● 結論。大差ない。
という前提で,細かいことをあれやこれやと言い募ってみる。
● 判型はほぼ同じ。ハードカバーであることも同じ。どちらにも栞紐(スピン)がついている。糸綴じの箇所が3点であるところも同じ。どちらも“Made in China”だ。
表紙の表面がダイスキンは紙クロスであるのに対して,「A6ハードカバーノート」はビニール。当然,撥水性という点では後者が優れている。
● ダイスキンにはゴムバンドがあるのに対して,「A6ハードカバーノート」にはない。だから,ここではダイスキンがいいということになるか。
じつは,このゴムバンドってやつ,ぼくはあまり使わない。これで留めておくと鞄の中でノートが開かないという利点があるのはわかる。
けど,実際には,留めておかなくてもそうそう開いてしまうことはない。ダイスキンに何かを挟むこともあまりない。
一方で,ゴムといえども表紙からはみ出ているわけだから,邪魔といえば邪魔だ。「A6ハードカバーノート」にはその邪魔がないともいえる。
● ダイスキンのB罫に対して,「A6ハードカバーノート」はA罫。ぼくはB罫を好む。
● ダイスキンの96枚に対して,「A6ハードカバーノート」は60枚。
これははっきりダイスキンがいい。96枚はあってほしい。もっと多くてもいいけれども,製本上の問題がでるかもしれない。
● ダイスキンは角をアール処理しているのに対して,「A6ハードカバーノート」は直角のまま。ここでもダイスキンに利あり。
● 紙質は,色も質感もPreppyで書いたときの書き味も同じようなものだ。「A6ハードカバーノート」の方がちょっと紙が固いようだけど,その程度の違いだ。
が,「A6ハードカバーノート」だと時に裏に抜けることがある。文字どおりの“時に”であって,気になるほどのレベルではない。少なくとも,比較対象がモレスキンなら,抜けないと言っていい。
が,ここでもダイスキンにやや分がある。
● 「A6ハードカバーノート」で一番引っかかるのは表紙だ。妙なデザイン性を持ちこんだ。
このデザインは良くも悪くもないんだけれど,表紙の中央にも縫い目ができてしまった。縫い目があるということは,そこに段差もあるということで,この触感をどう受けとめるか。ぼくはない方がよいと感じる。
というわけで,どちらがいいかとなれば,ダイスキンがいい。
● セリスキンは黒しかない。黒を女性が使っても何も問題はない。問題はないが,なかなか使ってもらえないかもしれない。
そこで,「A6ハードカバーノート」を投入したのかもしれない。ぼくが買ったのは紺色のやつだけど,ほかに赤紫もある。これなら女性にも使ってもらえるかもしれない。
● ぼくとしては,すでに100冊近くダイスキンを買いためているので,ここでダイスキンを越えるクオリティーのノートが百均から出てしまうと,少々気が滅入ることになる。
どうか,ダイスキンが百均ハードカバーノートのトップであり続けてほしいなぁ。
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