2025年2月19日水曜日

2025.02.19 使いかけ鉛筆・第2弾を使い切った

● Bの使いかけ鉛筆・第2弾を使い切ったので,自慢方々,記念撮影。左の貧乏削りをしている2本は自分で使いかけにしたもの。
 他の6本は,リアルの女児が使いかけたのをセカンドランナーとして受け継いだもの。中の2本は芯を折ってしまったもの。猿より不器用な男が手削りすると,こういうことも起きる。

● これらの鉛筆を使い始めたのは昨年11月。途中,「鉛筆シャープ」を使った期間がトータルで1ヶ月ほどあるので,これだけ使うのに3ヶ月を要している。 
 使いかけだからね,最初から補助軸を使える程度の長さだったわけですよ。もちょっとビシバシと使いたいものだな。

● 次も,リアルの女児が使いかけにしたBの鉛筆を使って行く。写真の11本。Bはこれでおしまい。
 左端はTOPVALUか。その隣はクツワが販売元になっているPUMA鉛筆。この2本は女児がクラスの男の子と交換した鉛筆じゃないかと妄想している。

● その2本だけは六角軸で,他は丸軸。丸軸だと補助軸のホールド力が下がる。丸軸を完璧にホールドするのは,クツワとミミックだけだ。
 今までのとは別の女児が使っていたものだが,小学校でも低学年だったんですかねぇ。このぶっ飛んだ絵柄はその年齢の女児の独占物でしょ。

● 左端を除いて,すべて頭を丸める処理をしている。値段もそこそこするんだよね。
 が,質はどうかと言うと,しっかりした鉛筆ばかりではないわけだ。

● 可能ならば,メーカー名の入った鉛筆を使わせるべきだと思う。
 初めての鉛筆体験は三菱9800のBか2B,トンボ8900のB,北星9500のHBといった,絵柄鉛筆より安くて高品質の鉛筆で味わわせてやりたいんだけどね。

● 何なら Hi-uni,MONO100,クラフツマンを持たせてもいいかもしれない(ただし,クラフツマンのHB〜2Bを入手するのは,現時点では極めて困難)。uni が世に出た1958年と比べれば,高級鉛筆の相対価格は爆下がりで,小学生が持っていても特におかしくはないもんな。
 けれども,なかなかそうも行かないんでしょ。子供は絵柄を選ぶだろうから。

2025年2月18日火曜日

2025.02.18 SYSTEMIC を使っていく

● 今は亡きA6用のコクヨ SYSTEMIC。10年前に宇都宮のヨドバシで400円台で買った。
 Campus ノートを2冊収納できる。1冊が48枚だから2冊だと96枚で,モレスキンポケットと同じになる。
 ゴムバンドとスピンも付いていて厚表紙だから,Campus をモレスキンに変身させられると言う人もいた。Campus をモレスキンに?

● アホか,モレスキンなんて頭の毛が3本足りないヤツが使うもんだろ(ので,ぼくも持っている。ポケットサイズを2冊使ったことがある。だから,モレスキンの粗悪さは知ってるつもり),Campus をモレスキンにしてどうする? と思ったものでしたよ。

● 昨日(17日)から Campus を使っているのだが,在庫を使い切ろうと思う。その Campus と一緒に SYSTEMIC も使うことにした。
 今使わないと,使わないままで終わりますからね。なんせ,Campus の在庫は23冊しかないんで。

● したらば。やはりいいですな,SYSTEMIC。
 厚表紙になるとデスクやテーブルでもがぜん使いやすくなる。Campus が測量野帳になる感じといいますか。

● デスクやテーブルで使うんだから,表紙は別に厚くなくても支障はないわけだ。ノートを置く台があって,それが固いわけだから。
 しかし,それでも表紙が厚い方が書きやすいんですね。有意に書きやすいような気がする。

● Campus に SYSTEMIC を装着するとモレスキンになるんじゃないです。測量野帳になるんですよ。いや,いいものを買っておいたものですよ。
 2冊収納できるといっても,書くときには1冊にしといた方がいいです。その方が,断然,書きやすいです。

2025年2月17日月曜日

2025.02.17 測量野帳からA6 Campus へ

● 昨年3月から再生紙の測量野帳(LEVEL BOOK:セ-Y21N)を使ってきた。それを機に鉛筆をメインに使うようにもなった。その最後の再生紙野帳。34冊目。
 普通紙の野帳が数えるのもいやになるほど残っているが,次は A6 Campusノートを使ってみようと思う。これは23冊しかない。

