● その東武の文具売場に「Bun2 6月号」があったので,もらってきた。特集はペン。多彩な色(インク)に焦点をあてた特集だ。
万年筆のインクが大幅に増えて,そのために若い人たちの万年筆ユーザーが増えているらしい。さらに万年筆に限らず,ボールペンやサインペンにも多彩な色が生まれているようだ。
ブルーブラック一辺倒のジジイには,遠い世界といえば遠い世界。つまり,これだけの色を揃えて何をするのかというイメージが湧いてこない。
● 若者といっても女性が多いのだろうと思うんだけど,少なくとも自分には筆記具の商品開発はできないなと思う。いや,できない。
自分は少品種大量消費。対して,彼ら彼女らは他品種を少しずつ使うのが流儀なのだろう。それ以前に,百均文具で良しとしているようでは,商品開発は覚束ない。
● 特集以外の記事の中で面白かったのは,バレットジャーナルの発案者ライダー・キャロル氏のインタビューのダイジェスト。「思考は,最初はフワフワしたものなので,それを言語化するためには,タイピングだとペースが早過ぎてしまいます」と。なるほど,そういう捉え方もあるのか。
しかし,それは英語圏というかアルファベット圏での話かもしれない。日本語の場合だと,タイピングでも追いつかないと感じることも多い。
● その彼が持っているノートはモレスキンのように見えるのだが,ロイヒトトゥルム1917が公式ノートということになっていたのではないか。ロイヒトトゥルムなんでしょうね。
というか,公式ノートなんてものが登場するところがどうもねぇ。胡散臭いとまでは言わないけれども,与したくないなぁとは思ってしまう。
● ところで,このBun2を発行しているのは,(株)ステイショナー。財団ではなく株式会社。そこに興味を持ってネットで調べてみたが,よくわからない。おそらく,各文具メーカーが共同出資して設立したに違いないが,設立されたのは戦後まもない昭和24年。
Bun2(フリーペーパー)の発行のほかに,有料の文具雑誌も発行している。こちらは書店や文具店ではみかけたことがないから,購入を申し込んだメンバーにのみ郵送しているのだろう。
「文具のとびら」というサイトも運営している。これが面白い。何で今まで気づかなかった?
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