2023年6月11日日曜日

2023.06.11 SARASA にモンブランのローラーボールのリフィルを入れてる人

● Twitter をザッピングしていたら,SARASA CLIP にモンブランのローラーボールのリフィルを入れてる人がいた。写真もアップされている。
 ボールペンは油性であれゲルインクであれ,基本,国産の方が質がいい(と思っている)。使うのにストレスがない。ぼくもラミーのサファリのボールペンは国産リフィルに交換している。
 何でもかんでもそうすればいいというわけではないけれども(たとえば,ホテルマンがチェックインのときにお客さんにサインしてもらうために渡すボールペンがモンブランだとすれば,ジェットストリームのリフィルに交換してしまうのは不可。モンブランの純正のままにしておくのがいい。サインするだけなら粘土の高さはむしろサインしている感を助ける働きをする。ジェットストリームでは軽すぎて,少し頼りない感じがする),これは替えたくなるものだし,多くの人がそうしていると思う。

● しかし,逆をやっているのは聞いたことがない。ので,思わず「粋ですなぁ。逆をやってる人はいくらでもいそうだけど」と反応してしまったのだけどね。
 が,反応してしまってから,ちょっと待てよ,と思った。

● 上記の人は,「私はサラサが好きだ,サラサだけで何十本も有る,書きやすい持ちやすい発色が良い! そして多くのリフィルが採用している形状なので改造しやすいのが最大の好きポイント」「とても使いやすいんですよ〜 モンブランのボールペンは好きじゃ無いのでこうなりました」と書いている。
 「書きやすい持ちやすい発色が良い」なら,わざわざリフィルをモンブランのローラーボールに替える必要などないではないか。そのまま使えばいいじゃないか。

● モンブランのリフィルは重い。換装すればSARASAも重くなる。メーカー(ゼブラ)は純正リフィルを入れた状態でバランスや重心が最適化するよう設計しているはずだ。
 であっても,重くした方が使いやすいということなのかもしれない。それならそれで結構なことではあるのだけど。

● 国産のノック式ゲルボールペンのリフィルは規格の共通化が図られており(ただし,100%ではない),SARASAに三菱鉛筆のユニボールワンのリフィルを装着することもできるし,ぺんてるのエナージェルのリフィルを装着することもできる。
 が,モンブランのリフィルはそのままでは使えないはずだ。頭を削ってやらないと入らない。ヤスリで削ったのではないかと想像するのだが,そこまでして使いたくなるほどモンブランのリフィルにヒキがあるかねぇ。

● タメにしているだけじゃないか。ネタのためっていうかね。こんなことしてる人,いないでしょ,珍しいでしょ,的な。
 いや,別に悪いことではないのだけどね。個人の自由の範疇に属することだから。

2023年6月9日金曜日

2023.06.09 Emi 『わたしらしさを知る マイノートのつくりかた』

書名 わたしらしさを知る マイノートのつくりかた
著者 Emi
発行所 大和書房
発行年月日 2017.06.05
価格(税別) 1,200円

● 30分で読了。つまり,斜め読み。というか,これは読んだうちに入らない。

● 具体的なノウハウが開陳されているわけでもない。しいていうと,奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい』の亜流というか,女性バージョンのように思えた。
 奥野さんのは文字を書くのを前提にしているが,こちらは洋服のコーディネートをメモしておくとか,料理のレシピを書いておくとか,そんな使い方が紹介されていた。

2023年6月7日水曜日

2023.06.07 KADOKAWA ライフスタイル編集部編 『もっと広がるインクの楽しみ方 100tips』

書名 もっと広がるインクの楽しみ方 100tips
編者 KADOKAWA ライフスタイル編集部
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2022.06.22
価格(税別) 1,350円

● 副題は「色をつなぐ 手書きで綴る」。インク沼への誘いを内容とする。実際に沼にハマっている人たちが,次々とその魅力について語る。
 ノートに怪獣画や少女絵を描いて飽きない少年少女は昔もいた。大人になってからも少年少女をやめない人が増えたということだろうか。やめなくてすむようになったのかもしれない。

