● ネットにあげたものは,自分が死んだあとも永遠に残ることになるんだろうか。永遠にっていうのは言葉のあやね。死後も長く残ることになるんですかねぇ。ちょっと気になるね。
● それを嫌がる人もいるかなぁ。残したくないって。
そういう人は,自分の死期を悟ると,自分がネットにあげたものをすべて消去しようとするんだろうか。
● 逆に考える人もいるだろう。死後も残るんだったら,できるだけネットに移しておいた方がいいじゃないか,と。現金でもモノでも,移せるものならネットに移しておきたいよ,と。ぼくもそっちのほうに近いかな。
ま,現金やモノは自分がいなくなってしまうんだから,残したってしょうがないけどね。
● ネットに置けるのは,質量を持たない情報(文字,音声,画像,動画)に限られる。むしろ,残したいのはそういうものだよね。
であれば,できるだけ自分を情報化して,ネットに移しておいた方がいい。死後も生きたいというとんでもない望みを,形は変わるものの,叶える手段になり得るんじゃないか。
● 誰でも死後の影は薄くなる。ネットに置いておいたところで,いずれは忘れられるだろう。
けれども,生前と同じ状態で,ネットのどこかにあるはずだ。ネットに置いてなければ,物理的に朽ちていくはずのものが。
よほどの人なら,後世の人が記念館を作って保存してくれるだろうけど。
● ま,どっちにしたって,たいしたものは残せないわけだけど,それを言っちゃ話が終わるからさ。たいしたことがあろうとあるまいと,死んだあともそのまま残るって,すごくないですか。
遺族の思いでの中に残るんじゃ,その遺族が亡くなったら終わりだけれども,そのあともずっとネットに自分が残るわけですよ。自分っていうか,自分が書いたものとか作ったものが。
● うーん。でも。ちょっと待てよ。やっぱりイヤかな。気持ち悪いかな,そういうのは。
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