主には「書く」道具について書いてます。手帳,ノート,筆記具,パソコンなどの話題がメインになると思います。といっても,パソコンや文房具のマニアではありません。この分野について知るところはあまりありません。 ごくあたりまえに属することを,試行錯誤ともいえない程度に試しています。 2024年3月からは鉛筆党員になりました。
2017年9月28日木曜日
2017.09.28 落合書店の文具売場を丹念に見て歩く
● 宇都宮市内の書店も文具を扱うようになった。文具を扱っていないところは喜久屋くらいだろうか(手帳とカレンダーの取扱いはあり)。
今日は,宇都宮駅前のララスクエアに入っている落合書店の文具売場,特にノートの売場を丹念に見て歩いた。
● が,文具売場をウロウロしているお客さんは,さほど多くない。こういうところでは基本,売れ筋商品しか置いていない(それにしては,かなり充実している)。
何か面白いものがないかなぁと探しに来る人はいないのだろう。とはいえ,書店にしてみれば,本を売るより粗利は多い。
● 書店の文具売場は(多くの文具店も)定価販売だ。買う方からすれば,値段はどこで買っても同じ。
となると,自分の動線上にある,品揃えに特徴があってそれが自分の嗜好に合う,店員が可愛らしい,そんなことが来店の動機になる。つまり,そんなに簡単に儲けられるものでもないのだろう。
● しかし,手帳にしてもノートにしてもボールペンにしても,需要の総量は増加しているらしい。若者人口の減少,デジタルツールの普及にあって,これはどういうわけなのか。一億総知識人化が進行中?
総需要が増えている分野などそうはないだろうから,新規参入が増える。昔からある文具店はなかなか大変だ。
● メモパッドはロディアに代表されるユニークなメーカーの製品が目立っていた。国内でもマルマンのMnemosyneとかオキナとか,小さくはないけれどキラリと光るところが押さえていたような気がする。
が,そこに横綱が本気を出して参入してきたようだ。コクヨのCampusブランドのメモパッドが一番目立つ位置にあった。
● ノートもCampusの充実度が目をひく。ライフやツバメがちょっと霞んできたような。いや,それはおまえの気のせいだよ,と言われる?
コクヨの持つ圧倒的なブランド感。っていうか,少なくともぼくの世代は,小学校のときからコクヨで育っている。原稿用紙もレポート用紙もノートも。コクヨじゃなかったのは鉛筆と消しゴムくらい。
その分,コクヨって有難味がなかったといえばいえるんだけど。
● ともあれ。申しわけないことに,何も買わず。何というか,目の保養をさせてもらった。
いろんなものがあるわけでしょ。それらを見ていると,自分が使っているノート(これがじつにダイソーのダイスキン)をガンガン使っていかなきゃなっていう気持ちにさせてくれるんでね。
2017.09.28 能率手帳の拡販チラシ
手帳を巧く使って時間を管理できれば,同じ40年を60年分,70年分にできる,と。だから,手帳術の書籍はずいぶん買ったし,雑誌が特集していればだいたい買って読んだものだった。
● 今はどう思っているかと問われれば(問われないだろうけど),結局,蟹は自分の甲羅に似せて穴をほるしかないものだと答えるだろう。
ずっと手帳は使ってきたけれど,それによって時間を創れたかといえば,自分に限っては否と答えるしかない。
● さらにいうと,広い世の中にそういう人がいるのかといえば,かなり懐疑的だ。手帳によって時間を濃密に使えたという人は,いるかもしれない。
が,時間を濃密に使える人は,手帳などなくても同じようにできる人だろう。そうじゃない人が,“手帳によって時間を濃密に使えた”と思っているとすれば,それ自体がたぶん錯覚だ。つまり,さほどに濃密な時間にはなっていなかったのではないか。
● 手帳に予定もメモも連絡先もすべて書いていて,これがなくなったら仕事ができないという人はいるはずだ。しかし,それは時間が流れるか,時間を創るかとは関係のない話であって,手帳は便利なツールであるということにすぎない。
手帳が便利なツールであることには,ぼくもまったく異論がない。心覚えは手帳に書いておくのが良い。
● 手帳に書いておける程度の予定なら,脳内メモリに保存しておけるだろう。ほとんどの人は,それが可能なはずだ。
その脳内メモリを解放するために,手帳に書いておくのだということだろうけれども(繰り返すけれども,心覚えは手帳に書いておくのが良いと思っている),脳内メモリをほんとに空白にしてしまっては,おそらく仕事にならないはずだ。
● これから先って本当に「デザイン」できるものなんだろうか。手帳に書くのは予定だ。予定はデザインするための要素にはなるけれども,それだけでできるデザインって何なんだ?