● もちろん,この世界の主役は女性。本書に登場するのも全員が女性だし(性別不明の人もいるけど),本書の購入者もほとんどが女性だろう。
 「有隣堂しか知らない世界」ですっかり名前と顔を知られた有隣堂の岡﨑弘子さんが本書にも登場。インタビューに応じている。

● 自分がインク沼にはまることは絶対にないと思っているので,安心して読むことができる。文字しか書かないし,筆記具にも紙にも微細なこだわりは持たないタイプなので,安いノート1冊とボールペン1本あれば,事足りる。
 が,どこかにこうした世界への憧れがあるんだろうね。だから,こういう本を手に取るわけだ。

● 以下にいくつか転載。
 書き写しをしていると無心になれる感覚が心地良くて続けています。とくに英文の書写は何も考えたくないときに最適なんです。(p56)
 私は文字をたくさん書くことでストレスを発散しています。インクのキレイな色味には癒し効果があると思っています。(p83)
 (インクの魅力は)単色ではない色のゆらめきの美しさではないでしょうか。(中略)青や赤といったベーシックな色名では表せないような,色の幅の広さがインクの最大の魅力だと思います。(p104)

2023年6月4日日曜日

2023.06.04 Bun2 2023-6月号

● 東武宇都宮百貨店の5階文具売場でもらってきた。宇都宮だと上野文具にもあることになっているんだけども,最近は上野文具にあるのを見たことがない。

● 今回は「手書きを楽しむための新提案」。まず,ゼブラの「ワントーンコーデ手帳術」が紹介される。これがどういうものかというのは,名前からわかると思うので,説明は省略。
 ゼブラには美文字練習セット「ビモア」というセット商品もあるようで,こちらの紹介も。字が汚いからパソコンが救世主になったという人もいるだろうけれども,手で美しい文字を書くというのがトレンドなんですかねぇ。
 嫌なトレンドだね。ぼくはそんなのには乗らないぞ。っていうか,これは女性文化の話になるねぇ。

● パイロットには「ILMILY」というブランドがあるらしい。“手書きの時間を,もっとすてきに,らしく,楽しく” をコンセプトにしてるんだそうだ。
 いや,いいんですけどね。手書きの眼目は美文字を書くことではなく,吐き出すことで脳内を整理整頓することにあると思うのでね。吐瀉物を美しくする必要はないんじゃないかね。

● トンボのZOOMのリブランディングも記事になっている。ZOOMは505,606,707をいくつか持っているが,505を除いて人を選ぶ製品だ。文具に求めるのは実用性だけという人は,手を出さないのが正解だ。手を出そうとも思わないだろうけど。
 そのZOOMのコンセプトは “筆記遊具” であるとのこと。1986年に誕生した。

● 三菱鉛筆の社員によるナイフでの鉛筆削り講座(?)もある。大事なのは「道具をきれいな状態にしておくこと」。「少しずつ角を落としていく感覚で削る」。
 ぼくはもちろん,ハンドル式の鉛筆削りを使っている。携帯用の手回しの削り器もどういうわけか10個ほど転がっている。

● 外海君子さんの連載もの「ニューヨーク文具レポート」から,いくつか転載しておく。
 いまだよくわからないのが,アメリカでは,去年,自殺を含め,5万人近い人が銃弾によって死亡しているのに,銃規制がなかなか進まないということだ。
 ほかにもよくわからないのが,アメリカ人が労力を費やすことを極力避けたがることだ。散歩に行くのに,散歩をする場所まで車で行く知人がいる。
 自給自足をしなければならなかったフロンティア時代はとっくに終わったのだけれど,その名残があたかもDNAに刻まれているかのように,アメリカ人はモノづくりが好きだ。

