2020年9月29日火曜日

2020.09.29 手帳売場が充実してきた

● 宇都宮の某書店の手帳売場。高橋とNOLTYと博文館のみだったのが,だんだんと品揃えが整ってきた。

● 左の写真の手帳は,ビジネス書が売れたのがきっかけで手帳も作ったという人たちの手帳。中身はどれもほとんど同じ。方眼で,スケジュール欄は週間バーチカルで,ToDoリスト欄があって,っていう。
 毎年出るんだから,そこそこ売れているのだろうね。


● 昔,邱永漢さんが「実務手帳」をいうのを作った。1990年からだったか。自身が亡くなる2012年まで続いた。が,何度も版元を替えながら,どうにかこうにか出し続けたというふうだった。
 上着のポケットに入るサイズで値段は千円程度。決して高くはなかった。
 が,手帳自体に特段の特徴があったわけではなかった。巻末に「邱永漢のすすめる旨い店」のリストが掲載されていたり,金融や株式についてのデータが付いていたりということはあったが,そうした付録で特徴を出そうとしているだけに見えた。

● 邱永漢さんほどのカリスマ性もないと思われる人たちが自身の名を冠した手帳を出して,しかも内容はだいたい同じなのに,それぞれに売れているのは(じつは売れてはいないのかもしれないが),方眼やバーチカルやToDoリスト欄が現在の主流であるからだろう。
 NOLTYや高橋書店からも出ているが,わずかに他とは違うところがあって,ニッチ的需要を掴んでいるのだろうか。が,本人たちの人気がいつまで保つものやら。あらかたは早晩消えると見るのが大方の予想だろう。


● 「ほぼ日手帳」以来,1日1頁が市民権を得て久しい。ここを切り拓いたのはほぼ日の功績だ。マークスの「EDiT」が後を追ったが,ここでも「NOLTY U 365」が手堅いか。価格的にも訴求力が高い。
 1日1ページタイプに対する需要の総量がさらに増えるとは考えにくい。先駆者のほぼ日が獲得したシェアを後発組がどれだけ奪えるか。


● 手帳には “貼る” があるので(ぼくはわりと貼る方だ),綴じ手帳だと分厚く膨らんでしまうのがね。そこが味になるんだよ,と言う人もいると思うんだけどさ。
 ぼくは,Bindex No.031 を使うつもりで用意済み。ここ四半世紀ほどシステム手帳を使っている。中身はずっと能率手帳のレイアウト(週間レフト)。来年は見開き2週間のタイプにする。


● 今日のところは,手帳売場で足を止めるお客さんはあまりいないようだった。例年そうだったか。
 あるいは,今年はコロナの関係で,手帳への需要にも何らかの変化があるのか。

2020年9月15日火曜日

2020.09.15 書店に手帳売場が出現

● 宇都宮市の書店。手帳売場ができておりました。去年と同じ場所に同じ広さの手帳コーナーが設置された。
 今年はずいぶん遅いなと思ってたんだけど,例年この時期なんでしたっけねぇ。NOLTYと高橋書店の手帳は9月早々には店頭に並ぶというイメージがあって,同じ頃にこうした設えができあがると思ってたんだけども。

● 今のところ,高橋とNOLTYと博文館のみだが,これからそれ以外のものがドドッと入ってくるのだろう。
 ぼくは来年の手帳は購入済。手帳は1冊主義なので,もう買うことはない。だから,手帳売場なんてどうでもいいようなもの。
 が,手帳売場は秋の風物詩になっている。ないともの足りない。

● 今のところ,ここで足を止める人はあまりいないようだ。まだ来年のことを考えるには早すぎる。手帳を買うのはもっと後になってからでいい。年の瀬が迫ってからで充分だ。と考えるのが,まぁ普通でしょ。
 年配の男性は手帳に関しては保守の権化のようなもので,今年使っているものを来年も使うだけだ,という人が多いだろう。年末に買えばすむ。

● 手帳や文具を話材にしてSNSに上げてるような人は,女性に多い。彼女たちは3つも4つも手帳を買って,それらを並行して使うという,昭和原人には神業としか思えないことをやってのける。
 ところが,彼女たちが選ぶのは書店の手帳売場には置いていないものが多かったりする。モレスキン,ロルバーン,ほぼ日,EDiT,などなど。

● というわけだから,手帳売場が賑わうのはしばらく先のことになる。

2020年9月8日火曜日

2020.09.08 ダイソーのホワイトボードノートを持ち歩いてみることにした

● ダイソーのホワイトボード商品群の中で,最初に買ったのはホワイトボードノート。その後,ホワイトボードを3個買った。
 しばらく使い途などなくて,埃をかぶっていたんだけども,今はこの3枚は使えている。っていうか,けっこう役になっている。
 2枚は冷蔵庫に貼って,家族(2人しかいないのだが)の連絡用に。あるいはコミュニケーション用に。もう1枚はメモパッド代わりというか,保存期間のごく短い(数分間)備忘録用に使っている。