一寸先は闇か光かわからないけれど,わからないということはわかっている。そのわからないものをどうやってデザインする?
● 「拝啓 あの日の自分」の方が,手帳との相性が良いように思う。手帳はこれから先をデザインするためのものというより,これまでの記録を残しておくための器として適している。
手帳の特徴は時系列で月日と時間が並んでいることだ。その日にやったこと,起こったことを手帳に書いていけば,自動的に時系列で並ぶことになる。その効用はもっと特筆大書されるべきだと思っている。
手帳は創造には向かない。記録に向く。親未来的ではない。親過去的である。
2017.09.28 ダイソーで一筆箋を購入
● 人さまに出すんだから百均じゃなくてもっといいものをと思わないでもなかったんだけどね,ついいつもの習性でね。
まぁいっか,っていう感じね。中国製の100円で60枚のやつで勘弁してもらおう。
● モノを買うって快感だね。実際は,買わなければ買わないでも何とかなったんですよ。封筒は相方のを1枚もらえばいいし,一筆箋は必須というわけでもなかったので。
● 手紙関連の品物を買うのは,20代のとき以来じゃないか。一筆箋は買ったことがあったか。やはり一回だけ使って,残りは行方不明になったんだっけ。
大昔,ネットもメールもパソコン通信もなかった時代には,ぼくはわりと手紙を書いていた。コクヨの安い便箋にデスクペンで。
普段は会えない友だちと頻繁に手紙のやり取りをしていた時期があった。その友だちとも疎遠になってしまったなぁ。
2017年9月26日火曜日
2017.09.26 ヨドバシの文具売場を丹念に見て歩く
● ノート売場。コクヨのCampusはいいノートだと思うんだけど,デキないぼくはノートは1冊主義。使い分けていない。
使い分けてる人もいるんだろうけど,どんなふうに分けているんだろう。仕事とプライベート? 顧客ごとに1冊のノートを用意しているという営業職の人の記事を,雑誌の文具特集で読んだ記憶があるんだけど。
ぼくは仕事ではほとんどノートを録らないというのも,1冊主義の理由だね。
● 手帳売場。ヨドバシにあるシステム手帳はレイメイ藤井のダ・ヴィンチ。そこにこのアプリのチラシがあった。手帳をデジタル化してクラウドに保存するアプリ。
そもそもの疑問。クラウドに保存したら,それっきりになるんじゃないの。見返す人,いるんだろうか。見返すことがないなら,使用済みの手帳は捨てるか,紙のまま保存すればいいんじゃない?