2023.06.04 武田 健 『美しい万年筆のインク事典』

書名 美しい万年筆のインク事典
著者 武田 健
発行所 グラフィック社
発行年月日 2022.06.25
価格(税別) 1,800円

● “インク沼” はすっかり定着した感がある。この動きがぼくの目にも見えるようになった頃,これは一過性で終わるのだろうと思っていた。
 が,そうではなかったようだ。この先,いつまで続くのかはわからないが,一過性というには長すぎる時間がすでに経過している。

● 自分がインク沼にはまることはまずないと思うのだが,沼がどんなものなのかは知りたいなという浅い興味があってね。どんなインクが世に出ているのかサラッと知っておきたいと思って,本書を斜め読みした。
 もちろん,使ってみなければわからないものだろうけれども,そこまでわからないくてもいいと思ってるわけね。

● セーラーの製品がわりと多く取りあげられている。セーラーってこの分野に注力している企業なんですかね。製品数がずいぶん多そうだ。

2023年5月30日火曜日

2023.05.30 ユニボールワンP と Ballsign iD plus を購入

● 最近,話題の三菱鉛筆のユニボールワンP。文具店で実物を見たときには,こういうのが出たのねと思っただけなんだけども,ジワジワと気になりだしてますなぁ。
 パステルカラーからして,女性が買ってくれると見込んでいるんでしょ。てか,文具消費を引っ張るのは女性たちだもんなぁ。

● 一番人気はヨーグルトらしいのだけど,買うとすれば強い色のみかんとぶどうにするかな。でも,ボールペンも一生分を超える在庫を抱えているからなぁ。集める人よりも使う人になりたいもんね。
 とか思いながら,黄金週間明けに宇都宮の某文具店を覗いてみたんですけどね。みかん はどうもなぁとか思って,買いそびれているうちに,サファリのマンゴーを買ってしまったので,ユニボールワンPを買う目は消えた。

● 昨日,銀座の伊東屋に行ったら,ソーダ,コーヒー,もも が品切れになってた。みかん や ぶどう はあまり出ていないようだ。淡い色が売れてるようですなぁ。
 依然として,伊東屋に来てるお客の過半は非日本人。ブランドの高級筆記具も日本で買えば安くつくだろう。売る方も助かる。Win-Win とはこういうことだね。
 オッチャンもいてね。彼らが文具を物色している様子を眺めるのはけっこう面白いんだけど,そうそうジロジロと見るわけにもいかない。

● 今日,再び,伊東屋に。やっぱり買ってしまいましたよ,ユニボールワンP。バナナか はっか かで少し迷った末に はっか にした。現物を見ると,予め決めていた色とは違うものになるのは,ままあることです。
 いやね,こうなるだろうなとは思ってたんですよ。使わなくても買ってしまうだろうな,と。今までも何十回とやってることだもんね。

● ついでに,サクラの Ballsign iD plus のフォレストブラック0.5㎜も。0.4㎜もあったんですが,ガワの色が違うので。黒いのに惹かれました。
 国産のゲルインクは高いレベルで甲乙つけがたい。したがって,デザインとか色とか,ルックスで選ぶことができる。好みに従える。0.4㎜のリフィルを買って入れ替えるかもしれないけど。

● そのフォレストブラック,ショボショボした老眼で見ると,ほとんど黒に近い。黒に若干の緑が混じっているかなという感じ。
 SARASA のグリーンブラックは緑に黒が入っているという感じだけれど。 ぼく一個の好みで言うと,SARASA の方がいいなと思う。

● で,Ballsign に SARASA のリフィルを入れられないかと思うんだけど,これはできないんだよね。ノック式のゲルインクボールペンのリフィルは共通化されていて,三菱鉛筆のユニボールワンでもぺんてるのエナージェルでもゼブラの SARASA でも相互に使えるんだけれども,Ballsign だけはこの限りではない。
 フィリルの軸の太さが Ballsign だけは細いようなんだよね。SARASA のリフィルも軸内にちゃんと収まるんだけど,ノック部分が機能しない。

