メーカーがトラベラーズノートを核にしたコミュニティを作ろうとしているかに見える。それはつまり売らんかなのためではなく,開発者がトラベラーズノートを好きで好きでたまらないからのように思われる。メーカーと製品が幸せな関係を取り結べた一例かと思う。
製品としても10周年を迎えた。この時勢で10年の命脈を保つのは大したものだ。
● 「編集後記」に次のように書いてある。
このトラベラーズノートの特徴が,決して世の中のすべての人に受け入れられるようなモノだとは思わない。一度使ってみたけど,やっぱり合わないと思う人もけっこういるだろうし,そもそもこんな変わったノートを使おうとすら考えない人の方が多いはずだ。パンクロックの激しいリズムを騒々しくて不快だと感じる人が多いように,トラベラーズノートは,一部の人の感性にだけ訴えるようなモノだと思っている。たぶん,気に入ってくれる人は,100人いれば1人くらいしかいないのかもしれない。● 大人に限っていえば,ノートを使う人がどのくらいいるか。さすがに100人に1人ということはないだろうけど,だいぶ少ないのはたしかではあるまいか。
その少数派のさらに100人に1人がトラベラーズノート? もうちょっと多いかもしれないけれど,「一部の人の感性にだけ訴えるようなモノだ」というのはそのとおりで,メーカーはよくわかっている。
● だから,ターゲットを広げようとして,とんがったところを削るようなマネはしない。とんがりを磨いて,100人の1人にさらに気に入ってもらえるようにする。
そちらの方向で製品に細かいブラッシュアップを施していくのだろう。
● で,不思議なことにそれに徹した方が,ターゲットの拡大につながりやすいのだ。
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