スマホで撮影してクラウドにあげる手間も,塵も積もれば,だ。保険をかけてるつもりなんだろうか。かける必要のない保険だと思うがなぁ。
● コクヨのジブン手帳。この手帳,人気があるらしい。ライフログダイアリーでアピールしている。このアピール,若い人には届くんでしょうね。
でも,人生が残り少なくなった,ぼくのような老人には,あまりピンと来ない。来年は百均のマンスリー手帳を使うことにした。
2017年9月23日土曜日
2017.09.23 Seriaで来年の手帳を買いました
どういう人が使うんだろう。その人が使っている手帳の大きさと幸せ度は反比例すると思ってるもので。いや,何の根拠もないんですよ。何となくね。
ぼく自身,A5サイズのシステム手帳を使った年には,あまりいいことがなかったものですからね。
● 初めてこの手帳を見たときは,それを使っている自分というのをイメージしてみましたよ。結局ね,適当なイメージが出て来なかったよね。あ,これは自分には無理だな,と。
それと,手帳とメモ帳を分けていたんで,いくら大きくて分厚い手帳でも,1日分のスペースは限られる。そのスペースに制約されるのはイヤだなと思った。
というわけで,これはぼくのような人間が使うものではないね。
● こちらは,Seriaラパーク宇都宮店の手帳売場。ここで,A6のマンスリー手帳を購入した。土日の欄が平日より大きいのがよろしい。
マンスリーのほかに,見開き2週間のウィークリーが付いてるのもあった。100円でこれはお得だなぁと思ったんだけど,迷った末にそちらは選ばなかった。たいした予定もないので,マンスリーだけで充分なはずだから。
これを買った |
今まで使っていたバイブルサイズのBindex(No.011)とはいったんお別れ。晴れて,百均手帳のユーザーになる。手帳を変えるのは30年ぶりのことだ。
SYSTEMICにはさんで |
2017年9月19日火曜日
2017.09.19 手帳とメモ帳を変えてみることにした
と,ぼくは思っていて,したがって,手帳はBindexのNo.11,メモ帳はダイスキンを使ってきた。No.11にはメモページが付いていない。
● 来年もそのパターンを継続しようと思っていた。なにせ,ダイスキンはだいぶ在庫があるので,どんどん使っていかなければならないし。
ダイスキンの在庫が切れたら,これも数年前に購入済みのコクヨのSYSTEMIC(A6)に,薄いマンスリー手帳とCampusノートを挟んで使っていこうと思っていた。
● が,方針を変更。来年はSYSTEMICで行こうと思う。今の仕事はほとんど内勤なので,書くべき予定があまりない。っていうか,ほとんどない。実績をメモしておいたりする程度。
したがって,書くのはプライベートに属することが多くなるのだが(これも予定ではなく,事後的に書くものがほとんど),そういうのってTwitterに記録しておくことが多いから,手帳に書いておくのはわずかでいい。
● であれば,ウィークリーの手帳を持ち歩かなくてもいいかな,と。マンスリーの小さい1日マスに書き切れる。
以前は,その日に食べたものをメモしておいたり,ま,いろんなものを書いたりしてたんだけど,今はあらかた止めてしまっている。せいぜい,読んだ本とか聴いた音楽のタイトルを書いておくくらいだ。
その程度ならマンスリーで充分。ぼくは蠅の頭のような小さな字を書くので,記入欄が狭くてもけっこうたくさん書ける。
● というわけで,来年は手帳とメモ帳をSYSTEMICに収めて使っていこう。来年はそれでやってみて,不都合があれば元に戻せばいい。
ちなみに,“薄いマンスリー手帳”はダイソーで売られているので充分。500円も700円も出してメーカー品を買う必要はない。
● でも,正直に言うなら,以上は後付けの理屈であって,要はふとSYSTEMICを使ってみたくなったというのが先にある。
目先を変えてみたくなったということですね。
2017年9月17日日曜日
2017.09.17 手帳戦線,本格化