● ホワイトボードといえば,会社でブレーンストーミングやアイデア出しの会議をするときに使うと便利なものというイメージ。けど,そういうクリエイティブな使い方をするにはそれなりに大きなホワイトボードが必要になるでしょ。
 個人で持つと邪魔になるし,そもそも個人でそうした使い方をする人は少ないだろう。もしやるとしても,情報カードやポストイットを使ってやることになるだろう。

● そういう使い方はぼくには不要なのだけど,家庭内連絡ボードとして定着した。が,ホワイトボードノートだけが所を得ていない。
 何とかしたいのだが,家の中では出番はなさそうだ。外に持ちだせば使う局面があるかな。ないな,たぶん。でも,とりあえず持ち歩いてみるか。

● というわけで,ホワイトボードノートを持ち歩いてみることにした。とすれば,マーカーも一緒に持たなくてはならない。ペンケースに入りそうなイレーサー付きのを買った。
 ホワイトボードノートにはイレーサー付きマーカーが1本付いてくるんだけど,そういうものはすぐにどこかに行っちゃうわけで。

● ホワイトボードノートって,最近,ダイソー以外のところから同じようなものが出てるじゃないですか(とはいえ,ダイソーが初めて出したってわけではまさかないでしょうけど)。けっこういい値段で。
 ダイソーの100円のじゃダメなのって思うんですけどね。ま,高いものは値段なりに使いやすいのでしょうね。キングジムのブギーボードも良さそうだ。

● ともあれ。持ち歩いてみる。メモパッドを使いたくなるところがホワイトボードノートの出番だと思う。が,出先でメモパッドを使いたくなったことなんか,一度もないんだよね。そこが問題。
 でも,いいのだ。持ち歩いてみるのだ。


(2021.01.02 追記)

 ダイソーのホワイトボードノートは,結局,捨てた。めくりづらさがネック。
 学研ステイフルのホワイトボードノートを新たに購入したが,これも使うかどうかわからない。つまり,使い途がどうも見あたらない。そうとわかっていても,買いたくさせる霊能力をホワイトボードノートは持っている。
 が,ホワイトボードはボードの状態でこそ,使い方も広がるような気がする。

2020年9月6日日曜日

2020.09.06 高畑正幸 『文房具語辞典』

書名 文房具語辞典
著者 高畑正幸
発行所 誠文堂新光社
発行年月日 2020.01.21
価格(税別) 1,600円

● 文房具語の辞典を作ってしまうのだ。文具王の薀蓄はハンパない。リキも入っている。まさに辞書を読む体験をすることになるだろう。
 礬水引き(どうさびき)ってわかります?
 鉛筆を両側から削ることを“びんぼう削り”という。この用語,全国区なんですかね。
 テームデミ,ノスタルジックですねぇ。

2020年9月1日火曜日

2020.09.01 ありゃりゃ,また書かなくなったよ

● 8月21日に「測量野帳を13日間で使い終えた」ので,次も測量野帳の LEVEL BOOK を使うつもりでいたのだが,それを使い出したのは今日になった。
 つまり,10日間ほど何も書かずに過ぎてしまったわけね。

● 測量野帳に替えてがぜん調子が出てきたと思ったんだけども,その調子は13日しか続かなかった。どうもね,退職して毎日が日曜日になってから,万事,どうも低調でありますよ。
 この10日間は何をしていたのかといえば,忙しくて野帳を開く時間などなかった,なんてことのあるはずもないわけでね。

● そもそも,7年前に手書きでノートに何事かを書きつけることを始めたのは,喜怒哀楽(特に怒)を紙に吐きだすことによってスッキリしたいと思ったからだ。憂さの捨てどころを作ろうと思ったのだ。書くことによってストレスを溜めないようにできればと思ったのがキッカケだった。
 実際には,そのようにノートを使えたことは少ないのだが。

● 退職するとそのストレスが激減した。吐きだすべきものが溜まらなくなった。ゆえに,書く必要も激減して書かなくなった。
 というのなら,わかりやすい直線的な説明になるんだけれども,どうもそういう単純な話ではなさそうでね。

● ただ,毎日書くのが良くて,今の状況はよろしくないと言えるかどうか。減るなら減るでいいではないかと,思うようになってきた。
 ので,ここで自分に鞭を入れなければとは,必ずしも思っていない。