスキンについては,ぼくは冷淡。遠目にながめて,他の文具を見て回った。
といっても,目下の関心は主に万年筆。史上最安のPreppyを使っていて,それをかなり気に入っているので,メーカーはPLATINUMをリスペクト。
● でも史上最安製品をずっと使い続けていいのかという疑問(?)もあって,ひとつ格上のPlaisirに移行しようかと思っている今日この頃。昨年,Plaisirにノバオレンジが加わって,この色いいなぁと思っていることもあってね。
でも逡巡している。Preppyは200円,Plaisirは1,000円。いくらぼくでも,この程度の金額は出せるんですけどね。逡巡している理由は,Preppyをどこまで使い倒せるか試してみようと思っていることにあるんですよ。
● Preppyの弱点は一にも二にも筐体が樹脂であることだ。チープ感が漂うというのは問題ではない。だってさ,ぼくも貴方もPreppy以上にチープ感を漂わせていないかい。いないと断言できるか。
問題は樹脂であるゆえに割れるということ。キャップを本体に抜き差ししている間に,キャップに縦にヒビが入る。嵌合を担当しているキャップ内部の突起が摩耗してくる。
ま,そういうところが問題というか,Preppyの弱点であるわけだ。
● そこを何とかごまかしながら(テープを巻いて補強したりしてね)メインの筆記具として3年近く使ってきた。装着したカートリッジも47本になる。
ここでPlaisirに移ってしまって,Preppyを放棄してしまうと,Preppyをとことん使い尽くすとどれだけ使えるのかを見極めることができなくなってしまう。
● けどね,そんなこと誰も気にしていないよなぁ。Preppyは果たしてどのくらいの潜在能力(寿命)を持っているのかなんてね。
ゆえに,無理してPreppyを延命させていないで,ノバオレンジのPlaisirに移行すればいいんだな。
● Preppyにはスリップシール機構というインクの乾きを抑制するインナーキャップが取り付けられている。同じものがPlaisirにもある。
が,このインナーキャップを備えたPLATINUMのフラッグシップは,#3776センチュリーだろう。
● 有隣堂ではその#3776センチュリーを自由に試し書きできるようになっていた。買いもしないのに店員さんを呼んで,ちょっと試し書きさせてくださいというのは気が引ける。
が,そういう気兼ねなしに,試したいだけ試せるのはありがたい。細字と極細を試してみた。ペン先が大きいからか金ペンだからか,Preppyより書き味が柔らかいようだ。紙のせいかもしれないので,本当は試し書きの紙にPreppyでも書いてみた方がいいんだろうけどね。
● で,Preppyの次に買うんだったら,Plaisirじゃなくて#3776センチュリーだなと思った。というわけなので,今回もノバオレンジのPlaisirは買わないで終わった。
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