ぼくはもう買う商品は決めている(BindexのNo.11)。けど,活気のある文具売場をウロウロするのは楽しいものです。
● 書店にシステム手帳のリフィルも並んでいた。Bindexの週間リフィルもいくつかあるんだけど,ぼくが欲しいNo.11はない。今年に限らずずっとそうで,書店の売場でNo.11を見かけたことはない。
書店と文具店の間で協定のようなものがあるんだろうか。書店が扱えるものは限定されている? だとすると,消費者には不便。
● ではなくて,売れるものを優先的に並べた結果,そういうことになっているのか。それなら仕方がないけれど,どうもそうだとは考えにくいような。
● 各書店,各文具店に並んでいる手帳を合わせると目がくらむような冊数になる。これが実際に売れていくというのが,妙なことに思われる。
日本人が1億2千万人いるという,その1億2千万が具体的にイメージできないから,その妙な感覚におそわれるんだと思うんですけどね。
2017年9月7日木曜日
2017.09.07 ダイソーでA6ノートとホワイトボードノートを買ってみた
紙質は同じダイソーのB7メモパッド(ライフのデザインとそっくりなやつ)と同じかと思われる。とすると,万年筆で書いても裏抜けはないはず。
● こういうものを100円で出されると,他のメーカーはどう思うんだろうか。ユーザーのカテゴリーが違うよってことなんだろうかなぁ。
そそられるんだけど,使うアテがない。目下,ダイスキンに特化しているので。ので,さんざん迷った末に買わないで終わった。
● けど,やっぱり気になる。結局,今日購入した。左から,A罫,5㎜方眼,無地。アピカの“紳士なノート”に似ているような。右のはツバメノートに似ているような。
中紙は52枚。日本製。高級筆記用紙のクリーム上質紙を使用,とある。
● 同じサイズのコクヨCampus(48枚)がスーパーでは100円で買えるから,値段的には圧倒的に安いってことではない。けれども,方眼をメインに売れるんじゃないかな。
ま,しかし,買ってはみたものの,当分,使うアテはない。とりあえず,保存しておく。
● 同じダイソーでホワイトボードノートも買ってみた。なんかネットで絶賛されてたんで。
B6スリムくらいのサイズ。縦罫3ページ,無地4ページ,横罫3ページ。マーカーも附属。中国製。
これをガシガシ使う人って,羨ましい。クリエイティブ系の人に多いような気がするので。
いや,クリエイティブ系の人はもっと大きなサイズのホワイトボードを買うかな。それもダイソーで売ってるんだよねぇ。
すごいぞ,ダイソー。何でも揃うぞ。
● さて,ぼくにはこれを使う局面があるだろうか。書いてすぐ消すのがホワイトボードの信条。覚えておくべきことを書いて,書いたらすぐに何らかの措置をして,ササッと消す。
その類のメモなり心覚えを書く局面ってあるか。紙のメモでやっていたことでホワイトボードに置き換えた方が便利なこと。ちょっと思いつかないなぁ。
ま,いいや。ひょっとしたら,使うことがあるかもしれん。
● 今,ふと思ったんだけど,パソコンで書くのはホワイトボードに書いている感覚に近いかもしれない。瞬時に消せるし,保存しないこともできる。
紙にペンで書くときの引っ掻き感が,ホワイトボードにはない。滑らせるように書く。それもキーボード入力に近いような。書くというより,ディスプレイに字を載せていく感じが。
2017年9月3日日曜日
2017.09.03 『一流の男のデジタル活用術』
編者 瀬尾香織
発行所 宝島社
発行年月日 2017.08.27
価格(税別) 880円
● だけど,結局買ってしまいました。でもって,やっぱり立ち読みでよかったなぁと思っている只今現在なんですよ。
● 巻頭には,成毛眞,塩澤一洋,佐々木正悟さんのインタビュー記事。次に,キングジムを取材した記事。
その後にデジタル機器の製品紹介。最初に紹介されているのは,コクヨとワコムのデジタルノート。専用の紙に専用のペンで普通に書くだけ。ワンタッチでクラウドに送信。便利かもしれない。あとは価格だけ。