● で,最後の1冊を使い終えた。野帳はいったんお休みして,A6 Campus に移る。
 野帳の LEVEL BOOK と同じB罫(1冊だけC罫がある)。野帳の22行に対して,Campus は21行。野帳の40枚に対して,Campus は48枚。横幅は Campus の方があるから,Campus は月に3冊は使えないと思う。

● 野外で書くことなどないので Campus で充分なのだが,ぼくの心は測量野帳にありますよ。Campus はあくまで仮住まい。
 Campus なら,少なくともプラチナのブルーブラックで裏抜けすることはないはずだから,万年筆に戻ってもいいのだが,このまま鉛筆を使って行く。

● ぼくは文具に関しては判官贔屓というかマイナー愛好癖はなく,紙製品ならコクヨでいいと思っている人間だ。
 そのコクヨの中でも,あたりまえだが,製品によって紙質に違いがある。野帳と Campus を比較すると,紙質は,好みかもしれないが(いや,好みだろうが),Campus に軍配が上がる。滑りがいいのだ。

● 少なくとも鉛筆で書くならば,Campus の方が使用エネルギーが少なくてすむかもしれない。速度も出る。筆圧を要求されない感じなんだな。
 Campus だと中華製の粗悪な鉛筆でも(昭和30年代の国産鉛筆の普及品より,今の中華製の方がいいとは思う)かなり使えるというのもひとつの発見。

● 紙によってここまで違うのか。と言っても,その差は微差ではある。
 が,その微差のために,製紙業者を含めてメーカーは鎬を削っているのだろう。

● Campus を使うのは今回が初めてではない。数年前にも何冊か使っているのだが,鉛筆を合わせるのは初めてだ。けっこう新鮮な体験になりそうだ。
 今まで使ってきたのが再生紙を混入させた野帳なのだから,書き味が違ってくるのは当然の話。普通紙の野帳と Campus の間にどれほどの違いがあるのかは,また測量野帳に戻ったときに確認してみる。


(追記 2025.02.18)

● Campus ノートは無線綴じ。その代わりというか,1枚おきに左右ページがけっこうな幅でベタッと糊付けされている。
 無線綴じで強度を出すために,こうするのが必須なのだろうとは思うのだが,これが使っていてけっこうなストレスになる。他の人はどうなんだろう。平気なんだろうか。

● もうひとつは,やはり左右ページの段差だな。極端に言うと,使い始めの頃は左ページは左半分しか使えない。いや,極端に言うとですよ。
 測量野帳は,折丁製本なのと薄いのとでそれを免れているんだけれども,これは綴じノートの宿命なんですかねぇ。フラットに開くやつも出ているようだけどさ。

2025年2月9日日曜日

2025.02.09 ミミックのあれこれ

● ミミック。コーラルとペンギンでは持った感じが違う気がする。重さも長さも太さも同じはずだから,たぶん錯覚なんだが(グリップの違い−ブラスかクロームか−でもないと思う),持った感じはペンギンが好み。下方が重い感じがね。
 ん? やっぱ,グリップの素材の違いか。

● ただし,ブラスよりクロームが滑りやすい。使う時期やこちらの体調によって,どちらがいいかは変わることになる。
 100対0というのはなかなかないものだな。開発する側は苦渋の選択の連続かもしれないねぇ。

● ミミックを使っていて,???と思うのが,鉛筆を装着するとグリップと本体軸の間に隙間ができることだ。この段差が人差し指の裏側にあたって不快だと感じることがある。
 鉛筆を装着したない状態だとビタッとくっつく。その場合でも,グリップと軸の太さは同じではないから,段差自体は生じてしまうのだが,これ,逆にできなかったのかなとは思うんだよね。装着しない状態で隙間ができて,装着するとピタッと合う,と。

● が,難しいんでしょうね。なぜなら,鉛筆の太さが一様ではないから。国産鉛筆でもメーカーによって太さが違う。ましてや,欧州の鉛筆はひと回り細い。
 これで装着後にビタッと合うようにできるはずはないだろう。合っているところからスタートさせるしかない。

● 同じ鉛筆でもミミックに挿すと書き味が変わる気もする。これもたぶん錯覚のはずだが。
 いやいや,ミミックを装着することによって,太さも重さも持ち加減も変わってくるわけだから,あながち錯覚でもないわけか。

