2025年5月31日土曜日

2025.05.31 いくつかの鉛筆を比較

● 三菱の9000と9800の現行品をBで比較。ぼくには違いを知覚できなかった。目隠しされたら皆目わかるまい。
 が,どちらかを選べと言われたら9800かな。ホロホロ感があるというか,髪の毛1本分ほど9800が軟らかい。そこが自分の好みに合う。

● 三菱9800の現行品(写真の上)とちょっと古い Patented をHBで比較。これは明らかに違う。
 現行品の方が硬い。古い方は,現在の北星のHBに近い(北星ほど軟らかくはないが)。
 三菱はどこかの時点で社内の硬度基準を見直したのだろうな。目下のぼくの好みは Patented だが,明日はどうなってるかわからん。

● トンボ8900と太陽8000をBで比較。製造時期が近いと思われるものを選んだつもりだが,こちらも三菱9800の現行品と Patented くらいの違いはある。
 太陽が Patented にあたる。したがって,ぼくの好みは太陽。どちらが甲でどちらが乙ということもなく,どちらも滑らかだが,そこから先は好みの問題になる。

● が,太陽と三菱9000を比べると,ほぼ違いはない。9000は9800より気持ち硬かったのだが,トンボ8900はさらに硬くて・・・・・・?
 そうではなくて,人間の感覚なんて当てにならないってことだと思いますわ。かなりいい加減なものなんじゃないですかね。
 特に,滑らかさと軟らかさを峻別するのは難しい。滑らかだと軟らかいと感じてしまうものだ。逆も然り。実際に両者には重なる部分があるとも思うのだが。

● そのいい加減なものをモノサシにして,アーでもないコーでもないとやってるわけですわ。それしかないわけですけどね。
 早く自動運転が普及してほしいと思いますよ。個人で完結するものは主観優先主義でいいとしても,他との関係が生じる局面では,人の感覚をモノサシにしちゃいかんですよ。

● ここまで「好み」という言葉を何度も使ってきたが,何でも「好み」で片づけるのはよろしからず。最後の最後は好みだけれども,たいていの優劣は好み以前で決まる。
 多少はメーカーを忖度するときに,「好み」を適用するのは便利ではあるが。

● が,そんなことにかまけていないで,“使って書く” ことに集中しろよ。道具をあげつらっているのは,本来のやるべきことに集中できていないからだろうよ。
 実際,現行品の鉛筆であれば,どれを使っても作業の邪魔をすることはないだろうよ。道具評論などという安直な逸楽に浸っていてどうするよ。

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