ソニーの電子ペーパーやシャープの電子ノートなど,手書きをそのままデジタル保存するもの。ソニーの電子ペーパーはちょっと手が出ない価格だけども,シャープの電子ノートはヨドバシ宇都宮店で実機を何度も確認している。
その他,スマホの手書きメモアプリ。スキャナ。ポメラ。などなど。
● ぼくなんぞは,そこまでして手書きをデジタル化したいのかと思ってしまう。デジタル化しちゃったら,ペラペラとめくることができなくなるんだぞ。
シャープの電子ノートを結局は買わないでいるのも,このあたりが理由。つまり,アナログのままでいいではないかってこと。それと,デジタル化するとブラックボックスになりやすい。
業務で共同利用するのに便利とあるんだけど,そういうものって本気度がやや弱くなるんだよね。本気度が弱くなるっていうか,とおり一遍のことしか書かなくなる。そういうもの,本当に業務の効率化に役立っているんだろうか。ぼく一個はかなり疑問に思う。
● 巻頭のインタビュー記事から。
成毛さんのお薦めは「Captio」というiPhoneのアプリ。自分宛にメールするアプリだ。「道具というのは,イージーに使えるものでないとダメなんです。Captioも,「文章を入力して送信ボタンをタップする」という操作だけで使えるから役に立つ」。
「デジタルガジェットを使わないと,それこそバカになっちゃうんじゃないですかね。人は新しいモノを使わなくなってしまったら終わりじゃないですか」とも言っている。
世の中にはほんとに信じられないバカっているもので,未だにデジタルは世界を病気にすると思っているのがいるんだよね。高学歴のリベラル派にけっこういるという印象なんだけど,偏見かね。
ま,そこまでのバカは相手にしないに限るわけだが。
● 塩澤一洋さんは,macOSの日本語入力「ライブ変換」を絶賛。初めて実用的な自動変換ができるようになったという。
「日本人の知的生産性を下げている要因の一つは,タイピング速度の遅さにある」と考えており,親指シフトを推奨している。
● 佐々木正悟さんの発言からもひとつ引用。
やる気が起きなくてなかなか始められないのは,「それは,たぶんまだやらなくていいことだからなんですよ」。
さよう,然り。そのように割り切るべきだ。
2017年9月2日土曜日
2017.09.02 Seriaの文具売場を覗く
ダイソーもそうだけど,充分な品揃えだよね。これじゃ文具店はよほど特色を出さないと,生き残るのは難しいだろうなぁ。
● ノート売場も充実。Seriaはリングノートに傾注しているような気がする。
リングノートって,ぼくは使ってみたいと思ったことは一度もない。左ページに書くときにリングが邪魔だから。
でも,最近はコクヨから「ソフトリングノート」が出ている。プヨプヨの樹脂でできていて,手があたるとグニャッとへこむ。たしかにこれなら気にならないかもしれない。
● でも,あえて使ってみようとは思わない。綴じノートがいい。特に保管を考えたときには。
最近ではノートをデジタル化してクラウドに保存するなんてことが一部で流行っているらしいけど,クラウドに保存したらまず見返すことはなくなるのじゃないか。だったら,捨ててしまっても同じじゃないか。
● 書くことじたいに意味があって,保存を考えないでいいのなら,リングノートはいいかもしれない。360度裏返るし,表紙が厚いから立ったまま書くのに都合がいい。
机上で使う場合にも,紙を押さえる必要がまったくない。
● たとえば,発想段階で半分落書きのような図を書いて,発火点にするような場合。でも,大判のメモパッドの方がもっといいような気がするな。
う~ん,リングノートはぼくには無縁であり続けると思う。
● 個人的な問題は買うものがないということ。ぼくはダイスキン野郎だ。そのダイスキンを買いためてしまっている。
リングノートがどうこうという以前に,ノートはあと10年くらいは買う必要がないのだ。それでは文具店や文具売場を覗いてみても,楽しくないのだ。
2017.09.02 ジョイフル本田の文具売場を覗く