● その Ballsign を Ballsign,Ballsign iD,Ballsign iD plus と並べてみると,Ballsign iD が最も扱いやすい。plus になると若干重くなる。
 ある程度長く使う場合は,軽さは正義だと思っている。万年筆の場合は,万年筆が自らの重さで勝手に書いてくれるとか言われるけれども,ぼくは万年筆も軽い方がいいと思っている。

2023年5月20日土曜日

2023.05.20 ラミー・サファリのボールペンのリフィル交換

● ラミーサファリのボールペンを購入した。色は2020年限定色のマンゴー。といっても,新品を文具店で購入するというような贅沢ができるはずもなく,ヤフオクで1,100円(+送料210円)。
 これでサファリは万年筆2本とローラーボール2本に加えて,ボールペンも持つことになりましたよ。使っているのは万年筆の1本だけなんだけど(赤の方)。

● 問題はサファリボールペンに予めセットされている純正インク。ジェットストリームやビクーニャを使ってしまった人にとっては耐えられないシロモノでしょ。
 したがって,リフィル換装は当然の前提となる。が,ローラーボールのリフィル交換は比較的容易だけれども,ボールペンの方は少々厄介だと思っていた。

● リフィルコンバーターがあって,4Cタイプは使える(と思う)のだが,リフィルコンバーターを使うのはどうも面白くない。
 しかし,先人がノウハウを披瀝してくれてるので,困ることはない(そのノウハウを披瀝した You Tube 動画は → こちら)。この動画を見たので,サファリのボールペンに出を出してみようと思ったのだ。

● 上の動画は,パイロットのアクロボールのリフィル BRFN-30 に換装するものだ。そっくり真似することにした。まずはそのリフィルを買うところから始めなきゃ。
 ヨドバシが一番安そうなので,昨夜,ヨドバシに注文したら,今日の午後に届いた。速いですな。注文したのは0.5㎜(極細)の青。

● 肝は爪楊枝で高さを補うこと。ラミー純正よりわずかに長めにするのがコツですかね。微調整が必要です。
 はい,できました。これでストレスフリーになりました。

● 強いていうと,0.5㎜ではなく0.7㎜にしとけばよかった。アクロインキは低粘度油性なので,同じ0.5㎜でもゲルインクの0.5㎜に比べると細いんですよね。紙への滲みが少ないから。
 ジェットストリームを初めて使ったときに,このヌルヌルヌラヌラの快感を味わうには最低でも0.7㎜と感じたのを忘れてしまってた。

● しかし,ぼくらの国のインクは大したものですねぇ。昨年10月に外国人旅行者の入国が緩和されて以来,銀座も外国人で溢れるようになった。特に,伊東屋なんかお客の過半は外国人だ。熱心にボールペンやシャープペンを物色している彼らを見ると,日本の文具は世界を牽引しているんだなぁと実感できる。
 残念ながら,高級品については欧州の後塵を拝したままですけどね。大衆品については圧倒的に強いのではないですかね。

● 今さらの感があるんだけれども,サファリのローラーボールにSARASAのリフィルを装着するのは簡単ですからね。ダイソーで6㎜のビーズ玉を買ってきて,1個足してやればOK。それだけです。
 若干,芯の露出が少ないと感じる向きもあるかもしれない。微調整する方法もあるんだと思うけど,ぼくはそれだけですませている。


(追記 2023.06.13)

● サファリのローラーボールでSARASAのリフィルを使う件。申しわけありませんが,訂正です。
 上の方法で使えないわけではないのですが,かなりローラーボール本体に無理をさせる感じになります。胴軸と首軸をキッチリ合わせると悲鳴をあげるような感じになると言いますか。

● 6㎜のビーズ玉を足すと,純正リフルの長さをやや上回ることになってしまうようなんです。
 それゆえ,割り箸(先が尖ってないやつ)を5mmほど切ってやって,それをリフィルに載せた状態で本体に格納した方がいいと思います