● まぁ,安くないものだから,ガンガン使って元を取ろうと,貧乏性を発揮している。

2025年2月5日水曜日

2025.02.05 鉛筆筆箱をさらにバージョンアップ

● ハンドル式の鉛筆削りが使えなくなるまで短くなった鉛筆は,手回し式の Palette で削る。円柱状に削ってくれる。先端がシャープペンの芯のようになる。この形がどういうわけか好きだ。
 だったら最初から Palette を使えや,って? そうは行かない。短くなるまで使ったご褒美にしておきたいのでね。

● 鉛筆を出先にも持ち込もうと思って,色々やっているのだが,どうもうまく行かない。鉛筆シャープを持って行く方が話が早い,となってしまう。
 理由はひとつ。鉛筆削りの問題だ。携帯用の鉛筆削りがどうもなぁ。

● が,唯一,三菱の Palette を持って行けば解決しそうだ。
 Palette は厚みがあって,この缶ケースには・・・・・・押し込めば入らんわけではないが,ちょっと喧嘩するなぁ。トンボと三菱だけに。

● 結局,8900の缶ケースを使うのを諦めて,これを使うことにしました。メルカリで鉛筆を買ったときにおまけに付いてきた樹脂製のペンケース。
 外側に突起があって,ちょっとどうなのよと思わんでもないんだけど,これなら厚みがあって収納力が格段にアップする。人生には妥協が必要だからね。

● こんな感じです。この他に,補助軸も1本は入る。これで出先でも鉛筆をヘビーユースできそうですよ。
 メインは北星の9500を3本と Palette。クツワの携帯用ハサミ「カットン」も入れて,“貼る” にも対応。両面テープは別に持たなければならないが。
 ハイテックCコレトと修正テープも入れて,手帳にも対応。

● 結局,Palette の収納が鍵ということでした。いや,これで試してみないとわからないが,上手く行きそうな予感がする。問題はほぼほぼ解決できたと思うんで。
 早く試してみたいです。

2025.02.05 動画からテキストへの回帰

● 毎日が日曜日で,ほぼネット世界で過ごしているのだが,YouTube 動画の隆盛は峠を越えたような印象を受ける。テキスト回帰が本流ではないか。
 動画は情報を取るには時間がかかりすぎるということだと思う。それ自体でエンタテイメントになっていないと,なかなか見てもらえない。

● 文具関係だと,やはりシーサー氏の動画が優れている。よく,紹介するばかりで使っていないと批判されるが,彼の仕事は紹介することであって,使うことではない。彼は彼の仕事をしているだけだ。
 適度にアンチもいて,非常にいい状態なのではないか。が,いつまでもこの状態が続くわけではない。
賢明な人のようだから,そんなことはよくわかっているだろう。たぶん,次の手を模索していると思う。

● とにもかくにも,YouTube がつまらなくなってきた。テキスト回帰と言っても,𝕏 が面白くなったわけでもない。しばらく時間がかかるのだろう。

● ポストの99.9%はどうでもいいものだ。有り体に言うとゴミだ。ゴミはどれも似た形をしている。大真面目に床屋政談を続けていたりするわけだ。
 𝕏 で読むに値するポストを出せるのは千人に1人だろう。99.9%に属する者として思うのは,ネットは0.1%の人たちのためにあるものだなということだ。彼らはとんでもない推進力を手に入れた。99.9%の人間は推進するに値するものをそもそも持っていない。
 元々の能力差を百倍にも千倍にも拡大する装置がネットだ。残念だけれども,さよう観念するしかない状況だなぁ。

● 0.1%の人しか参加しないのでは,ネット “社会” は成立しない。99.9%が必要だ。その99.9%は噛ませ犬だ。何だかやるせないのだが,リアルはそういうことだろう。
 では,99.9%はネットで何をしているのか。ぼくもそうだが,言いたいことを言いっ放しにしている。わざわざ言うほどのことでもないことを言いっ放しにする。これでは噛ませ犬にしかなれないのも当然だと,自分を顧みて思う。仕方がないね。

● ただし,これはリアルのコミュニケーションの似姿でもある。どうでもいいこと,わざわざ言うほどのことでもないことをやり取りするから,コミュニケーションはコミュニケーション足り得ている。
 どうでもいいことではないことをやり取りしなければならない局面では,大なり小なり緊張を強いられる。場合によっては,胃が痛くなるような状況になるだろう。
 逆に,コミュニケーションに快を求めるのであれば,やり取りされる内容はどうでもいいものにならざるを得ない。

● したがって,0.1%と99.9%の違いは,ネット(SNS)にコミュニケーションを求めているのか,それ以外を目的としているのかによる,とも言えるのかもしれない。