それにしても,次の年の手帳が売り出される時期が年々早くなっているような気がする。今年はあと3分の1も残っているのだよ。来年のことを考えるのはまだ早いんじゃないか。
「ほぼ日手帳」が9月1日発売というのが,画期になっているんだろうか。
● この時期に出ているのは,何となくファンシーっぽいものが多い。ミッキーやキティちゃんの絵柄があしらわれたものなど。
とはいえ,コクヨのCampus手帳も出ているんですよね。早く出した方が売上げが増えるんでしょうかねぇ。ウカウカしていると他社にお客を奪われてしまうんじゃないかと思うんだろうか。
● オジサン御用達の日本能率協会や高橋の手帳はまだお目見えしていない。オジサンたちは保守的というか,同じ手帳を毎年使い続ける人が多いのだろう。
日本能率協会や高橋は固定客をつかんでいる。さほどに慌てる必要はないんだろうかね。
● 若い人,特に女の子は,いろんなのをとっかえひっかえ使うんだろうか。こだわりがなくて自由だとも言えるし,おそらく使い方がライトだからとっかえひっかえができるんだろうなとも思う。
その点,オジサンたちは仕事で使っているからね。こだわりやスタイルができやすい。したがって,自ずと手帳もこれでなければということになりやすい。
もっとも,そのスタイルも単なる思いこみに過ぎないのかもしれんのだけどね。
● ぼくもオジサン族の一員なので,長らく能率手帳(Bindexのバイブルサイズ)を使っている。それが自分には合っていると思っている。来年も同じようにしようと思っている。
2017年9月1日金曜日
2017.09.01 来年の「ほぼ日手帳」を買う
自分は「ほぼ日手帳」を使っていない。なのに,人には勧めている。なんという矛盾。
● ぼくの勧めにしたがって使ってくれそうな人がひとりだけいたので,2年前に有楽町Loftで「ほぼ日手帳」一式を買って,その人に差しあげたのだった。カバーは「Rosso」だった。
幸い,「Rosso」を気に入ってくれたようで,カバーはあと1年同じのを使うと言うので,昨年は手帳本体だけ買った。
● ただし,手帳は日記のようにして使っている,スケジュールは書かない,とのことだった。
書かないでどうしているのかはわからないけれど,同じ手帳でスケジュールも忘れないようにしておいた方がいいのではないかと思って,昨年は「ほぼ日の週間手帳」も一緒に買った。
● さて,今年はどうするか。本人に確認したわけではないんだけど,「Rosso」はたぶん来年も使うだろうと決めつけることにして,昨年と同じく,手帳本体と「ほぼ日の週間手帳」を買うことにした。
ところで,有楽町Loftが消えていた。場所を変えて銀座Loftになってたんでした。その銀座Loftで購入。
● ま,結果において使用を強制することになってはまずいので,大きなお節介は今回でやめようとも思ってるんですけどね。
● その銀座Loft。手帳は「ほぼ日手帳」だけじゃなく,各種揃っているわけだが,そこに集まっているお客さんは,ほとんどが女性。しかも,若めの女性ばかりだった。
平日の昼間ってのもあったんだろうか。男たちは仕事でこんなところに来れる時間帯じゃない。
● 違うよねぇ。今どき,勤務形態に男女差があるとは思いにくい。彼女たちが学生なのだとしても,学生ならなおさら男女差はないはずだ。
どうも男たちは内に籠もってしまっているのではなかろうか。仕事でいっぱいいっぱいになっていて,仕事以外のところに目を向ける余裕を失っているのではないか。
● 手帳? 使えるものなら何でもいいよ,手帳なんて何だっていいじゃん,ってことになっているのじゃないか。
一事が万事で,すべからく何でもいいよってことになっていないか。それが悪いとまで言うつもりはない。ぼくにもたぶんにその傾向があるし。しかし,それでは文化力(?)は落ちる一方になる。
● その点,女性は仕事や会社に自分のすべてを預けたりしない。しぶとく自分を残している。そういう違いじゃないのかなと思った。
女性は人目を気にするせいでもあるだろう。が,人目の中には「自分目」も入っている。そこが重要なところ。